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Press Release

Geヘルスケア・ジャパン、pacsとウェブベースの画像配信システムの新製品を発売

December 14, 2010

~PACSには国内顧客ニーズを踏まえた機能を搭載、診断効率の向上、地域医療連携に寄与~

― オプションの画像配信システムでは、3D画像の参照とDSAによる高精細な血管描出が可能 ―

GEヘルスケアグループ(以下GEヘルスケア)の世界中核拠点の1つであるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、社長:熊谷昭彦)は、GEヘルスケアの医療ITシステム「Centricity(セントリシティ)」ブランドの医用画像管理システム(PACS)*1「Centricity PACS 3.2(セントリシティ・パックス3.2)」と、同PACSにオプション搭載可能なウェブベースの画像配信システム「Centricity WebDX 2.0(セントリシティ・ウェブディーエックス2.0)」を、大学病院や地域基幹病院などの大規模病院の放射線部門および医療情報部門を主対象に発売します。
Centricity PACS 3.2とCentricity WebDX 2.0は、GEヘルスケアが本年11月末に打ち出した世界規模のイメージングITビジョン「One desktop, One patient, One community*2」にもとづく医療用ITシステムの第一弾です。

Centricity PACS 3.2は、国内外の数々の医療機関の声を反映して開発されたGEヘルスケアの最新PACS。海外主要国に比べた読影医一人当たりの読影数の多さや、読影医と連携する臨床医の画像参照要請の高度化といった国内の特殊事情に対応し、読影医の生産性や画像参照効率の向上ほか、遠隔診断支援など施設間の連携体制の構築支援に寄与するシステムです。
具体的には、CTやMRIの撮影画像を同一患者の過去の画像と比較する際に表示サイズを自動調節するサイズシンク(FOV同期)、使用頻度の高い機能に対するショートカットキー、医療カンファレンス(症例検討会)などに役立つユーザーごとのブックマーク機能など、国内の顧客ニーズの高かった機能を搭載しています。また、2,000枚を超える最新CTの断層像を3秒以内に表示可能*3な、業界でも高い水準を誇る画像圧縮・高速転送技術を搭載するなど、装置のデジタル化とフィルムレス運用の進展に伴って画像データ量が急増する環境においても、高い利便性や迅速な画像表示を実現し、読影医の診断効率を向上させます。
さらに、医療施設内にある汎用端末への画像配信が可能なCentricity WebDX 2.0をオプション搭載することで、院内の様々な端末からもウェブ環境での画像参照が可能となるほか、画像参照時の使い勝手を向上します。またCentricity WebDX 2.0には、3D画像作成機能や、GEヘルスケア製PACSで初めて、高精細な血管像の描出を実現するデジタルサブトラクション(DSA)*4機能を搭載*5、特に脳神経外科領域の診断支援に貢献します(次ページの画像参照)。
加えてCentricity PACS 3.2は、施設をまたいだ地域医療連携やますます重要性の高まるチーム医療の整備に相応しい柔軟なシステム構成を有しています。施設間でのシステム冗長化や撮影画像の共有、遠隔画像診断支援に対応するほか、当社製の統合参照ソリューション「Centricity CDS/iDIR」と組み合わせて、撮影画像から各種ドキュメントまで患者の様々な形式の診療情報を統合管理し、総合的な診療サポートが可能です。

当社ではこれまで、読影医の生産性や画像参照効率の向上に貢献する高機能PACSのほか、読影ワークステーションCentricity RA1000や本年4月に発売した新バージョンのレポーティングシステムCentricity i3などの読影ソリューション、統合参照ソリューションCentricity CDS/iDIR、循環器向けの統合管理支援ソリューションCentricity Xi2など、高性能システムを中心に多彩な医療用ITソリューションを顧客ニーズにあわせて提供しており、特に大学病院や地域基幹病院など大規模医療機関にて高いシェアを誇っています。
当社は今回発売するCentricity PACS 3.2とCentricity WebDX 2.0を、これらの大規模病院の放射線部門および医療情報部門を主対象に販売し、国内のPACS市場でのさらなる顧客満足度の向上とシェアアップを目指します。
また統合インテグレーションのソリューション提案体制を強化し、小規模から大規模までの医療施設に対して幅広く対応できる仕組みを整えるなど販売面での強化も図っており、医療ITソリューション事業を画像診断装置事業に次ぐ当社の中核ビジネスに成長させることを目指します。

Centricity PACS 3.2

Centricity PACS 3.2の主要特長

  • 優れた効率性:大規模なフィルムレス運用を支える快適なプラットフォーム
    - 2,000枚のCT画像をオリジナル画像で3秒以内に表示*3
    - CTやMRIの撮影画像を同一患者の過去の画像と比較する際に、表示サイズを自動調節するサイズシンク(FOV同期)を搭載。撮影装置ごとに表示・非表示を設定でき、ユーザーごとの利便性を向上
    - 医療機関とGEヘルスケアのプロフェッショナル・サービス・スペシャリストとの協力で、顧客ニーズに合ったユーザーごとのブックマークフォルダーを作成可能。カンファレンスなどの準備作業の効率化に貢献
    - 使用頻度の高い機能に対しショートカットキーを割り当て
  • 卓越した柔軟性:地域連携・チーム医療のための柔軟なシステム構成
    - 施設間でのシステム冗長化、アーカイブ共有、遠隔画像診断支援に対応。また、重要性の高まるチーム医療、総合的診療をサポートするような統合画像参照*6も付設可能
  • 高い信頼性:長期間、安心して利用可能な信頼性
    - 24時間365日、常にオンラインで保守・監視を実施*7。また、データベースサーバーを二重化し、画像送受信の負荷分散を行うことで、障害時の影響を最低限に抑える設計を採用

Centricity WebDX 2.0の主要特長

  • 完全ウェブベース:院内のみならず、院外からでもアクセス可能
  • One desktop:画像表示だけでなく、従来別端末で手掛けていた業務が1つの端末デスクトップ上で操作可能
  • 高いセキュリティー:現時点で最新のウェブテクノロジーとアプリケーションによるアクセス管理で暗号化技術SSL(Secure Socket Layer)を採用することで高いセキュリティーを確保

*1 PACSはPicture Archiving and Communication Systemの略で、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)などの診断装置で撮影したデジタルの画像データを、保管、閲覧、管理するシステムのこと。従来の撮影時に使用されていたフィルムの現像や運搬、ならびに保管が不要となるため、画像診断が迅速化され、患者の検査後の待ち時間が短縮されるほか、フィルム保管などにかかるコストが大幅に削減可能となる
*2 「One desktop, One patient, One community」は、GEヘルスケアが本年11月28日に米シカゴで開かれたRSNA 2010(第96回北米放射線学会)で発表したグローバルのイメージングITビジョン。撮影画像から電子カルテまで患者のすべての診療情報(one patient)を、ウェブを活用して1つの端末で一元的に閲覧・管理できるようにする(one desktop)ほか、それらの情報を施設をまたいで地域内で共有していく(one community)ことを目指している
*3 院内の環境によって表示速度は異なることがある
*4 デジタルサブトラクション(DSA)とは、造影剤を注入して撮影した画像と、造影剤注入前の画像の減算(サブトラクション)を行い、血管のみを高精細に描出する方法
*5 3D画像作成機能やDSA機能を使用して診断を行うには、医療機器RA600 Dynamic Webが必要
*6 統合画像参照は、Centricity CDS/iDIRを付設することで可能
*7 オンライン保守や監視にあたっては、当社InsiteBBTM(オンライン保守)、WatchNetTM(オンライン監視)の別途保守契約が必要

GEでは、世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して、2009年5月にヘルスケアに関する戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」を策定しました。この戦略では、2015年までに60億ドルを投じて、地域に適した技術開発、ヘルスケアITの加速、格差のない医療の提供、在宅医療の推進の4分野で、100種類のイノベーションを実施し、15%の医療コストの削減、15%の医療アクセスの拡大、ならびに15%の医療の質向上を実現することを目指しています。ヘルシーマジネーションの詳細は http://www.ge.com/jp/company/healthymagination/ をご参照ください。

新発売2製品一覧

製品名 希望小売価格
(税込み)
初年度国内
販売目標
発売日
Centricity PACS 3.2
(セントリシティ・パックス3.2)
8,610万円~
(構成により異なる)
100台 12月6日
Centricity WebDX 2.0
(セントリシティ・ウェブディーエックス2.0)
1,680万円~
(構成により異なる)
50台 12月6日

医療機器承認番号

  • Centricity PACS 3.2に含まれるワークステーションRA1000: 20600BZY00483000 / その他は承認対象外
  • Centricity WebDX 2.0の使用に必要なRA600 Dynamic Web: 20600BZY00483000

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置などの医療用画像診断装置やヘルスケアITをはじめ、メディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)や生体情報モニターから、創薬、バイオ医薬品、ならびに医療機関の経営支援に至るまで、幅広い分野にわたる専門性を生かし、次世代の患者ケアをデザインする先端的な医療技術ならびに医療サービスを提供しています。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアの日本での中核拠点として、現在GEが全世界で推進している「ヘルシーマジネーション」戦略にもとづき、医療コストの削減、医療アクセスの拡大、ならびに医療の質の向上を実現する革新的な製品やサービスの開発を継続しています。GE横河メディカルシステムとGEヘルスケア バイオサイエンスが2009年8月1日付で事業統合し、「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」としてビジネスを開始。2010年1月1日現在の社員数は1,890名、国内で展開する事業所数は55カ所、2009会計年度(2009年1月~12月)の総売上は約1,190億円。ホームページアドレスは www.gehealthcare.co.jp

お問い合わせ/写真データのご希望は以下まで

GEヘルスケア・ジャパン株式会社 広報 松井亜起


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