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Press Release

GE、デジタル・インダストリアル・エボリューション・インデックスを発表

October 26, 2017

デジタル・トランスフォーメーションに向けた期待と実際の取り組みには乖離が発生

本内容は米国時間10月25日(水)に発表されたリリースの抄訳です。

 

【サンフランシスコ-2017年10月25日】 現在開催されているカンファレンス、「Minds+Machines」において、GEは新たな調査結果を発表しました。この調査ではデジタル・トランスフォーメーションに対する企業幹部の期待と企業の実際の取り組みにはギャップが生じていることが明らかになりました。ITとオペレーション業務に携わる意思決定層へのこの調査によれば、産業向けIoT(IIoT)には将来の成長と競争力確保に向け、大いなる機会があるとしながらも、多くの企業はこの機会からメリットを得るための行動は起こしていませんでした。
GEデジタルのCEO、ビル・ルーは次のように述べています。「顧客において、そしてGEにおいてもそのメリットが現実のものと確認できていることから、私たちはインダストリアル・インターネットがあらゆる規模のインダストリアル・カンパニーにすでに大きな影響を与えていることを学んでいます。」「同時に、IIoTへの期待と行動の間には乖離が生じています。GEはそのギャップを埋めるため、顧客と提携して変化を加速し、あらゆる規模の企業をデジタル化ヘの道に導くことに、取り組んでいます。」
この調査によると、産業界のエグゼクティブ層の間では、インダストリアル・インターネットの潜在的可能性については楽観視しているようです。回答者の80%は、IIoTが企業や業界に変革をもたらす、あるいは変革する可能性があると考え、さらに、デジタル・インダストリアル・トランスフォーメーションが他社との競争において重要であるとの意見もあります。しかし、デジタル・トランスフォーメーションがビジネスに深く浸透していると実感しているのは回答者の8%未満しかおらず、回答者の10%はデジタル・トランスフォーメーションを進める計画はないとしています。
GEデジタル・インダストリアル・エボリューション・インデックス
この調査研究に基づいてGEは、IIoTへの期待からその導入準備の進行状況まで、デジタル・トランスフォーメーションの実際の進捗状況を把握するために、GE独自のデジタル・インダストリアル・エボリューション・インデックスを作成しました。今回の指数は、100点中、合計スコア63を示し、インダストリアル・インターネットに対するアウトルック(期待・見込み)は78.3と非常に高かった一方で、会社のレディネス(準備性)は55.2でした。この数字の乖離はIIoTからメリットを求める企業に対して課題と機会の両方を意味しています。
•成長・競争において不可欠なデジタル・トランスフォーメーション:
デジタル・インダストリアル・トランスフォーメーションが企業の競争力にとって重要であると考えているのは86%で、76%がこの変革の成果として、高品質なサービスが提供できること、と評価しました。
•IIoTにおいて、コネクティビティ(接続性)と産業用アプリケーションが最も重要:
デジタル・トランスフォーメーションに必要なテクノロジーとしてコネクティビティ(接続性)(63%)と産業用アプリケーション(58%)が挙げられました。
•IIoTプラットフォーム、アプリ、アナリティクスが投資における優先順位:
回答者は、投資が最も必要なテクノロジー領域として、IIoTプラットフォーム(22%)、産業用アプリケーション(14%)、ビッグデータ分析(14%)としています。
•コストが最も重要:
ほとんどの回答者が、デジタル・トランスフォーメーションの最大の障壁としてコスト(42%)を挙げ、続いてセキュリティ・システム(32%)、データプライバシー(32%)を挙げています。
•デジタル・トランスフォーメーションに必要なのは組織改革:
IT / OT分野の意思決定者の54%が、デジタル・トランスフォーメーションを遂げるには組織改革が必要だと考えています。
-66%は、データアナリストをすべての部門/部署に配置する必要がある、と回答
-61%は、IT部門が企業の中心的な業務機能の一部になる必要がある、と回答
-55%は、全従業員がIIoTに対応する準備が整っていることを企業として確認する責任がある、と回答
先駆的なデジタル・インダストリアル・トランスフォーメーション
GEデジタルは、機会と現実の乖離を埋めるために変革への過程の全ての段階で、インダストリアル・インターネットを利活用できるように取り組んでいます。GEデジタルは、効率性と成長を促進するためにデザインされた新しいパートナーシップ、業界最先端のツール、アプリを提供することにより、顧客がIIoTからリアルで速やかなメリットを実現するサポートをおこなっています。
IIoTをすでに活用している顧客事例
Exelon(エクセロン)
Fortune 100のエネルギー会社であるエクセロンは、GEと協業し、米国中の送・配電網にPredixベースのソフトウェアソリューションを導入しています。機械学習に基づくアナリティクス機能を実装することで、1000万人以上のお客様向けの系統の信頼性、可用性、効率性向上が期待されています。このアナウンスは、エクセロンのあらゆる発電機器にGEのPredixソフトウェア・スイートを導入するという2016年の合意に基づくものです。
カンタス航空
オーストラリア最大の航空会社であるカンタス航空とGEアビエーションは、新しい飛行データアプリであるFlightPulse(フライトパルス)を開発しました。このフライトパルスは、航空機の運航効率をより高め、二酸化炭素排出量を削減するための手助けとなるデータをパイロットに提供します。 FlightPulseは、GEのPredix上で稼働する初の商用モバイルサービスであり、記録された航空機データと高性能なアナリティクスを活用し、パイロットが個々の運用効率データと飛行傾向に安全にアクセスできるようにします。昨年、カンタスはGEのサポートにより、3万トン以上の燃料を節約しました。FlightPulseを導入して以来、カンタス航空は昨年の同時期と比較して燃料節約量が倍増しています。
オーストラリア鉄道路線会社
オーストラリア鉄道路線会社(ARTC)は、ARTCネットワーク制御最適化(ANCO)プログラムの基盤テクノロジーとして、GEトランスポーテーションのMovement Planner(ムーブメント・プランナー)を導入しています。このMovement Plannerは、貨物の効率的な移動を可能にするリアルタイムの運行計画と最適化を提供し、ANCOプロジェクトの重要な機能である貨車制御機能のデジタル・トランスフォーメーションの取り組みの基盤となります。
Invenergy(インベナジー)
北米最大の独立系・再生可能エネルギー会社であるインベナジーは、運転時には米国で最大、世界でも二番目の規模となる2,000MWのウインド・キャッチャー風力発電所において、GEの風力タービンとアセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)およびオペレーション・オプティマイゼーション(OO)ソフトウェアを含むGEのデジタル・ウィンド・ファームを導入する予定です。また同社はGEと共同で、すべての機器にサイバーセキュリティ対策システムの導入をおこなっています。
Rumo(ルーモ)
ラテンアメリカ最大の、鉄道を利用した輸送事業社の1社であるルーモは、GEトランスポーテーションのTrip Optimizer(トリップ・オプティマイザー)ソリューションを導入し、ブラジルでの鉄道距離2.000km以上にわたり稼働効率を改善します。(2018年時点)このTrip Optimizerは、GEトランスポーテーションのGoLINC車両コンピューティングプラットフォーム上で動作するソフトウェアベースのエネルギー管理システムで、貨物列車の走行データを分析し、燃費を最適化します。
英国KBC
独立系の石油・ガスコンサルティングおよびプロセスシミュレーションソフトウェア企業であるKBCと、ベーカー・ヒューズGEカンパニーは、プロセスシミュレーション、アセット・パフォーマンス・マネジメント(APM)、および石油・ガス業界向けソフトウェアソリューションを組み合わせたパートナーシップを締結しました。この提携により、KBCのPetro-SIMプロセスシュミレーションモデルは、石油・ガスバリューチェーンにまで拡大され、オペレーション、アセット、人材、およびビジネスプロセス間の全ての連携が提供され、最適化されます。
JPモルガン・チェース
JPモルガン・チェースは、現在、米国を拠点とする約4500カ所のチェース支店のエネルギー効率を向上させる新しいエネルギー管理とデジタル・テクノロジーを導入するために、Current powered by GEとの継続的な協業の第2段階にあります。これまでに3,000支店において LED照明に交換し、電力消費を50%削減しました。
産業界は複雑で独特な技術上の課題を有します。IIoTを実現するためには、様々なユーザーと利用状況に応じて、接続性(コネクティビティ)、コントロール・システム、クラウドコンピューティング、データ取得、アナリティクス、機械学習、セキュリティ、データガバナンス等、様々な技術が必要となります。GEデジタルは産業界の専門性と経験をもとに産業用アセットを最大限活用することができるように、そして投資対効果を測定し、リターンをビジネスにもたらすための戦略を構築しIIoTをより身近に、行動に移しやすく、そしてあらゆる規模の企業に効果を生み出します。
GEデジタル・インダストリアル・トランスフォーメーション・インデックスとは
この調査はGEデジタルによって企画され、ケッチャム・グローバル リサーチ&アナリティクス社と共同で2017年9月20日から10月3日の間に、アメリカにおける5つの産業分野(製造業、ユーティリティ企業、電力・エネルギー企業、輸送業・航空・宇宙企業)における250名への調査およびIT・OT部門の意思決定者、およびCレベルの役員(CEO、CIO、CDO、COO)らへのインタビューに基づくものです。
 


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