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Press Release

Geヘルスケア・ジャパン、サーバー型の画像処理ワークステーションを本格発売

May 26, 2010

― 撮影画像の3次元処理ソフトウェアなどをネット経由で複数の端末で供用可能 ―

GEヘルスケアグループの日本法人であるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、社長:熊谷昭彦)は、複数のユーザーが場所や端末を問わずネットワーク経由で同時に撮影画像の3次元(3D)処理が可能な汎用画像診断装置ワークステーション「AWサーバー(エーダブリュ・サーバー)」を、全国の大・中規模病院を主対象に本格発売します。

AWサーバーは、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)などで撮影した画像の3D処理などを担う「Advantage Workstation(AW:アドバンテージワークステーション)」の、当社初となるサーバー型製品。

同製品を医療機関内に設置することで、院内の各診療科のパソコンや外出先など場所や端末を問わず、セキュリティーを確保した上で、ネットワーク経由で3D処理の操作指示が可能となります。サーバー上で画像を処理し、操作端末側には3D処理ソフトウェアのインストールの必要がない「シンクライアント」方式を採用しており、端末側の能力に依存せず高速画像処理が可能なほか、データも端末に残らないため高い安全性を誇ります。AWサーバーは、同時処理可能な断層像数が3万枚と1万6,000枚の2種類用意しており、ともに接続するユーザー数の制限はありません。

AWサーバー 概念図  

当社では、1994年に画像処理用ワークステーション「Advantage Workstation」を発売以来、一段と簡便で効率的、かつ高精度の処理を目指して、適宜同ワークステーションの改良を重ねてきました。特に、選択した血管の追加・削除を簡単な操作で可能な「AutoSelect(オートセレクト)」や、自動で骨を除いて表示したり、心臓を解析したりする機能は数多くの医療機関から高い評価を獲得しています。その結果、現在のAdvantage Workstationの導入数は2,000件に達し、国内の3D処理ワークステーション市場ではシェアトップを誇っています。

画像診断装置の発展とともに、臨床現場における3Dの役割も大きく変化し、現在では患者説明用だけではなく、治療方針の決定、術前シミュレーションから検査前の予備撮影、術後の経過観察まで多岐にわたる役割を担うようになってきました。
このように3Dの役割が変化する中、高い価値を誇るAdvantage Workstationの機能を、院内外の場所を問わず利用したいという医療機関のニーズに応える製品として、今回AWサーバーを開発しました。

当社は、今回発売するAWサーバーを、全国の大・中規模病院の新規導入や据置型ワークステーションからの買い替えを主対象に販売します。加えて、他の製品群とあわせて全ラインアップのさらなる積極的な拡販を展開し、国内市場におけるナンバーワンの地位をさらに確固たるものにします。

GEでは、世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して、2009年5月にヘルスケアに関する戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)」を策定しました。この戦略では、2015年までに60億ドルを投じて、地域に適した技術開発、ヘルスケアITの加速、格差のない医療の提供、在宅医療の推進の4分野で、100種類のイノベーションを実施し、15%の医療コストの削減、15%の医療アクセスの拡大、ならびに15%の医療の質向上を実現することを目指しています。ヘルシーマジネーションの詳細は http://www.ge.com/jp/company/healthymagination/ をご参照ください。

名称:  汎用画像診断装置ワークステーション / AWサーバー 
希望小売価格:  8,000万円 
発売日:  2010年4月12日 
初年度国内販売目標:  30台 
医療機器承認番号:  22200BZX00295000 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)などの医療用画像診断装置やヘルスケアITをはじめ、メディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)や生体情報モニターから、創薬、バイオ医薬品、ならびに医療機関の経営支援に至るまで、幅広い分野にわたる専門性を生かし、次世代の患者ケアをデザインする最先端の医療技術ならびに医療サービスを提供しています。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケア(売上高:170億ドル)の日本での中核拠点として、現在GEが全世界で推進している「ヘルシーマジネーション」戦略にもとづき、医療コストの削減、医療アクセスの拡大、ならびに医療の質と効率の向上を実現する革新的な製品やサービスの開発を継続しています。GE横河メディカルシステムとGEヘルスケア バイオサイエンスが2009年8月1日付で事業統合し、「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」としてビジネスを開始。2010年1月1日現在の社員数は1,890名、国内で展開する事業所数は53カ所、2009会計年度(2009年1月~12月)の総売上は約1,190億円。ホームページアドレスは www.gehealthcare.co.jp

GEヘルスケア・ジャパン株式会社 広報 松井亜起


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