※ 同リリースは、本日、日本にて三菱重工業から配信された「三菱重工業とGEエナジー、GTCC発電設備向け次世代蒸気タービンの共同開発で最終合意」と同じ内容を含みます。
【ニューヨーク、スケネクタディ、2009年6月23日】
GEエナジーと三菱重工業は、ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向けの次世代蒸気タービンを共同で開発していくことで最終合意し、契約書に調印しました。具体的には、両社が保有する技術・ノウハウを結集して、最新鋭の高性能次世代機を開発・設計します。製作・販売については、他のGTCC発電製品と同様、それぞれ個別に手掛けます。
今回の正式契約は、次世代蒸気タービンの共同開発検討に係る本年1月の覚書(MOU)交換を受け合意に至ったものです。両社は今後、信頼性の高い高効率機の円滑な開発・投入を目指していきます。
新たな蒸気タービンは、全世界の50Hz地域において、三菱重工のG形およびGEのFB型ガスタービンを用いた、発電出力85万~100万kWのGTCC発電設備に適用されることとなります。
今回の最終合意は、GEと三菱重工が、GTCC発電設備の性能アップを求める全世界の顧客ニーズに応えていくために、両社が協力関係を持つことが極めて重要であるとの考えで一致したことによります。両社は、それぞれベストの経験と技術を持ち寄ることで、単独で開発するよりも、高性能の次世代蒸気タービンをGTCC発電市場に、よりスピーディーに提供することができると判断しました。また、この取り組みは両社にとって、新たな意義深いステップとなると考えました。
蒸気タービンは世界の発電量の80%を何らかの形で担っている発電産業界の基幹技術であり、世界的なエネルギー需要の伸びと地球温暖化への関心の高まりを背景に、特に最近は、GTCC発電設備向け蒸気タービンの需要が高まっています。両社はこのような状況を睨み、GTCC発電設備の中核機器である蒸気タービンの革新的な高度化に共同で取り組んでいきます。
GEエナジーについて
GEエナジーは、世界有数の発電およびエネルギー供給技術のリーディングサプライヤーです。2008年の売上高は293億USドルでした。本社は米国ジョージア州アトランタにあり、石炭、石油、天然ガス、原子力、及び、水力、風力、太陽光、バイオガスといった再生可能エネルギーやその他の代替燃料等、エネルギー分野で幅広く事業展開を行っています。GEエナジーの製品の多くは、お客さまが環境課題を解決するのに役立つ新技術を積極的に提供するというGEの全社的な取り組みである「エコマジネーション」の認定を受けています。
三菱重工業について
三菱重工業は、船舶・海洋、原動機、原子力、機械・鉄構、航空宇宙、汎用機・特車、冷熱、紙・印刷機械、工作機械の9部門で事業を展開する総合重機メーカーです。 活動の範囲は海から宇宙に至り、次世代の新技術開発から、設計・製造・サービスの提供までを幅広く展開しています。 それぞれの専門分野で育まれた技術・ノウハウを有機的に結合させ、新たな価値創造の「ものづくり」をグローバルに展開し、地球の環境と未来に貢献しています。
本社所在地:東京都港区港南2-16-5
HP:www.mhi.co.jp/index.html
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