世界初、胎児の立体画像をリアルタイムに観察可能なユビキタス超音波
GEヘルスケアグループの日本法人であるGE横河メディカルシステム株式会社(本社:東京都日野市、社長:三谷宏幸)は、産婦人科・乳腺甲状腺用ブランドVoluson(ボルソン)シリーズのノートブックタイプ可搬型の汎用超音波診断装置「Voluson i(ボルソン・アイ)」を、2006年5月19日より販売を開始した。Voluson i は、胎児の形態や動態を3次元画像で観察できる装置として好評の「Voluson 730(ボルソン730)」と同等の高性能をコンパクトなサイズで実現する新製品として、病院の産婦人科や産婦人科開業医院を主対象に発売されている。胎児の立体画像をリアルタイムで観察可能な可搬型の超音波診断装置は世界初。
同社が2002年に発表した「Voluson 730」は、胎児の形態および動態を3次元動画像(4D画像)としてリアルタイムに観察できる製品として、医療関係者はもとより我が子の姿をいち早く見たいという妊婦にも好評を博してきた。同製品は、胎児の目の輪郭や鼻の突起、指先や口などの細部の動きを鮮明な立体的動画像情報として提供することに加えて、動態観察が可能なため従来では発見が困難であった心臓疾患などの疾病も事前に確認でき、臨床的にも評価されてきた。
しかしながら、据え置き型装置ならではの大きさによる設置スペースや可動性の制限により、Voluson 730の導入が難しいと考える医療機関もあった。Voluson iはそのような臨床現場のニーズを取り入れ、より多くの医療機関に導入されることを目指して開発された「Voluson」(産婦人科・乳腺甲状腺用ブランド)初のノートブックタイプ機種。主な特長として以下が挙げられる。
国内の超音波診断装置市場は年間約450億円の規模を持ち、GE横河メディカルシステム株式会社はハイエンドの超音波診断装置を中心に、ブレークスルーテクノロジーを導入し、腹部表在領域から、循環器、産婦人科領域までの幅広い臨床領域で高いシェアを有している。
GE横河メディカルシステム株式会社はスモール・ハイエンド超音波を実現する「Voluson i」を新タイプの汎用超音波診断装置と位置付け、産婦人科市場での拡販を狙う。また、小型・軽量でかつ上位機種と同等の高画質と高機能を有する可搬型超音波診断装置を、場所や時間を選ばず高度な超音波診断を実現する"ユビキタス超音波"と名づけ、今後の超音波診断装置市場をリードしていく。GE横河メディカルシステム株式会社は、全てのカテゴリーにおいて幅広い製品の投入ならびにサービスの充実を図ることで、超音波診断装置市場におけるNo. 1の地位確立を目指す。
GE横河メディカルシステム株式会社は、CT(全身用コンピュータ断層撮影装置)、MR(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置(US)、骨密度測定装置、X線撮影診断装置(X-ray)、核医学診断装置(NM)、PET(Positron Emission Tomography)、生体モニター及び医療用画像ネットワーク(IIS-Integrated Imaging Solutions)、麻酔器等を提供する医療用画像診断装置の主力メーカー。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門として売上高 150億ドルを誇るGE Healthcare(GEHC)は、英国に本社を置き、世界43,000人の従業員を有し、世界100カ国の医療従事者や患者に向けてサービスを提供している。GE Healthcareの北米、日本、中国、インターナショナルという四極体制の一極をになうGE横河メディカルシステム株式会社は、1982年の設立以来、高品質の画像診断テクノロジー、顧客満足度の高いサービス、シックス・シグマの品質改善運動により顧客である医療機関にビジネスソリューションを提供してきている。現在、同社では日本国内に事業所を53カ所展開。2006年4月1日現在の社員数は1,600名、2005会計年度(2005年1月~2005年12月)の総売上は約1,426億円。同社のホームページアドレスは www.gehealthcare.co.jp。
日本GE コーポレート・コミュニケーション本部