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Press Release

Ge日立ニュークリア・エナジーとインドの原子力産業大手が原子力発電所実現に向けたプロジェクト開発で覚書を調印

March 22, 2009

ノースカロライナ州ウィルミントン、2009年3月23日
GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)は本日、インドの国営企業であるインド原子力発電公社(NPCIL)、バーラト重電機公社(BHEL)それぞれとの間で、GEHの設計による原子炉の建設準備において協力することで合意し、覚書に調印したと発表しました。GEHはインドにおけるエネルギー生産の目標達成を共同でめざします。

世界トップの原子力技術サービス企業であるGEは、インド唯一の原子力発電所運営企業で17基の原子炉を保有するムンバイのNPCIL、並びにインド有数の発電設備・部品製造販売会社であるニューデリーのBHELとそれぞれ合意書を取り交わしました。

インドは、原子力による発電能力を現在の4.1ギガワットから2032年までに10倍以上の60ギガワットに拡大する目標を設定しており、両社の事業はこの目標達成を支援するものです。

今回の基本合意により、GEHはNPCIL、BHELと共同でインドに改良型沸騰水型原子炉(ABWR)の発電所を複数基建設するための製造・建設管理の計画立案を開始します。1,350メガワットのABWRは、世界で唯一商業的に実証されたGeneration III型の原子炉設計技術で、最初の4基のうち2基が1996年と1997年にそれぞれ運転を開始しており、そのほか4基が建設中です。

「われわれは、インドにおける原子力発電所プロジェクトの実現に向け、NPCIL、BHELのような優良企業と提携することを大変嬉しく思っています。この提携は、世界の産業界がGEHのABWR技術に信頼を置いていることを示すものでもあります。原子力発電でNPCILと協力し、インドの人々のために発電量を拡大するのが、われわれの目標です。BHELの専門的能力に、GEHの経験豊富で世界的に広がるABWRのサプライチェーンを組み合わせることで目標達成をめざします」とGEHのジャック・フラー社長兼最高経営責任者(CEO)は述べています。

GEHの経営陣は、最近、米国原子力産業貿易視察団を率いてインドを訪れ、将来の原子力発電プロジェクトで提携できる現地企業の発掘を試みており、それが今日の覚書調印につながりました。

今回の合意は、GEHと両社の協力の基礎をなすものです。一方、インド・米国の両国政府は、2008年10月、民生用原子力協力で合意し、その実行に向けて両国は民事責任法やその他の規制の制定など追加措置をとっており、今後も取り組みが続けられます。インドはまた2月にウィーンで、国際原子力機関(IAEA)と民生用原子力施設の査察協定に調印しました。これは米国とインドの政府間合意の完全実施に向けた画期的な一歩となっています。

GEHとインドは長期にわたり、原子力エネルギー事業で関係を築いてきました。GEHは、1960年代にインド初の原子力発電プラントであるタラプール1号機、2号機の沸騰水型原子炉(BWR)を建設しました。今日GEはインドの成長のパートナーとして、製造、サービス、技術部門に幅広く参入しています。GEのインドにおける売上高は、約26億USドルで、同国内で1万4,500人を雇用しています。

GEHは、Generation III型のABWRのほかに、さらに先を行くGeneration III+型の革新型単純化沸騰水型原子炉(ESBWR)も提供しています。この原子炉の設計は、ABWRを進化させたもので、米国原子力規制委員会(NRC)に承認を申請中です。

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)について
米国ノースカロライナ州ウィルミントンに拠点を置くGE日立ニュークリア・エナジーは、改良型原子炉や原子力燃料、および原子炉関連のサービスを提供する世界有数のプロバイダーです。GEHは2007年6月に、GEと日立の原子力分野の事業提携により設立されました。原子力分野における新たな提携関係の締結により、GEと日立は統一された戦略的なビジョンを掲げ、より広範なソリューションポートフォリオを提供するとともに、原子炉の新設や原子力関連サービスを提供する機会を拡大します。この提携関係は、世界中のお客さまに原子炉の稼働率、出力、および安全性の向上を実現するために必要な技術的リーダーシップを提供します。

この件に関するお問い合わせ先
GEエナジー広報部
担当:新村(シンムラ)
Tel:080-3476-5892
[email protected]

日本GE コーポレート・コミュニケーション本部


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