顧客のために、革新的装備とテクノロジーで、用途開発、プロセス能力をグローバルに強化
GEプラスチックスは、本日、最新のグレージング開発拠点として、『センター・オブ・エクセレンス』を開設したことを明らかにした。この新施設は、世界中の顧客が、GEの環境に優しく、かつ革新的なLexan* GLXポリカーボネート(PC)樹脂およびその他のエンジニアリング材料を使用して、最新の自動車グレージング(樹脂ガラス)アプリケーションのデザイン、設計、加工する際の支援を目的としている。自動車グレージング『センター・オブ・エクセレンス』は、オランダのグローバルアプリケーションテクノロジー(Global Application Technology(GApT))センターの一つとして、Krauss MaffeiおよびSummerer Technologiesの装備とテクノロジーを完備している。
「グレージングは、自動車産業において最大の成長のチャンスを提供してくれます。」と、GEプラスチックスのグローバル アプリケーション テクノロジーの事業部長であるRick Pontilloは、コメントする。「GEプラスチックスは、優れたグレージング用途の開発において、私たちのお客様をサポートするために十分なリソースを投入しています。新しいセンターは、ヨーロッパの中心である、オランダのBergen op Zoom(バーゲン・オプズーム)に位置しており、ここは、現在、Lexanポリカーボネート自動車グレージングの開発拠点になっています。新しいセンターは、既に世界中で積極的に採用を検討している新しい顧客開発をサポートします。」
センターで使用される主要な材料の中で、GEのLexan GLX樹脂は、特別に自動車グレージング用途の要求に合わせて開発されている。これにより、優れた光学特性、射出圧縮成形プロセスでの品質コントロールの改善、長期の色安定性のために特別配合した顔料システムとカスタムカラーが提供できる。Lexan樹脂は、重量を削減して、燃費向上による二酸化炭素の排出軽減に貢献できるばかりでなく、リサイクルの可能性も有している。
Lexan PC軽量グレージングを採用することにより、自動車会社は、重要な環境課題に取り組みながら、新しいデザインにより、自社製品を差別化できる。例えば、もし今日ヨーロッパで走っているすべての乗用車のサイドとリアガラスが、すべてLexan GLXグレージングに変わったとすると下記のような環境メリットを提供できる:
・ 燃料の節約は、年間およそ21億リットル(これは2006年の平均燃料価格に基づくと、およそ24億ユーロ)
・ 二酸化炭素排出削減は、年間およそ520万トン。これは、フィンランドの一ヶ月の二酸化炭素排出量に相当する。
新しいセンターのハイライトは、2色射出成形用のKrauss Maffei SpinFormスイベルプラテンマシンである。Krauss Maffeiの成形機は、金型との組み合わせにより、取り付け部などを統合した自動車グレージングの生産を可能にする。そのような部品統合によるコスト削減が可能になる一方、部品重量の低減により、燃費の向上および低重心化による操作性の向上に寄与する。
ドイツの金型メーカであるSummererは、このセンターの成功に必要なもうひとつの重要な要素を担う。Summererの金型は、Krauss Maffeiの成形機との組み合わせにより、コーティング性、耐衝撃性および高い寸法安定性を有する高品質な多色成形品の生産を可能にする。GEプラスチックスとBayerの合弁会社であるExatec®は、自動車グレージングに対し、独自のコーティング テクノロジーを提供しているが、自動車デザインと性能を向上するグレージングテクノロジーの開発におけるGEプラスチックスの投資の一例である。
センターは、今日、GEプラスチックス-Europeの社長であるHeiner Markoff、Krauss-Maffei KunststofftechnikのCTO兼COOであるDr. Otto Urbanek、Summerer Technologiesの事業部長であるFranz Summerer、そしてExatecのCEOであるJohn Madejによるテープカットセレモニーが行われ、公式にオープンした。
自動車グレージング『センター・オブ・エクセレンス』は、1978年に開かれたBergen op ZoomのGlobal Application Technology Center(グローバル アプリケーション テクノロジー センター)内に ある6つの専門施設の中の一つである。グローバル アプリケーション テクノロジー センターの使命は、先進的な用途とプロセス開発を通じて、GEの製品ポートフォリオの成長をサポートし、世界中の顧客のサポートに専念することにある。GApTは、新しい用途とプロセスを発明、検証し、広げていく。GEは、"バーチャルラボラトリ"と呼ばれるツールを使い、世界中のアプリケーションテクノロジ センターを接続することで、世界中で知識を共有し、その技術を展開していく。
GEプラスチックスの自動車グレージング用材料と新しい自動車グレージング『センター・オブ・エクセレンス』の詳細については、GEプラスチックスのウェブサイトwww.geplastics.comを参照。
GEプラスチックスについて
GEプラスチックスは自動車、医療、家電、輸送、高機能包装、建築/建設、通信、 光学媒体などの幅広い業界で利用されているプラスチック樹脂を世界中のお客様に提供するサプライヤーです。ポリカーボネート、ABS、SAN、ASA、PPE、PC/ABS、PBT、PEI 樹脂に加え、高機能 特殊コンパウンド LNP* 製品シリーズを製造しています。GE プラスチックスのスペシャル ティー フィルム&シート事業部は、高機能 Lexan* シートおよびフィルム製品を製造しており、これら の製品は条件の厳しい用途に世界各地で幅広く利用されています。さらに、GE Plastics の自動車部 門は、車体パネル/グレージング、ボンネット内、部品、構造/内装、照明という自動 車産業の 5 つの主要分野で:ボディーパネルとグレージング、フード下のアプリケーション、 コンポーネン ト、構造と内装、そして照明です。オリンピック大会の協賛企業として、GE は大会の成功に不可 欠な、幅広い分野にわたる革新的な製品とサービスを独占的に提供しています。
* LNP および Lexan は General Electric Company の商標です。
®Exatec は General Electric Company と Bayer MaterialScience 両社の合弁企業 Exatec, LLC の登録商標です。
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