- 1,000万ドルの被災地復興支援策の一環、被災地の医療インフラ整備を支援 -
~ 本日岩手県に目録を贈呈 ~
日本GE株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:マーク・ノーボン)は本日、GEの社会貢献組織「GEファンデーション」が岩手県に軽自動車のドクターカー*1「めんこい」を3台寄贈したと発表しました。この寄贈は、GE会長兼CEOのジェフ・イメルトが4月上旬に発表した1,000万ドル相当の復興支援策の一環として行われるもので、軽自動車のドクターカーの導入は岩手県では初となります。
GEでは3月の東日本大震災発生以降、日本における社員を中心とした活動を通じて被災された方々の救済や被災地の復興支援に尽力しており、その過程で被災3県の関係者の方々から要望の高かった被災地における医療の強化策として、岩手県への3台を含む軽自動車のドクターカー「めんこい」11台(岩手県:3台、宮城県:5台、福島県:3台)の寄贈を決定しました。
被災地である三陸沿岸特有の狭い道や坂道も容易に走行可能な軽自動車のドクターカー「めんこい」には、可搬式の超音波診断装置や心電計、生体情報モニター、骨密度測定装置などの医療機器が搭載されており、被災地域に点在する仮設住宅等への往診等においても、病院・診療所並みの医療機器を活用した診療が可能となります。また、ドクターカー(医師派遣用自動車)として、消防本部の要請があれば、緊急車両として いち早く救急の現場に駆けつけることができ、交通網の寸断により不自由な生活を余儀なくされている被災者の方々の命を一人でも多く守りたいという現場の強いニーズに応えるものと期待されます。なお、ドクターカー寄贈に当たり、東北地方の方言であり、多くの方が覚えやすい「めんこい」という愛称にしました。
本日、日本GE(株) GEコーポレート専務執行役員の田中豊人は、岩手県庁にて、岩手県に寄贈する「めんこい」3台の目録を贈呈しました。なお「めんこい」は、岩手県に寄贈した3台と宮城県への5台の計8台が11月中旬より運用開始になる見込みの他、福島県に3台寄贈される予定です。
目録の寄贈(バックは岩手県に寄贈したドクターカー「めんこい」3台)
左:遠藤達雄 岩手県医療局長
中央:田中豊人 日本GE(株)
GEコーポレート 専務執行役員 戦略・事業開発統括
右:佐々木信 岩手県医療局 次長
GEでは「GEファンデーション」を通じた1,000万ドル相当の寄付に加え、同組織とGE社員のマッチングギフト*2 の合計額280万ドルについても別途寄付します。被災地の一日も早い復興をお祈りするとともに、引き続き更なる支援活動を行っていきます。
*1: ドクターカーとは、消防と連携して(緊急の場合に消防署からの連絡を受けて出動)、医師(ドクター)を運ぶ緊急自動車。車内に十分な医療機器が装備されており、緊急時には医師による車内での診療が可能。めんこいは、岩手県では初となる「軽自動車のドクターカー」
*2: マッチングギフトとは、従業員による社会貢献目的の寄付に対して企業が同額の上乗せを行う寄付のこと
GEファンデーションについて
GEの社会貢献組織であるGEファンデーションは、パートナー組織と協働で、米国および海外における災害救援活動や健康・医療、環境、政策、人権といった課題に取り組んでいます。2010年には、GEグループ全体で約2億2500万ドルの寄付を行い、このうち1億ドル超はGEファンデーションによるものでした。詳細は、 www.gefoundation.com をご覧ください。
GEについて
GEは、世界各国においてインフラストラクチャーおよび金融の分野で事業を展開し、世界が直面している困難な課題の解決に貢献しています。航空機、発電をはじめ、金融サービスやヘルスケア・ソリューション、石油・ガス、鉄道事業にいたるまで、幅広い商品とサービスを、世界100カ国以上のお客さまに提供しており、約30万人の従業員を擁しています。詳細は、GEのホームページをご覧下さい。GEは、日本においても100年以上にわたって事業展開しており、社員は約5,000人を数えます。日本におけるGEの事業・活動等については、 http://www.ge.com/jp/ をご覧下さい。
日本GE コーポレート・コミュニケーション本部