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Press Release

Geヘルスケア・ジャパン、次世代の液体クロマトグラフィーシステムを発売

September 01, 2009

バイオ医薬品製造工程の効率性を大幅に向上、製薬企業の開発迅速化に貢献

GEヘルスケアグループの日本法人であるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、社長:熊谷昭彦)は9月1日(火)、生体分子精製用液体クロマトグラフィーシステム※1 の新製品「ÄKTAavant 25(アクタ アヴァント 25)」を、国内の製薬企業を主対象に発売します。

ÄKTAavant 25 は、1996年の発表以降既に3,000台の納入実績を誇り、国内の生体分子精製用液体クロマトグラフィーシステムの業界標準となっている「ÄKTAdesign(アクタ デザイン)※2」の最新装置。最大の特長は、抗体医薬品※3 をはじめとするバイオ医薬品製造工程の開発や条件検討をスピードアップすることで製造プロセスの効率化の一助となる点です。
抗体医薬品は、副作用の少ない安全性の高さと幅広い対象疾患が特長で、現在世界的に急ピッチで開発が進められている一方、治療時の投与量の多さや高い製造コストに伴う患者負担の増大が課題として挙がっています。ÄKTAavant 25は、適切な精製条件および堅牢性をDoE※4(実験計画法)を用いて短時間に解析可能にしたほか、流速特性の高い担体に対応できるポンプ性能を搭載したため、バイオ医薬品製造工程の効率性や経済性を格段に向上することが可能です(製品の特長は後述)。

当社は1982年に「FPLC System(FPLCシステム)」を発売して生体分子精製用液体クロマトグラフィーシステム市場に参入して以来、1996年には初代のÄKTAdesignシリーズ「ÄKTAexplorer(アクタ エクスプローラー)」、2004年には多段階クロマトグラフィーの全自動処理を行う「ÄKTAxpress(アクタ エクスプレス)」を相次いで市場投入し、バイオ医薬品の開発や製造に携わる製薬企業や国公立研究機関などに対して、作業効率の改善、時間やコストの削減に貢献する機器および試薬を提供してきました。50年におよぶタンパク質精製技術、ならびに20年以上にわたる精製システム開発の経験を結集して製造された当社の各種製品は市場の高い評価を獲得しており、中でもÄKTAdesignシリーズはこれまでに全世界で10万人もの研究者に採用されています。
当社はこのÄKTAavant 25の発売を契機に、既存製品群のさらなる積極的な拡販も推進することで、医薬品の開発・研究スピードの加速、ならびに最新技術を取り入れたバイオ医薬品の迅速な実用化など、バイオ医薬業界の発展に貢献することを目指します。

ÄKTAavant 25は、世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して、このほどGEが策定したヘルスケアに関する新戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」に基づくイノベーションの1つです。この新戦略では、2015年までに60億ドルを投じて、地域に適した技術開発、ヘルスケアITの加速、格差のない医療の提供、在宅医療の推進の4分野で、100種類のイノベーションを実施し、15%の医療コストの削減、15%の医療アクセスの拡大、ならびに15%の医療の質向上を実現することを目指しています。詳細は www.healthymagination.com をご参照ください。

ÄKTAavant 25の特長は以下の通りです。

  • UNICORN※5 にDoE機能を新たに追加、理論上の最適精製条件の設定に必要な実験回数を削減
  • オンラインでのバッファー自動調製機能を搭載、1条件につき約30分の時間短縮を実現
  • UNICORN に採用されている精製工程のプログラミング方法を従来のウィザード方式からドラッグ&ドロップ方式に変更、より簡単かつ柔軟なプログラムの作成・編集が可能に
  • 2次元バーコードによるカラム情報の自動認識を実現、データベースによるカラム使用履歴の管理が可能に

※1 生体分子精製用クロマトグラフィーシステム:抗体に代表されるタンパク質やペプチドなどの生体分子を精製する装置
※2 ÄKTAdesign(アクタ デザイン):1996 年に発表されたGEHealthcare(旧アマシャム バイオサイエンス株式会社/アマシャム ファルマシア バイオテク株式会社)の液体クロマトグラフィーシステムシリーズ。全世界で10万人の研究者に対する採用実績を誇る
※3 抗体医薬品:体内に侵入した特定の異物(抗原)に結合して、その異物を排除する「抗体」の性質を利用した医薬品。有効な治療法が確立されていないがんやアルツハイマー、そしてリウマチなどの自己免疫疾患を中心とした研究が全世界で進んでいる
※4 DoE(Design of Experiments):実験計画法。効率のよい実験方法をデザインし、結果を適切に解析することを目的とする統計学の応用分野
※5 UNICORN(ユニコーン):ÄKTAdesignシリーズのシステム制御ソフトウェア。使いやすいインターフェースや自動解析機能、レポート作成機能などが特長

製品名:  ÄKTAavant 25(アクタ アヴァント25) 
発売日: 2009年9月1日(火)
希望小売価格: 980万円(除消費税)
初年度国内販売目標台数: 20台

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)などの医療用画像診断装置やヘルスケアITをはじめ、メディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)や生体情報モニターから、創薬、バイオ医薬品、ならびに医療機関の経営支援に至るまで、幅広い分野にわたる専門性を生かし、次世代の患者ケアをデザインする最先端の医療技術ならびに医療サービスを提供しています。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケア(売上高:170 億ドル)の日本での中核拠点として、現在「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」のビジョンを掲げ、医療コストの削減、医療アクセスの拡大、ならびに医療の質と効率の向上を実現する革新的な製品やサービスの開発を継続しています。GE横河メディカルシステムとGEヘルスケア バイオサイエンスが2009年8月1日付で事業統合し、「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」としてビジネスを開始。2009年8月1日現在の社員数は1,890名、国内で展開する事業所数は53カ所、2008会計年度(2008年1月~12月)の総売上は約1,336億円(GE横河メディカルシステムとGEヘルスケア バイオサイエンスの売上の単純合算)。ホームページアドレスはwww.gehealthcare.co.jp

ÄKTAavant 25(アクタ アヴァント 25)

ÄKTAavant 25(アクタ アヴァント 25)
(この製品写真データをご希望の方は問い合わせ先までご連絡ください)

本件に関する問い合わせ
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
広報グループ 松井亜起
Tel: 0120-202-021
Fax: 042-585-9541
Mail: [email protected]

製品詳細に関するお問い合わせ先
ライフサイエンス統括本部 バイオプロセス事業部
奥平真実
Tel: 03-5331-9317
Fax: 03-5331-9368

GEヘルスケア・ジャパン株式会社 広報 松井亜起


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