SQT タグ
このタグには以下の詳細が含まれています。
全般
フィールド | 説明 |
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タグ名 |
タグ名を入力できます。このタグ名はほかのタグ、表示画面、またはほかのプログラムによって参照されます。 各タグ名はデータベース内で一意である必要があります。タグ名を変更する必要がある場合は、タグをコピーして名前を変更してください。 有効な入力値 タグ名は英数字で開始し、特殊文字を含めて 256 文字まで指定できます。ただし、数字以外の文字が 1 文字以上含まれていなければなりません。iFIX のデータベースでは、タグ名にシングル引用符(' ')の指定はサポートされていません。 使用可能な特殊文字は、ハイフン(-)、アンダースコア(_)、スラッシュ(/)、感嘆符(!)、パイプ記号(|)、シャープ(#)、大カッコ([])、パーセント(%)、ドル記号($)です。 無効な入力値 タグ名に次の特殊文字は使用できません。 ~ ` + ^ :? " * = { } ., ; ? @ 例 AI1、CA_10、DI#、4PID、'TEST' |
説明 |
タグに関する任意の説明文を入力できます。 有効な入力値 最大 256 文字のテキスト文字列で、ブロックとその機能を説明できます。この文字列は各アラーム メッセージに追加され、オペレータ表示画面上でも見ることができます。 |
タイプ | タグのタイプ。表示のみのフィールド。 |
現在値 | データベースに登録されているタグの現在値です。表示のみのフィールド。更新されている値がある場合は、[更新]ボタンをクリックすると更新されます。 |
SQL 定義と日付フィルタ
フィールド | 説明 |
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SQL コマンド名 |
SQL トリガ タグの実行時に SQL システム タスクが使用する SQL コマンド エイリアスを指定します。SQL コマンドは、SQL ライブラリ テーブルに格納されます。表の各行は、SQL コマンドとエイリアスで構成されています。Database ID フィールドが指定されている場合、そのデータベース ID は SQL コマンドの SQL LIB と SQL 名の検索に使用され、このブロック内に設定されたデータベース ID は SQL データベースの DATA 部分にのみ使用され、SQL LIB 部分には使用されません。 有効な入力値 8 文字までのエイリアス。小文字は自動的に大文字になります。 |
データベース ID | この SQT ブロックが使用するリレーショナル データベース(データ ソース)を指定します。ここでデータベース ID を指定すると、SQL コマンドの SQL LIB および SQL 名を検索し、SQL LIB の場所に関連するブロック設定を上書きするために使用されます。 |
イベント開始日付 |
SQL トリガ タグを実行する日付を指定します。 有効な入力値
注: このフィールドの設定値が[終了日付]よりも遅い場合、このブロックは週や月の終わりを通り越して次の週や月までトリガをかけ続けます。また、[開始日付]フィールドに「すべて」や「なし」を指定する場合、[終了日付]フィールドは常に「なし」でなければなりません。
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イベント終了日付 |
SQL トリガ タグが停止する日付を指定します。このフィールドを設定するときは、次のガイドラインを参考にしてください。
有効な入力値
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例外イベントに依存 | このタグが例外イベント依存処理を行うようにします。 |
スキャン周期 |
SAC プログラムが、このタグとそれにチェーンされたタグを処理する時間間隔を指定します。 有効な入力値
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フェーズ時間: |
SAC プログラムが、このタグをスキャンする時間をどのくらいずらすかを指定できます。タグのスキャン周期が 1 秒または 1 秒未満の場合、SAC は、iFIX の起動またはデータベースの再ロード時のフェーズ時間で、最初のスキャンをオフセットします。タグのスキャン周期が 1 分以上の場合には、SAC は午前 0 時で最初のスキャンをオフセットします。 有効な入力値 スキャン周期により異なります。スキャン周期が時間単位の場合、フェーズは <時>:<分> である必要があります。スキャン周期が分単位の場合、フェーズは <分>:<秒> である必要があります。スキャン周期が秒単位の場合、フェーズは <秒> である必要があります。スキャン周期が 1 秒未満の場合、フェーズは <1 秒以下> である必要があります。 |
時間とブロック イベント
フィールド | 説明 |
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イベント開始時刻 |
SQL トリガ タグが実行される時刻を、00:00:00 ~ 23:59:59 の範囲内で指定します。[開始時刻]フィールドを定義する場合は次のガイドラインを参考にしてください。
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イベント終了時刻 |
SQL トリガ タグが停止する時刻を、00:00:00 ~ 23:59:59 の範囲で指定します。[開始時刻]フィールドを定義する場合は次のガイドラインを参考にしてください。
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イベント周期 |
SQL トリガ タグが開始時刻に達した後にトリガをかける頻度を、00:00:00 ~ 23:59:59 の範囲で指定します。周期を設定するときは、次のガイドラインを参考にしてください。
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イベント・タグ |
SQL トリガ タグをアクティベートするタグ名とフィールド名のペアを指定します。指定したイベント タグの値が 0 から 0 以外の値に変更されたとき、0 以外の値から 0 に変更されたとき、または単に値が変更されたときにトリガするようにタグを設定できます。 有効な入力値
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確認タグ |
制御装置が SQL トリガ タグの動作を確認するには、アナログ タグまたはデジタル タグ(最小値は 0、最大値は 0 以外)のフィールドを指定します。制御装置は、このフィールドに入力されたタグとフィールドの値を調べることによってこれを行います。これによって、制御装置側ではメモリ上に保持していた前のデータを消去して、新しいデータを収集することができます。さらに、このフィールドを[イベント タグ]フィールドおよび[イベント タイプ]フィールドと組み合わせて使用して、デバイスと SQL トリガ タグ間の同期を確立できます。 重要: 確認タグに指定するブロック フィールドは、浮動小数点タイプ(F_)でなければなりません。またこれは、イベント タイプが[High => Low]または[Low => High]のときにのみ使用可能です。
例 制御装置が値を設定する場合は、プロセス データベースのすべての値を保持し、変更する確認タグの値を待機します。値を設定すると、制御装置は SQL トリガ タグをトリガします。これにより、SQL システム タスクは下流の SQL データ ブロックを処理し、確認タグに 0 以外の値を書き込みます。これに応じて、制御装置は設定した値をクリアし、処理を再開します。 確認タグをリセットするようにハードウェアを設定していない場合は、EVENT タグが SQT をトリガしてデフォルトの位置に戻すと、確認タグは 0 にリセットされます。 |
イベント種別 |
[イベント タグ]フィールドと組み合わせて SQL トリガ タグを開始するイベントのタイプを指定します。次の中から選択してください。
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アラーム オプション
フィールド | 説明 |
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アラーム エリア | このタグが生成するアラームやメッセージは、ここで指定されたアラーム エリアに表示されます。リスト ボックスの項目をダブルクリックし、[参照]ボタンでアラーム エリアを選択するか、フィールドにアラーム エリア名を入力します。 有効な入力値 ALL、または 15 個までのアラーム エリア名を入力してください。 |
アラームの有効化 | このタグのアラーム処理を有効または無効にするかを指定します。 アラーム処理を有効にすると、タグがアラームを生成します。生成されたアラームは、オペレータ表示画面のオブジェクトにアラーム条件を表示して、他のタグがアラームを検知できるようにします。 注: タグのアラームを無効にすると、そのチェーン全体に影響を与えます。また、デジタル アラーム タグとアナログ アラーム タグで[アラーム停止タグ]フィールドを有効にした場合、ここでの設定は意味を持ちません。
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優先度 | このタグのアラームの優先度を指定できます。アラームの優先度が SCADA ノードのアラーム優先度以上の場合、iFIX はそのノードに指定されたすべてのアラーム転送先にこのアラームを送ります。アラームの優先度が SCADA ノードのアラーム優先度より小さい場合は、アラームは自動的に確認応答およびフィルター処理され、アラーム転送先には送られません。しかし、現在のアラームやラッチ アラームを表示するように設定されているデータ リンクには、アラームが表示されます。 有効な入力値 INFO(情報)、LOLO、LOW(低)、MEDIUM(中)、HIGH(高)、HIHI、CRITICAL(危険)のいずれかを選択してください。 注: タグ アラームを受け取るには、システム構成設定ユーティリティ(SCU)で有効になっている各アラーム サービスに対し、適切なアラーム エリアを割り当てる必要があります。
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シェルブの有効化 | このチェック ボックスを選択して、タグのアラーム棚上を有効にします。 |
棚上ポリシー | ドロップダウン リストからアラーム棚上ポリシーを選択します。 |
Historian
フィールド | 説明 |
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タグの説明 | Historian がタグの収集時に使用するタグの説明を入力できます。 |
収集 | Proficy Historian コレクタによるタグの収集を設定するかどうかを選択できます。 [有効]を選択すると、コレクタによるタグの収集が可能になります。 |
収集間隔 | 収集間隔(Proficy Historian コレクタがこのタグのデータを読み取る時間間隔)を設定できます。 有効な入力値 入力単位は 100 ms です。デフォルト値は 5000 です。 例 1500 は 100ms 単位であるため有効です。1545 は 100ms 単位でないため無効です。 |
収集オフセット | 収集間隔と組み合わせて、タグからデータを収集するスケジュールを設定します。 有効な入力値 収集間隔を超えない数値。値は秒単位です。 例 タグのデータを毎時 30 分過ぎ(12:30、1:30、2:30 など)に収集する場合は、入力値は収集間隔を 1 時間、オフセットを 30 分とします。 毎日午前 8 時に収集する場合は、収集間隔を 1 日、オフセットを 8 時間とします。 |
タイムスタンプ精度 | [タイムスタンプ精度]または GE Historian コレクタのタイムスタンプの精度を選択できます。 ミリ秒または秒を選択します。 |
コレクタ圧縮 | タグの圧縮を設定するかどうかを選択します。圧縮は、最新報告値を中心とするデッドバンドに収まる値の増分を無視することで、受信データに平滑化フィルタを適用します。 [無効]を選択すると、タグの圧縮は不可になります。 |
コレクタ デッドバンド | タグの圧縮を設定するかどうかを選択します。圧縮は、最新報告値を中心とするデッドバンドに収まる値の増分を無視することで、受信データに平滑化フィルタを適用します。 [無効]を選択すると、タグの圧縮は不可になります。 |
圧縮タイプ | [コレクタ デッドバンド]フィールドのデッドバンド値を絶対値にするかパーセントにするかを選択できます。 [絶対]を選択すると、コレクタ デッドバンド値が絶対値に設定されます。 [パーセント]を選択すると、コレクタ デッドバンド値がエンジニアリング ユニット([基本]タブで指定)のパーセントに設定されます。 |
圧縮タイムアウト(ミリ秒) | コレクタがタグのサンプルをアーカイバに送信する最大時間間隔を示します。 タイムアウト値を超えると、タグはタイムアウトの発生時点ではなく、次に予定されている収集間隔時に値を格納します。 コレクタ圧縮タイムアウト値は、収集間隔を単位とし、それより細かくしないでください。 有効な入力値 数値。 |
電子署名
フィールド | 説明 |
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タイプ | 電子署名のタイプ:
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ユーザを記憶 | このチェック ボックスをオンにすると、オペレータが同様の操作を繰り返して行う場合に、パスワードのみの入力で操作署名が完了します。このオプションは操作署名にのみ適用され、承認署名には適用されません。 |
アラーム確認を免除 | このタグにデータを入力する際に電子署名が必要であっても、アラーム確認に電子署名を必要としない場合は、このチェック ボックスをオンにします。 |
無署名の書き込み | このタグで、無署名の書き込みを許可または拒否する場合に選択します。 無署名の書き込みは、スクリプト、レシピのダウンロード、外部のデータ ソースなどから行うことができます。 無署名の書き込みが拒否されると、タグがそれを拒否したことを示すメッセージが出力されます。このオプションはデフォルトです。 |
コメントが必要です | このオプションを選択すると、操作署名コメント セクションのコメントが強制されます。つまり、実行時には[電子署名]セクションの[操作コメント]へのコメントの入力が必要になります。[承認署名]セクションへのコメントは任意です。 [電子署名]設定が使用可能な各タグの構成設定に[操作署名コメントが必要]ボックスが表示されます。デフォルトでは、このチェック ボックスはオフになっています。 |
拡張オプション
フィールド | 説明 |
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スタートアップ モード | このタグのスタートアップ モード(自動/手動)を指定できます。自動モードでは、タグは I/O ドライバ、OPC サーバ、OPC UA サーバからデータを受け取ります。手動モードでは、タグはオペレータ、スクリプト、レシピ、あるいはプログラム ブロックからデータを受け取ります。 |
初期スキャン | このタグの初期状態をオン スキャンにするかオフ スキャンにするかを設定できます。 [オン スキャン]をクリックすると、SAC プログラムが起動されたとき、あるいはデータベースがロードされたらすぐに、このタグはオン スキャンになります。[オフ スキャン]をクリックすると、プログラム ブロック、イベント アクション タグ、スクリプト、データ リンクのオペレータ入力、または Easy Database Access プログラムによるスキャンにタグを配置します。 |
セキュリティ エリア | 最大 3 つのセキュリティ エリアを指定して、オペレータによるタグへのアクセスを制限できます。データベース マネージャまたは iFIX WorkSpace で書き込み保護されたタグの値を変更するには、オペレータがそのタグのセキュリティ エリアにアクセスする必要があります。 有効な入力値 フィールドごとに 1 つのセキュリティ エリア名があり、[ALL]を指定すると、すべてのエリアが選択されます。セキュリティ エリアを指定しないときは、[なし]を入力します。iFIX には、デフォルトで A~P のセキュリティ エリアが割り当てられています。 注: データベース タグの読み取りアクセスは、セキュリティ エリアに関係なく、すべてのユーザが行えます。これにより、ユーザが特定のセキュリティ エリアに書き込めない場合でも、そのエリアからデータを取り出すことができます。
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前のブロック | 前(上流)のタグを表示します。 有効な入力値 なし。このフィールドは読み取り専用です。 |
次ブロック | データベース チェーンにある次のタグ名を表示します。[参照]ボタンをクリックしてこのフィールドのタグを選択できます。 注: 統計データ タグでは、[次のブロック]フィールドで、下流の統計制御タグのタグ名を指定します。他のタグ タイプは有効ではありません。
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アラーム フィールド 1 | このタグに関連付けるテキストを入力します。通常、アラーム フィールドには、タグに関連付けたピクチャ ファイルのパスを指定します。詳しくは、電子マニュアルの「アラームとメッセージを実行」を参照してください。 有効な入力値 80 文字までの文字列。 |
アラーム フィールド 2 | このタグに関連付ける詳細なテキストを入力します。通常、アラーム フィールドには、タグに関連付けたピクチャ ファイルのパスを指定します。詳しくは、電子マニュアルの「アラームとメッセージを実行」を参照してください。 有効な入力値 80 文字までの文字列。 |
テーブル モード |
SQL データ タグの SELECT モードを指定します。次の中から選択してください。
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コマンド タイプ |
以下のいずれかを選択します。
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バックアップ データ |
リレーショナル データベースに問題が発生した場合に、プロセス データをバック アップするように SQL トリガ タグを有効化します。 注: SQL ソフトウェア オプションでは、サーバとの接続がいつ再確立されるかが予測できないため、SELECT コマンドのリクエストはバックアップの対象となっていません。SELECT コマンドは値をプロセス データベースに挿入するため、挿入のプロセスは接続が再確立されるたびにではなく、制御された予測可能な方法で実行される必要があります。
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行 |
SELECT モードに応じて、次のように指定します。
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Col | SELECT コマンドで設定された列の数を指定します。 |