- ANAはデータに基づく方針作成を重視し、燃料節減とサステナビリティの向上を目指します
- GEフューエル・インサイトは飛行データを分析し、燃料消費傾向を検証すると共に迅速に燃料節減の機会を特定するソフトウェアです
【アメリカ・カルフォルニア州サン・ラモン 2022年2月17日】 本日、GEデジタルは全日本空輸株式会社(以下ANA)が『フューエル・インサイト』を稼働したことを発表しました。このソフトウェア・ソリューションは、運航中の航空機から実際の飛行データを収集・分析するもので、同社が掲げる2050年カーボンニュートラル(2050年度までの航空機の運航で発生するCO2実質ゼロ)に寄与するものです。GEデジタルのアビエーション・ソフトウェア・ソリューションは、燃費や空域効率の分析から整備の予兆分析や運航乗務員のパフォーマンスなど、航空機の運航を横断的に支援することで航空会社のサステナビリティ向上に貢献します。
フューエル・インサイトは、GEデジタルが提供するアビエーション・ソフトウェアの一つです。独自のアルゴリズムで燃料消費率をモニタリングしつつ、得られたデータに基づいて燃料節減の最適化を実現するデジタル・プラットフォームです。
ANAは幅広い機種の航空機を運航する国内屈指のエアラインです。度重なるテストの結果、ANAは燃料節減とサステナビリティの向上を目指してフューエル・インサイトを導入することを決定しました。このプロジェクトでは、GEデジタルが持つ特性、すなわち堅牢性があり、分析結果の可視化に優れ、フライトデータの分析やオペレーションについて知見の蓄積があるGEデジタルの分析力を活用しています。その第一歩として、地上走行時の片側エンジン停止、着陸後の逆噴射抑制、早期加速上昇という3つの燃料節減イニシアチブに焦点を当てています。
ANAのオペレーションサポートセンター・フライトオペレーション推進部長の近藤隆氏は次のように述べています。「私たちのミッションは、燃料節減だけではなく、ESGおよびSDGsへの取り組みも含まれています。フューエル・インサイトの採用は、より正確な実態の把握により、データに基づく方針作成と優先順位付けに役に立ちます。私たちは、タイムリーな判断、実行、そして結果を追求していきます。フューエル・インサイトはまさに洗練されたテクノロジーであり、私たちはGEデジタルの協力を得られたことを嬉しく思います。」
ANAとGEはフライトやテクニカルオペレーションのデータ分析で協働し、長きにわたる信頼関係を築いてきました。そして今回は、アジア地域サービスチームがサポートしつつ、完全リモート環境でのデジタル・ソリューションの実装が可能になりました。
GEデジタルのアビエーション・ソフトウェア部門アジア太平洋および中国担当ゼネラルマネージャーのフランク・シーガーズ(Frank Siegers)は次のように述べています。「現在、航空業界が抱える2つの大きな課題は燃料コストとCO2排出量です。GEは未来のためにこの世界をより良くする責任を感じています。そのために、利用するテクノロジーが環境に与える影響と企業活動によって生じるカーボンフットプリントを軽減したいとお考えのお客様のサポートができればと考えています。」
フューエル・インサイトについて、詳しくはこちらをご覧ください。
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GEデジタルについて
GEデジタルは、お客様が抱える課題の解決に産業データを活用することでサポートします。私たちの使命は、画期的なビジネス成果をもたらす産業用ソフトウェアを使用して、シンプルさ、スピード、スケールをもってデジタルトランスフォーメーションを推進することです。GEデジタルの製品ポートフォリオには、グリッドの最適化と分析、資産と運用のパフォーマンス管理、製造プロセスとその自動化が含まれており、公益事業、発電、石油とガス、航空、製造の各産業でオペレーションを行う企業を支え、働き方改革に貢献します。
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