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Press Release

GEのAdvanced Gas Pathアップグレード技術により、韓国の電力会社がPower Engineering Best Gas Project of the Year賞の最終候補に選出

December 12, 2012

  • 韓国南部発電株式会社(KOSPO)がPOWER-GEN国際会議にて実績を認められる
  • Advanced Gas Path(AGP)ソリューションが韓国の電力需要拡大に対応し、KOSPOの供給能力拡大に貢献
  • 地域のグリッド予備率を高めることを通じてグリッドの安定性確保に寄与
  • KOSPOはさらに2基のガスタービンをアップグレードする契約をGEと締結し、GEのAGPシステムの累計販売数が100件目に到達

*2012年12月11日、米国にて発表されたプレスリリースの全訳です。

2012年12月11日【米国フロリダ州オーランド】 GEのお客様である韓国南部発電株式会社(KOSPO)は、フロリダ州オーランドで開催されている国際会議POWER-GEN International 2012において、「Power Engineering 2012 Best Gas Project of the Year賞」の最終候補に選ばれました。地域での電力需要拡大に対応するため、韓国最大の電力会社であるKOSPOはGEのAdvanced Gas Path(AGP)アップグレード技術を新仁川火力発電所の6基の7FA 3-Seriesガスタービンに導入しました。GEのAGPソリューションは、お客様の既存の資産をスマート化する、他に例のないデータアナリティクスと知識を応用するFlexEfficiency* Advantageの活用により開発されました。

KOSPOの発電部門マネージャーであるKyung-kyu Lim氏は、「韓国をリードする電力会社である当社にとって、このプロジェクトはこの地域の電力需要に応えると共に将来的な経済拡大を支える重要なものです。GEの技術は、既存の発電設備の能力を拡大し、ユーザーに追加電力を迅速に供給することに貢献しました。さらに新規に発電所を建設した場合に直面するようなインフラストラクチャや環境に与える影響もありません。。このプロジェクトのパートナーであるGE、および名誉な賞を当社に授与くださったPower Engineeringに感謝します」と述べています。

グローバル金融危機に際して経済低迷を回避できた数少ない先進国のひとつである韓国は、拡大する製造基盤と着実な人口増により2010年に6%を超える経済成長を達成しました。KOSPOは環境への影響削減への取り組みに悪影響を及ぼすことなく、グリッドの安定性を実現し、直ちに効果を発揮するソリューションを必要としていました。

KOSPOとGEは、新仁川火力発電所に設置されている6基のGE製ガスタービンの性能最適化に向けた計画を共同で策定しました。このプロジェクトではGEの初期のAGP技術に加え、強化されたコンプレッサー、乾式低NOx型(DLN2.6)広間隔機械式燃焼システム、冷却最適化パッケージが導入されました。これらが導入された後、出力増加分の合計は130メガワット(MW)に達し、またNOx排出は20 ppmから9 ppmに低下しました。この出力増に基づき、過去のピーク需要時には4%にまで低下していた予備率が拡大し、この地域のグリッドの安定性を確保することができました。

GEのパワージェネレーション・サービス事業部門、フリート分析および性能管理担当ゼネラルマネージャーであるフィンタン・タフィー(Fintan Tuffy)は、「このプロジェクトが韓国に及ぼす効果について、KOSPOの実績がこのような著名な団体に認められたことを喜ばしく思います。KOSPOは顧客からの需要を満たし、また韓国の経済成長に合わせた戦略的に計画を立案しており、同社のこのような取り組みはこのプロジェクトを通じて明確に示されました。GEはこの地域に配置するスタッフと共に、KOSPOが必要としていた厳しいスケジュールの中でこのプロジェクトを完了させ、また今後もこの発電所をその耐用年数を通じて支援してまいります」と述べています。

GEは本日、さらに2基の7FAガスタービンを対象に、AGP技術を導入する契約をKOSPOとの間に交わし、これによりAGPシステムの累計販売数が100件目に達しました。このアップグレードは、仁川にある釜山火力発電所のガスタービンに導入されます。これによって出力はさらに20 MW増加しますがNOx排出は9 ppmの低レベルに維持されます。今回の発表により、韓国において着実に増加するエネルギー需要への対応を支援する、KOSPOとGEとの連携がさらに拡大されました。

このプロジェクトは3段階に分けて行われましたが、ガスタービンを可能な限り早期に稼働状態に復帰させることが課題となっていました。GEの現地チームはこれに対し停止期間を7日間短縮し、またアップグレード全体の安全性と技術水準を維持することによって応えました。アップグレードされたガスタービンはこれまでに、累計6,745,980 MWhを超える電力をグリッドに供給しています。

AGP技術は、出力、効率、および可用性を高めることができる業界をリードするアップグレード性能をもち、運用面での柔軟性を提供します。AGPアップグレード技術は最大4.8%の出力増、およびコンバインドサイクル運用において最大1%の燃費向上を実現し、それらを通じて既存のガスタービンの運用範囲を拡大します。このソリューションはまたメンテナンス間隔を業界最長の32,000時間または900回の起動にまで延長し、これによって電力供給停止の間隔は最大33%延長されます。AGPの設計に盛り込まれたイノベーションは施設のライフサイクルを通じたメンテナンスコスト削減にも貢献し、ガスタービンと部品の耐用期間を最大96,000時間にまで延長します。

AGPソリューションはGEのエコマジネーション*認証も得ています。この技術を通じて電力会社は燃費を1%以上抑えると共に二酸化炭素排出も削減し、また電力供給上の状況変化に伴って必要となる柔軟な運転を実現することができます。エコマジネーションとは、今日の環境問題に対処し、同時に経済的成長を促進するソリューションを描き出し、構築するためのGEの取り組みです。

GEのFlexEfficiency Advantageを導入することにより、お客様はすでに設置済みの発電施設と現在の電力需要において最先端の技術を展開することが可能になります。GEは最新の熱力学設計とシステムに関する豊富な知識に基づき、排出を低水準に抑えながら優れた効率と出力を実現します。1949年に最初の大型ガスタービンを設置して以来、GEはOEMエンジニアリングに関する25テラバイトを超えるデータに加え、延べ9,300万時間を超える実際の現場での運用データを蓄積してきました。GEは日々この膨大なデータを分析し、性能最適化に必要なシステム関連の基礎となる知識を得ています。

詳細は、GE's POWER-GEN International siteおよびAdvanced Gas Pathプレスキット(英語)をご参照ください。

GEについて
GEは、重要な課題の解決に取り組む企業です。最高の人材、最高のテクノロジーを活用し、エナジー、ヘルスケア、ホーム、トランスポーテーション(運輸)、金融サービスなどの分野で、困難な課題の解決に貢献しています。世界中のインフラやビジネス構築、電力供給、運輸、医療など様々な分野でGEの製品・サービスが使われています。私達は、イマジネーションだけでなく、「実行」する企業です。課題解決を行動にうつす、それがGEの仕事です。日本におけるGEの事業・活動等については、
http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。

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GE パワー&ウォーターは国や地域ごとの課題を解決する、幅広い発電設備や水処理技術をお客様に提供しています。パワー&ウォーターは風力や太陽光などの再生可能資源、バイオガスと代替燃料、および石炭、石油、天然ガス、原子力エネルギーを含むすべてのエネルギー産業に関わっています。また水の供給とその品質に関する、世界で最も難しい課題を解決する先進的技術の開発も行っています。パワー&ウォーターには航空機エンジン転用型ガスタービン、ガスエンジン、原子力、パワージェネレーション・サービス、再生可能エネルギー、火力発電向け機器、およびウォーター&プロセス・テクノロジーの7つの事業部が属しています。パワー&ウォーターはニューヨーク州スケネクタディに本社を置き、GEとして最大の産業部門になっています。

*ゼネラル・エレクトリック・カンパニーの登録商標です。

日本GE コーポレート・コミュニケーション本部 小池


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