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Press Release

GEのLM2500、ヘリコプター搭載護衛艦「かが」において4台が新たに運用開始

May 29, 2017

「いずも」に続き、発電用LM500も搭載

 

※本内容は米国オハイオ州イーブンデールにて2017年5月9日に発表されたリリースの抄訳です。

GEマリン・ソリューションズは、海上自衛隊の「いずも」型ヘリコプター搭載護衛艦である2番艦の「かが(DDH184)」に舶用ガスタービンLM2500が搭載され、このたび、就役したことを発表いたします。搭載されたLM2500は4台で、大出力で信頼性が高いCOGAG (コンバインド・ガスタービン&ガスタービン)方式を採用しており、統合電子制御(IEC: インテグレーテッド・エレクトロニック・コントロール)を使用しています。また、発電用ガスタービンとしてLM500を4台搭載しており、これらは1台あたり3.4MWの出力が可能になっています。

海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦である「かが」 (出典:海上自衛隊)
海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦である「かが」 (出典:海上自衛隊)

「かが」は「いずも」同様、海上自衛隊が保有する艦船のなかで最も大型で、3月下旬に造船会社であるジャパン・マリン・ユナイテッド社から海上自衛隊へ引き渡しが行われました。なお、LM2500は、「いずも」型護衛艦のほか、海上自衛隊の「こんごう」、「むらさめ」、「たかなみ」、「あたご」および「ひゅうが」型護衛艦にも採用されています。

GEのLMシリーズは世界35カ国の海軍に採用されており、500隻以上の艦艇で運用されています。現在は、舶用以外にも、オイル&ガス業界やオフショアプラットフォームのほか、FPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)や産業用発電機において4200台以上のLMシリーズガスタービンが稼動しています。世界中の海軍からの安定した受注は、LMシリーズの量産体制を確固にしており、この豊富な量産台数こそがカスタマーに対して安定的に部品供給することを可能にしています。

GEの舶用および産業用ガスタービンの推進システムは25MWから52MWまで幅広いレンジをカバーしており、どのような任務内容にも対応することが可能です。ラインナップにはLM2500やLM2500+、LM2500+G4のほか、LM6000シリーズのLM6000PCとLM6000PGがあります。

国内パートナー
「GEは、IHI社との長期にわたるパートナーシップを通して、日本中で舶用および産業用ガスタービンを提供しており、IHI社はGEのLM2500シリーズおよびLM6000シリーズのガスタービンを整備する能力を確立しています」と、GEのブライアン・ボルジンガー副社長兼ゼネラル・マネージャーは述べています。「確立された運用実績に加えて、国内でのサポート体制やすでに実証されている運用コスト、信頼性の観点から、LM2500シリーズのガスタービンは世界中の海軍にとって低リスクなソリューションであり、海上自衛隊の新艦艇においても理想的な主機であると言えます」と述べています。

IHI社は、数十年間にわたり日本におけるGEのパートナーとして、海上自衛隊向けのLM2500およびLM500の設計や製造に加えて、その試験を国内で担っており、現在までに235台以上の舶用および産業用ガスタービンを出荷しています。さらに、IHI社は、海上自衛隊が運用するLMシリーズガスタービンの保守サポートを提供しています。

GEマリン・ソリューションズ
GEマリン・ソリューションズは、GEアビエーションの一部であり、舶用推進装置をはじめ、システムやソリューションを提供する組織として世界最大規模を誇っています。とくに、航空機エンジン転用型ガスタービンを含むその製品群は6,000~70,275の軸出力/4.5~52MWのラインナップを有しています。これらのガスタービンは気温マイナス40°F~120°F(マイナス40°C~48°C)の過酷な環境でも安定した性能を発揮し、運用されています。詳しくは ge.com/marine をご覧ください。


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