GEヘルスケア・ジャパン(株)としてGEの新戦略「ヘルシーマジネーション」を強力に推進
GEヘルスケアグループの日本法人であるGE横河メディカルシステム株式会社(本社:東京都日野市、社長:熊谷昭彦)とGEヘルスケア バイオサイエンス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:渡邉温子)は、5月7日(木)に米国で発表されたGEの新戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)※」を日本で強力に推進することを目指し、株主の承認と関係官庁の確認、その他所要の手続の完了を条件として、2009年8月1日付で事業を統合する予定です。
この統合に伴いGEヘルスケア バイオサイエンスの事業はGE横河メディカルシステムに引き継がれると同時に、GE横河メディカルシステムは8月1日付で社名を「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」に変更します。同社はこれまで通り本社を東京都日野市に置き、代表取締役社長は現GE横河メディカルシステム 代表取締役社長兼CEOの熊谷昭彦(52歳)が引き続き務めます。なお、資本比率はこれまで通り、GEグループ75%、横河電機25%で変更ありません。
GEの医療事業部門は従来、GEメディカルシステムの名称で、CT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴断層撮影装置)など医療用画像診断装置の開発・製造・販売・サービス、ならびにヘルスケアITビジネスを主力としてきましたが、2004年4月に診断薬やライフサイエンス研究用の機器・試薬における世界的なリーディングカンパニーであった英アマシャムを買収。その後はブランド名を「GEヘルスケア」に変更し、『Early Health(アーリーヘルス)』のビジョンを掲げて、発病前の兆候発見や個々人の遺伝性素因に合わせた予防医療のデザインなど、画像診断技術とバイオ科学の進化と融合を進めています。
日本においては現在、画像診断装置ビジネスを核とする「GE横河メディカルシステム」と、旧アマシャムのライフサイエンスビジネスを受け継ぐ「GEヘルスケア バイオサイエンス」の2法人を中心にヘルスケアビジネスを展開していますが、新戦略「ヘルシーマジネーション」が掲げる、より身近で広く質の高い医療の提供に向け、両社の経営資源を一層有効活用し、質の高い製品やサービスを一段と効率的に開発可能な組織体制とするため、8月1日付で統合する運びとなりました。
GEヘルスケア・ジャパンは、GE横河メディカルシステムの有する画像診断分野における世界最先端の技術と、GEヘルスケア バイオサイエンスが誇るバイオテクノロジー研究領域や創薬分野における最新鋭のノウハウを密接に組み合わせるとともに、両社の主要顧客である医療機関、ならびに創薬研究機関や製薬会社との連携を通じて、予防医療およびテイラーメード医療といったイノベーションを加速し、ヘルシーマジネーションが目指す医療コストの削減、医療へのアクセス拡充、ならびに医療の質の向上の実現を図ります。加えて、世界各国で展開されているヘルシーマジネーションの取り組みと密接に連携することで、これまで以上に日本および世界の医療ならびに生命科学の発展に貢献していきます。
8月1日付でGEヘルスケア・ジャパンの代表取締役社長を務める予定の熊谷昭彦は、「今回の統合は、GEの新戦略『ヘルシーマジネーション』を強力に推進する体制を確立し、地域に密着した事業発展を図るものです。これまで日本で培ってきたノウハウや経営資源を基盤に、日本のお客様のニーズを取り入れた技術・サービスを開発、提供することで、医療分野における総合ソリューション・パートナーとして、一段とお客様に近い視点からの事業展開を目指していきます。同時に、日本発のイノベーション・テクノロジーをより積極的に世界に展開していきます」と述べています。
※ ヘルシーマジネーション(healthymagination)は、世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して、このほどGEが策定したヘルスケアに関する新戦略。イノベーションで環境課題の克服を図る「エコマジネーション」(2005年5月導入)に続く中核戦略で、2015年までに60億ドルを投じて、100種類のイノベーションを実施し、15%のコスト削減、15%のアクセス拡充、ならびに15%の品質向上を実現することを目指しています。詳細はwww.healthymagination.com/newsをご参照ください。
GE横河メディカルシステム/GEヘルスケア バイオサイエンス 概要
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 概要(8月1日付予定)
商号:
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
(英語表記:GE Healthcare Japan Corporation)
本社所在地:
東京都日野市旭が丘4-7-127
代表取締役社長:
熊谷 昭彦(現GE横河メディカルシステム(株)代表取締役社長兼CEO)
取締役:
川上 潤(現GE横河メディカルシステム(株)取締役副社長 画像診断機器統括本部長)
高橋 良(現GE横河メディカルシステム(株)常務取締役 サービス本部長)
資本金:
60億1,648万5千円
株主および出資比率:
GEグループ:75%、横河電機株式会社:25%
従業員数: 約1,890名
事業内容:
医用画像診断装置の開発・製造・輸出・輸入・販売・サービス、および生体情報モニタ、循環器検査機器、病院情報システム等の医療機器、ネットワークの販売保守、バイオテクノロジー関連機器・試薬・ソフトウェアの輸出、輸入、販売、サービス
主要製品:
CT、MR、超音波診断装置、X線撮影装置、核医学診断装置、医療用画像ネットワーク・生体モニタ、液体クロマトグラフィー装置、ゲル担体、生体分子標識検出試薬、生体分子間相互作用解析装置、細胞解析装置ほか
お問い合わせ
GE横河メディカルシステム株式会社
広報グループ 松井亜起
Tel: 042-585-9249
Fax: 042-585-9541
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日本GE コーポレート・コミュニケーション本部