2011年第1四半期の1株当たり営業利益は65%増の0.33ドル
第1四半期の売上高は6%増の384億ドル
四半期配当は0.01ドル増の0.15ドル
※2011年4月21 日、米国にて発表されたプレスリリースの全訳です。
同発表に関するカンファレンス・コール/ウェブキャスト再生、プレゼンテーション資料、および関連資料等は、GEウェブサイト内「インベスター・リレーション」をご覧下さい。
2011年度第1四半期の決算ハイライト(GEに帰属する継続事業
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2011年4月21日【米国コネチカット州フェアフィールド】
GEは本日、2011年第1四半期の順調な業績を発表しました。営業利益は前年同期比58%増の36億ドル、1株当たり利益に換算すると65%増の0.33ドルとなりました。(GEに帰属する)一般会計基準ベースの継続事業からの利益は前年同期比48%増の34億ドル(1株当たり利益は同じく48%増の0.31ドル)となりました。当四半期の売上は前年同期比6%増の384億ドルとなりました。また、GEは2011年第3四半期より、四半期配当を0.01ドル増の0.15ドルに引き上げます。過去12ヶ月で3度目となる今回の増配決定は、今後の業績に対する経営陣の自信の表れです。
GEのジェフ・イメルト会長兼CEOは次のように述べています。「本日発表した業績が示すとおり、リセッションを乗り越え、GEはさらに力強く競争力のある企業となりました。GEヘルスケア、トランスポテーション(運輸)、アビエーション(航空)の各部門は堅調な業績を達成しました。また、高成長セグメントへ戦略的投資を行った結果、当社のエナジー事業のポートフォリオが強化され、今年後半にかけて同事業の成長路線を取り戻せる位置につきました。当四半期の受注残高は、過去最高の1,770億ドルとなりました。」
「当四半期GEキャピタルも堅調な業績を達成し、税引き後利益は18億ドルとなりました。損失が峠を越えた今、我々は高採算の見込める新規案件の組成に取り組んでおり、同社の調達コストも引き続き好条件です。融資ポートフォリオの質が改善したため、当四半期の準備金カバー率は微減しました。2010年第1四半期以降、我々はGEキャピタル・コーポレーション(GECC)のTier 1 普通資本比率を7.8%から9.8%に改善し、同社の負債比率(レバレッジ)を5.5:1 から4.5:1に引き下げました。GEキャピタルのフランチャイズ(事業基盤)を強化した今、我々は将来の収益成長に向け着実に進んでいます。」
当四半期、GEは研究開発投資を12%拡大し、50種近いヘルスケアおよびエナジー関連の新製品を発売しました。産業分野事業の営業利益率は前年同期比1.1ポイント低下し、14.3%となりました。当四半期を通じて、デフレ傾向が続いたためです。また、風力発電機器の価格下落や、2010年に発生したアビエーション・フランチャイズ(航空部門)の手数料収入および新規案件が継続しなかったことも利益率に影響しました。GE産業分野事業の営業活動による当四半期のキャッシュフロー総額は17億ドルとなり、通年の目標である120~130億ドル達成に向け順調に推移しています。現金および現金同等物の連結期末残高は820億ドルでした。
GEのバランス良い資本配分計画が投資家にとってプラス要因であることは変わりません。具体的には、2010年第2四半期以降、累計で50%増となる配当金を決定したほか、エナジーおよびヘルスケア事業で長期的な成長の牽引力となる新規M&Aを6件発表し、23億ドル規模の自社株買いを実施しました。
当四半期に利益を計上した項目のほとんどが、最終的には費用に相殺された結果となりました。GEによるNBCユニバーサル売却が完了した結果、新会社の持ち分が49%となり、税引き後の1株当たり利益が0.04ドルとなったものの、税引き後1株当たりの事業再編その他費用0.02ドルおよび同1株当たり買収・売却関連コスト0.01ドルによって部分的に相殺されました。
「1月に実施した2010年度末決算発表カンファレンス・コールの際に述べたとおり、NBCユニバーサル売却の結果、当社の税率が高くなると予測していました。売却による影響を入れると、2011年第1四半期の連結ベースの当社法人税率は前年同期比37ポイント増の53%となりました。」
「2011年度の当社フレームワーク(事業見通し)達成への確信は変わりません。資本配分計画を着実に実行しており、将来の成長および競争力強化に向けた投資を継続しています。GEのビジネスモデルは、2011年以降も株主の皆さまに利益成長を提供できるものであると考えています。」とイメルトは述べています。
2011年第1四半期の決算ハイライト
2011年第1四半期の営業利益は前年同期の23億ドルから58%増の36億ドルとなりました。1株当たり営業利益は前年同期の0.20ドルから65%増の0.33ドルでした。セグメント別利益は、GEキャピタルが200%以上の増加、トランスポテーション(運輸)が37%増、ヘルスケアが7%増、アビエーション(航空)が5%増となり、エナジー・インフラストラクチャー事業の7%減の影響を大幅に圧縮し、全体では前年同期比36%増となりました。
非継続事業の実績を含めると、2011年第1四半期のGEに帰属する純利益は34億ドル(普通株1株当たり0.31ドル)となりました。なお、前年同期の純利益は19億ドル(普通株1株当たり0.17ドル)でした。
2011年第1四半期の売上高は、6%増の384億ドルとなりました。GEキャピタルサービス(GECS)の売上高は、前年同期比3%増の132億ドルとなりました。産業分野事業の売上高は同6%減の221億ドルとなりました。
GE産業分野事業の営業活動による2011年第1四半期のキャッシュフロー総額は前年同期の26億ドルから34%減の17億ドルとなりました。
注:別紙(添付)の財務諸表には、当社の財務状況、業績およびキャッシュフローを測定するうえで不可欠な情報が含まれています。
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日本GE コーポレート・コミュニケーション本部