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Press Release

GEヘルスケア・ジャパン、国内開発・製造のMRI「Brivo MR355」が、千葉・習志野第一病院で世界初稼働

October 07, 2010

GEヘルスケアグループの日本法人であるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長:熊谷昭彦)の最新磁気共鳴断層撮影装置(MRI)「Brivo MR355(ブリボー・エムアール・サンゴーゴー)」のグローバル1号機がこのほど、社会医療法人社団 菊田会 習志野第一病院(所在地:千葉県習志野市、院長:三橋稔)で稼働を開始しました。
習志野第一病院で初稼働を始めたBrivo MR355は、当社が開発・製造し、2005年12月の発売以来、既に全世界で550台以上と当社製MRIの中で最速の受注を続けている「Signa HDe(シグナ・エイチディーイー)」シリーズの後継機種。日本のMR技術チームが中心となり、国内医療機関の多様化するニーズに応えるためにBrivoブランド*1として開発し、本年4月に発売した1.5T(テスラ)装置です。

Brivo MR355は、MRIで初めて専用機械室をなくした省スペース性と消費電力を4割削減した省エネ性能など、既に世界の医療機関から高い評価を獲得しているSigna HDeシリーズをベースに、その優れた経済性を一段と進化させながら、さらなる操作性向上と性能強化を実現した装置です。
操作性向上に貢献するのが、当社初となる受信用コイルをテーブル内部に埋め込んだ固定式患者テーブルと、頭部検査での位置決め自動化や撮像条件設定の簡略化などの撮影支援機能です。固定式テーブルの採用で検査ごとのコイルの入れ替えをなくし検査効率をアップしたほか、新たな撮影支援機能の搭載で操作者のMRI経験に応じた利便性を向上しました。
性能面では、非造影の血管撮像(MRアンギオグラフィー)の適用範囲を、これまでの頭部・頚部を中心とした領域に加えて、医療機関からのニーズの高い四肢や腹部にまで拡大したほか、門脈などの任意の血管撮像を可能にしました。また、MRI撮像において重要な、動きの影響を最小限に抑える「Propeller(プロペラ)」を強化するなど、一段と付加価値の高い診断を実現しました。

Brivo MR355を導入した習志野第一病院 院長 三橋稔先生は、「当院には以前、永久磁石型とGE社製Signaブランドの1.5Tの2台のMRIがあったが、この2台の性能差のため、1.5TのSigna装置指定で検査をオーダーする先生が圧倒的に多く、検査の振り分けに腐心していた。この永久磁石型の代わりにBrivo MR355を導入した現在では、この振り分けもなく、1.5Tと同等以上の高い質の検査を効率よく実施できるようになった。特に整形領域では、検査効率に優れているだけでなく、画像分解能も高いため、とても満足している」と、本MRIの有用性を述べています。
また、同院の放射線科 青木技師長は、「以前永久磁石型装置を設置していた場所をデッドスペースとすることなく、かつ1.5Tと同等以上の装置を希望していた。Brivo MR355は、以前永久磁石型装置を置いていた部屋に大がかりな工事をすることもなく設置でき、しかもSigna1.5Tと同等以上の検査パフォーマンスを持つため、患者を検査内容によって分ける必要もなく、大変効果的である。特に高齢化に伴い今後増えると見込まれている整形領域においては、画質もすばらしく、非常に満足している」と、同機の臨床メリットを高く評価しています。

当社では今回の初号機納入を皮切りに、国内のみならず世界各国の中規模総合病院や脳外科・整形外科などの専門施設を中心にBrivo MR355の積極的な拡販を展開していきます。また、Brivo MR355と同時発売した、3Tの磁場強度を有する当社製MRIの現在の最上位機種「Discovery MR750 3.0T」、ならびにBrivo MR355と同じくSigna HDeシリーズをベースにその上位機種として国内で開発・製造した「Optima MR360」をそれぞれ、先端的の研究機関や大学病院などの大規模施設、官公立総合病院や地域基幹病院を中心に販売することで、新ブランドの認知向上と一段の売上拡販を狙います。

Brivo MR355 01

Brivo MR355 02

 製品名:  Brivo MR355
 薬事販売名:  磁気共鳴断層撮影装置
 Optima MR 360 / Brivo MR355
 希望小売価格:  5億8,000万円(構成により異なる)
 発売日:  2010年4月9日
 初年度国内販売目標:  50台
 医療機器認証番号:  222ACBZX00009000

*1 当社製MRIはこれまで、SIGNA(シグナ)ブランドを採用してきたが、現在すべての製品群のブランドを、先端的なテクノロジーや新しいアプリケーションを搭載した当社における最上位機種の「Discovery(ディスカバリー)」、生産性や効率性に優れ一段と質の高い診療を可能にする「Optima(オプティマ)」、シンプルで高い操作性を誇り日々の臨床ニーズに応える「Brivo(ブリボー)」の3つに集約する動きを全世界的に進めている。今回世界初稼働を開始したBrivo 355は、このBrivoブランドで発売するMRIの第1弾となる。なお、Brivo MR355と同時発売したOptima MR360は本年6月に、医療法人 社団 藤聖会 八尾総合病院(所在地:富山県富山市、院長:藤井久丈)に世界初納入済み。

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)などの医療用画像診断装置やヘルスケアITをはじめ、メディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)や生体情報モニターから、創薬、バイオ医薬品、ならびに医療機関の経営支援に至るまで、幅広い分野にわたる専門性を生かし、次世代の患者ケアをデザインする先端的な医療技術ならびに医療サービスを提供しています。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケア(売上高:170億ドル)の日本での中核拠点として、現在GEが全世界で推進している「ヘルシーマジネーション」戦略にもとづき、医療コストの削減、医療アクセスの拡大、ならびに医療の質と効率の向上を実現する革新的な製品やサービスの開発を継続しています。GE横河メディカルシステムとGEヘルスケア バイオサイエンスが2009年8月1日付で事業統合し、「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」としてビジネスを開始。2010年1月1日現在の社員数は1,890名、国内で展開する事業所数は55カ所、2009会計年度(2009年1月~12月)の総売上は約1,190億円。ホームページアドレスは www.gehealthcare.co.jp

お問い合わせ/写真データのご希望は以下まで
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 広報・松井亜起
Tel: 0120-202-021 Fax: 042-585-5360 Mail: [email protected]

GEヘルスケア・ジャパン株式会社 広報 松井亜起


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