継続事業からの1株当たり利益は0.21ドル
総売上高は366億ドル
GEキャピタルの利益は6億700万ドル、税引き前利益は2億3,500万ドル
2010年度第1四半期の決算ハイライト(GEに帰属する継続事業)
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※2010年4月16日、米国にて発表されたプレスリリースの全訳です。
同発表に関するカンファレンス・コール/ウェブキャスト再生、プレゼンテーション資料、および関連資料等は、GEウェブサイト内「インベスター・リレーション」をご覧下さい。
2010年4月16日【米国コネチカット州フェアフィールド】
GEは本日、2010年第1四半期の業績を発表しました。(GEに帰属する)継続事業からの利益は前年同期比18%減の23億ドル、1株当たり利益は0.21ドルとなりました。当四半期の総売上高は、GEキャピタルの合理化が加速したことにより、前年同期比5%減の366億ドルとなりました。
GEのジェフ・イメルト会長兼CEOは次のように述べています。「2010年第1四半期における当社の事業環境は引き続き改善しました。航空会社の旅客マイル数および貨物積載量の増加、延滞債権の減少、地方の広告市場の伸びなど、景気回復の兆しも見えています。設備・機器およびサービスの受注残高は前四半期同様、着実に推移し全社合計で1,740億ドルとなりました。ヘルスケアおよびオイル&ガス事業の受注が堅調に伸びており、設備・機器およびサービスの受注残高も引き続き高い水準にあります」
「当社のビジネスモデルは確実に機能しています。産業分野事業の利益率が拡大し、これまで2年強に渡り進めてきた事業再構築の効果が現れています。また、その間にも、内部成長を加速させるための研究開発投資を増やしてきました」
「当四半期で6億ドルの利益を計上したGEキャピタルの業績は大変心強いものです。金融事業は着実に安定化しつつあります。当四半期の貸倒損失、延滞、非稼働資産(FAS第167号による影響を除く)は減少し、引当金のカバレージは上昇しました。採算性の高い新規案件を組成する一方で、調達コストは減少しています。GEキャピタルでの貸倒損失はほぼ底を打ったとみています。商業用不動産セグメントは依然として厳しい状況ですが、リスクの内容を把握しており、マネジメントは可能だと考えています。GEキャピタルの事業基盤を強化した今、我々は将来の収益成長に向けて着実に進んでいます」
オリンピックの影響を除くと、産業分野事業の利益率は改善し、エナジー、ヘルスケア、ホーム&ビジネスソリューションズ事業の好調な業績を受け、前年同期比30ベーシスポイント増の14.7%となりました。
GEは当四半期の研究開発投資を16%増加し、複数の新製品およびサービスの開発を予定しています。産業分野事業の営業活動による当四半期キャッシュフロー総額は26億ドルで、今年度通年目標である130~150億ドル達成に向けて順調に推移しています。当四半期末の連結ベースのキャッシュ残高は700億ドルでした。
「2010年の当社フレームワーク(事業見通し)は引き続き達成可能であり、計画を上回る可能性もあります。収益力の改善に向けた追加の事業再編を検討する可能性もありますが、必要な資金は十分保有しており、2011年以降、利益および配当の増加を見込んでいます」とイメルトは述べています。
当四半期に利益を計上した項目が、最終的には費用に相殺された結果となりました。税引き後の1株当たり為替差益0.02ドルは、税引き後の1株当たり事業再編その他費用0.02ドルに相殺されました。
「我々は、新たに生まれ変わったGEを率いていきます。インフラストラクチャー事業および金融サービス事業において当社はリーダーとしての地位にあり、新製品、サービスおよび新興市場への投資も行っています。当社は長期的な株主価値を提供する準備が整っています」とイメルトは述べています。
2010年第1四半期の決算ハイライトは以下の通りです。
GEに帰属する継続事業からの利益は、前年同期の29億ドルから18%減の23億ドルとなりました。継続事業からの1株当たり利益は前年同期比19%減の0.21ドルでした。セグメント利益は、エナジー・インフラストラクチャー事業で12%の増益、一方GEキャピタルで41%、テクノロジー・インフラストラクチャー事業で18%、NBCユニバーサルで49%の減益となり、全体では前年同期比16%減となりました。
非継続事業の実績を含めると、当四半期のGEに帰属する純利益は19億ドル(普通株1株当たり0.17ドル)となりました。なお、前年同期の純利益は28億ドル(普通株1株当たり0.26ドル)でした。GEは当四半期中、2008年度に売却したGE Moneyの日本事業(非継続事業として計上)に関する引当金を追加計上しました。
売上高は5%減の366億ドルとなりました。GEキャピタルサービス (GECS)の売上高は前年同期比9%減の132億ドルとなりました。産業分野事業の売上高は前年同期比2%減の235億ドルとなりました。
GE産業分野事業の営業活動によるキャッシュフロー総額は、 前年同期の31億ドルから17%減の26億ドルとなりました。
注:別紙の財務諸表には、当社の財務状況、業績およびキャッシュフローを測定するうえで不可欠な情報が含まれています。
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日本GE コーポレート・コミュニケーション本部