2008年の純利益を約200億ドルと予想
2009年まで1株当たり1.24ドルの年間配当を維持
- 金融サービス市場が不安定なために2008年第3四半期および通年の業績予想を修正。
- 2008年の純利益を約200億ドルと予想。
- 産業分野は、コンシューマー&インダストリアルを除くインフラストラクチャー事業が好調を持続しており、第3四半期10-15%の増益を予想。
- 金融サービス事業の第3四半期の利益は約20億ドル、通年では90億ドル超と予測。
- トリプルAの信用格付け維持へのコミットメントを再確認。金融サービス事業の財務レバレッジを更に低下させ、資本と流動性を強化。GEキャピタルの2008年の長期資金計画を完成。
- 1株当たりの配当については、四半期0.31ドル、年間1.24ドルを2009年まで維持することを取締役会が承認。
2008年9月25日【コネチカット州フェアフィールド】
GEは本日、金融サービス市場の環境が従来になく悪化し不安定な事情を勘案して、第3四半期の業績予想を修正し、1株当たり利益予想を従来の0.50-0.54ドルから0.43-0.48ドルに修正しました。修正後の予想では金融サービス事業は第3四半期に約20億ドルの利益を計上する見通しです。現在のマーケットの状況に影響を受けているものの、この利益水準は他の金融サービス企業を上回る見通しです。産業分野からの利益は、コンシューマー&インダストリアルを除くインフラストラクチャー部門とメディア部門の好業績により、第3四半期を通じて好調を持続することが見込まれ、10-15%の増益を予想しています。
金融サービス市場の困難な環境が近い将来に改善する見通しは薄いとGEは予測しているところから、通年の利益予想を220-230億ドル(1株当たり2.20-2.30ドル)から195-210億ドル(1株当たり1.95-2.10ドル)に修正しました。
GEはまた、従来通りトリプルAの信用格付け維持へのコミットメントを再確認しました。GEの資金状況は潤沢で、マーケットが不安定な最近も良好な実績を残してきましたが、こうした強固な資本と流動性を更に強化するため、以下の策を講じます。
GEはまた、1株当り当たりの配当について、四半期0.31ドル、年間1.24ドルを2009年末まで維持する経営陣の計画が取締役会によって承認されたことを発表しました。GEのジェフ・イメルト会長兼CEOは次のように述べています。「私どもは長期的視点に基づく経営をしており、トリプルAの格付けを得ている企業にふさわしい行動を取ってまいります。金融市場の最近の大きな動きに鑑みて、配当を維持しつつ、リスクを一段と低下させ、バランスシートを強化するため、思い切った決定をいくつか下しました。GEキャピタルのレバレッジ比を低下させるため自社株買いを中断しますが、買収のチャンスを追及することは可能です。他社との決定的な差別化になっているトリプルAの格付けを維持していく所存です」
「産業分野における事業のファンダメンタルズは依然強固で、中核産業は世界的に好調を持続しています。産業分野およびサービス関連の周期の長い受注は第3四半期に2ケタ台の伸びが予想されます。メディア事業では、NBCUが北京オリンピックで全面的に成功を収め、ケーブルも依然高い評価を得ています。金融サービス市場は困難な状況が続いており、急速に変化する環境への迅速な対応を迫られていますが、GEキャピタルの安全かつ確実な経営を今後も心がけ、事業を慎重に推進して高い利益を得ていく考えです」
GEは2001年から高収益が見込めるハイテクの産業分野の事業に投資する一方で、低成長で利益率の低い金融サービス事業を削減する経営計画を遂行してきました。これにより過去7年間に、再保険、保証保険、一部の個人向け金融事業の売却を進めており、今週、譲渡価格54億ドルで日本の個人向け金融サービス事業の売却を完了しました。金融事業の売却総額は340億ドルに上ります。
[GEについて]
GEは、"imagination at work 想像をカタチにするチカラ"をスローガンに、テクノロジー、メディア、金融サービスという多様な分野で事業展開し、世の中の困難な問題の解決に向けて努力しています。航空機エンジン、発電、水処理・セキュリティ技術から医療用画像診断装置、企業向け・個人向け金融、メディア、先端素材にわたるまで幅広い商品とサービスを、世界100カ国以上のお客さまに提供しており、約30万人の従業員を擁しています。
詳細は、GEのホームページをご覧下さい。GEは、日本においても100年以上にわたって事業展開しており、社員は約5,000人を数えます。日本におけるGEの事業・活動等については、 当サイトをご覧下さい。
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