優先株償還による影響を除く当四半期の1株当たり営業利益(Operating EPS)は11%増の0.31ドル、1株当たり純利益(Net EPS)は22%増の0.22ドル
産業分野事業の売上高は19%増の234億ドル、同事業の受注高は16%増
GEキャピタルの利益は79%増の15億ドル
※ 2011年10月21日、米国にて発表されたプレスリリースの全訳です。同発表に関するカンファレンス・コール/ウェブキャスト再生、プレゼンテーション資料、および関連資料等は、GEウェブサイト内「インベスター・リレーション」をご覧下さい。
2011年度第3四半期の 決算ハイライト ● 営業利益は11%増の34億ドル |
2011年10月21日【米国コネチカット州フェアフィールド】
GEは本日、2011年第3四半期の業績を発表しました。当四半期の営業利益は前年同期比11%増の34億ドル、1株当たり営業利益に換算すると0.31ドルとなりました(優先株償還による影響を除く)。
当四半期、GEは、Berkshire Hathawayの保有する当社優先株償還に関する通知を行った後、2011年10月17日付で33億ドル分を償還しました。これにより、当社の予想どおり1株当たり0.08ドル相当の一過性の影響が出る結果となりました。優先株償還の影響を含めた継続事業からの1株当たり利益(EPS)は21%減の0.22ドルでした。1株当たり純利益(Net EPS)は22%増の0.22ドルとなりました。今後、Berkshire社保有の優先株消却により、GEの1株当たり利益が年間ベースで0.03ドルずつ改善する見込みです。
GEのジェフ・イメルト会長兼CEOは次のように述べています。「マクロ環境が激変するなか、6四半期連続で営業利益の2桁成長を達成したことをうれしく思います。利益を改善し、インフラストラクチャー事業の受注高2桁成長という堅調な結果を出し、バランスの良い資本配分
計画を実行すると共に、健全な財務体質(バランスシート)を維持してきました。当四半期の受注残高は過去最高の1,910億ドルとなり、2011年通年の事業フレームワーク(見通し)達成には引き続き自信を持っています」。
GEは積極的に、成長基盤となる分野へ投資を行っています。当四半期の投資ハイライトとして、Converteam社(電力変換および自動化システム、高効率パワーエレクトロニクス、モーター、電動機などの大手メーカー)の買収完了が挙げられます。また、GEはロシアの医療および発電セクターの近代化を目指した合弁会社2社の設立を発表しており、今後ともグローバル展開を強化していきます。
産業分野事業の受注高は前年同期比16%増となり、4四半期連続の2桁成長を達成しました。また、GEは当四半期、エナジー事業全体で新規顧客からの受注が30億ドル超となったことを発表しています。一例として、1.4ギガワット相当の発電規模となるブラジルの電力プロジェクトにおけるガス・風力タービン供給契約(8億ドル)を受注しました。合計金額の40%はブラジル国営電力公社が最近実施した電力オークション落札によるものです。その他、産業分野事業の新規案件としてデルタ航空がCFM56-7BE型エンジン搭載の次世代機737-900ERを100機発注したと発表しています。
第3四半期のGE産業分野事業の売上は 19%増の234億ドル、NBCユニバーサルの影響を除くと12%増の354億ドルとなりました。同事業の売上は米国内、米国外ともに2桁成長を遂げています。特に米国外ではブラジル、ロシア、中国、インド、カナダ、メキシコ、中東における堅調な2桁成長に支えられ25%の増収となっています。
「GEキャピタルは事業全般において実行力を発揮し、税引き後利益が前年同期比79%増の15億ドルとなりました。GEキャピタルの新規取扱高も、15%増の430億ドルまで拡大しました。同社の利益率は本年度累計で5.4%と依然堅調であり、信用サイクルの回復による恩恵も続いています。GEキャピタルは第3四半期も引き続き、資本比率および流動性を強化してきました。GEキャピタル・コーポレーション(GECC)およびGEキャピタル・サービス(GECS)のTier 1普通資本比率はそれぞれ11.0%、9.6%に上昇し、ポートフォリオ全体での負債比率も引き下げました」。
全セグメントの利益は15%増の47億ドルとなりました。利益率は、主にエナジー関連事業の風力タービンの価格下落により前年同期比減となりましたが、当社は第4四半期にかけて産業分野事業の利益率改善を見込んでいます。GE産業分野事業の営業活動による2011年第3四半期累計キャッシュフロー総額は65億ドルとなりました。現金および現金同等物の連結期末残高は910億ドルでした。当社は手持ちキャッシュを活用し、第3四半期に10億ドル規模の普通株買戻しを実施しました。これで2010年第3四半期に自社株買いを再開して以来、37億ドル相当を買戻したことになります。
「我々は今後共、しっかりとした舵取りで世界経済の混乱を乗り切っていきます。研究開発およびグローバル展開に向けた投資が実を結んでいることは、堅実な内部成長が証明しています。流動性も健全です。GEキャピタルの競合優位性も向上し、安全性・信頼性が備わった会社となりました。また、バランス良い資本配分計画をもとに、株式数の減少、堅調な配当利回りの持続、および成長に向けた原資を確保していきます。2011年度事業フレームワーク(見通し)達成および2012年度の1株当たり営業利益2桁成長という目標達成に向け、良い位置についています」とイメルトは述べています。
2011年第3四半期の決算ハイライト
2011年第3四半期の営業利益は、前年同期の31億ドルから11%増の34億ドルとなりました。優先株償還による影響を除く1株当たり営業利益は前年同期の0.28ドルから11%増の0.31ドルでした。一般会計基準(GAAP)ベースの(GEに帰属する)継続事業からの利益は前年同期比4%増の32億ドル、1株当たりに換算すると前年同期比21%減の0.22ドルとなりました。
非継続事業の実績を含めると、2011年第3四半期のGEに帰属する純利益は前年同期の21億ドルから57%増の32億ドルとなりました。1株当たり純利益は22%増加しました。
当四半期に利益を計上した項目が、一過性の費用により相殺されました。
2011年第3四半期の売上高は、前年同期(354億ドル)と変わらず354億ドルでしたが、NBCユニバーサルの影響を除くと12%増となりました。産業分野事業の売上高は同2%減の232億ドルでしたが、NBCユニバーサルの影響を除くと18%増となりました。GEキャピタル・サービス(GECS)の売上は前年同期比1%増の120億ドルとなりました。
GE産業分野事業の営業活動による2011年第3四半期累計キャッシュフロー総額は、前年同期の101億ドルから35%減の65億ドルとなりました。
注:別紙の財務諸表には、当社の財務状況、業績およびキャッシュフローを測定するうえで不可欠な情報が含まれています。
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日本GE コーポレート・コミュニケーション本部