*2012年4月23日米国にて発表されたプレスリリースの全訳です。
2012年4月23日【ボストン、マサチューセッツ州】
4月22日の、日本航空によるGEnx-1Bエンジン搭載JALボーイング787ドリームライナーの歴史的飛行は、数々の「史上初」を達成しました。まず、日本航空にとって初のドリームライナー機の運航であること、次にGEnx-1Bエンジンによる初の商用運航であること、そして東京(成田国際空港)-ボストン(ローガン国際空港)間のアジアから初の直行便就航であることです。
日本航空の787型機の機長で運航乗員部部長の小川良氏は、「GEnxを搭載したボーイング787 ドリームライナーの導入により、より多くのお客さまをより快適に目的地へと直接お連れする事ができます。このボーイング787型機とGEnxエンジンは、非常にバランスのとれた相性の良い組み合わせです。私はこれまで、ボーイング777、747-400、および737-400型機に乗務して参りましたが、それら全てにGE製のエンジンが搭載されていました。我々日本航空のパイロット一同は、GE製の航空機エンジンを非常に高く評価しております」と述べています。
GEアビエーションのコマーシャル・エンジン担当バイスプレジデントのビル・フィッツジェラルドは、「GEが日本航空の歴史的フライトの一端を担えたことを誇りに思うと共に、GEnx-1Bが商用運航を開始したことを大変嬉しく思います。GEnxエンジンは、燃料効率の向上、排出の低減、および騒音の低減などにおいて、同一クラスの他のエンジンを上回るメリットを日本航空にもたらします」と述べています。
GEの CF6エンジンと比較して、GEnxエンジンは次のような特長を備えています。
- 最大 15%の燃料効率を改善し、これは15%のCO2(二酸化炭素)排出量削減に相当
- 現行のNOx(窒素酸化物)排出規制値を最大55%下回り、他の規制対象ガスの排出規制値を最大90%下回る
- 騒音レベルを30%削減
すでに長年の実績を持つGE90エンジンの構造に基づくGEnx-1Bエンジンは、ボーイング787 ドリームライナーにおいてベストセラーエンジンとなっています。またGEnxエンジン・シリーズは、GEアビエーション史上最速の受注実績を記録しており、すでに1,300台の受注をいただいています。これまでに、27社からの800台を超えるGEnx-1Bエンジン受注が確定しており、総額は定価ベースで160億米ドルに上っています。
GEnxの開発には、日本のIHI、イタリアのAvio SpA、スウェーデンのVolvo Aero、ドイツのMTU、ベルギーのTechSpace Aero、フランスのSnecma(SAFRANグループ)、および韓国のSamsung Techwinがレベニューシェア・パートナーとして加わっています。
GEnxは、GEの「エコマジネーション」の製品ポートフォリオの一つです。お客さまの環境面と事業面の双方のパフォーマンスを高めるためにコスト効率に優れた新しい技術を開発して提供するというGEのコミットメントを表しています。
GEについて
GEは、重要な課題の解決に取り組む企業です。最高の人材、最高のテクノロジーを活用し、エナジー、ヘルスケア、ホーム、トランスポテーション(運輸)、金融サービスなどの分野で、困難な課題の解決に貢献しています。世界中のインフラやビジネス構築、電力供給、運輸、医療など様々な分野でGEの製品・サービスが使われています。私達は、イマジネーションだけでなく、「実行」する企業です。課題解決を行動にうつす、それがGEの仕事です。日本におけるGEの事業・活動等については、 http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。
GEアビエーションについて
GEの事業部門の一つ、GEアビエーションは、民間/防衛/ビジネス航空機向けのジェット/ターボプロップ・エンジンや関連部材、統合システムの世界大手で、これらの供給を支える世界規模のサービス・ネットワークを有しています。詳細については、英文のウェブサイト( www.ge.com/aviation )、ツイッター http://twitter.com/GEAviation 、ユーチューブ http://www.youtube.com/user/GEAviation をご覧ください。
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