GEヘルスケア・ジャパンのライフサイエンス統括本部が同プラットフォームを国内のバイオ医薬品・ワクチンメーカーに独占供給
イムノアッセイ装置の小型化・自動化を可能にしたマイクロフルイディクス技術の利用において世界的なリーダーであるジャイロス社(本社:スウェーデン・ウプサラ、CEO:エリック・ウォールデン)と、GEヘルスケアグループの世界中核拠点の1つであるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、社長:川上潤)は本日、ジャイロス社の微量イムノアッセイプラットフォーム(ナノリットルスケール)の日本国内における独占販売契約を締結したことを発表しました。バイオ医薬品やワクチン開発の生産性・効率性を高めるジャイロス社のプラットフォームは現在、大手バイオ医薬品企業やサービスプロバイダーでの利用が加速されており、ワークフローの迅速化や規制当局への対応などに貢献しています。
ジャイロス社のCEOであるエリック ・ウォールデン (Erik Walldén)は、「当社の微量イムノアッセイプラットフォームは、世界のバイオ医薬品業界において高い定評を獲得しつつあるプラットフォームで、日本市場での展開は当社にとって最重要課題の1つでありました。そのような中、日本のライフサイエンス市場で実績をもつGEヘルスケア・ジャパンと日本国内における独占販売契約を締結できたことは、日本で成功する大きな要素の1つになると確信しています。両社の製品ポートフォリオには明確な相乗効果があり、日本のお客様に対し最高水準のサービスやサポートをお届けできると考えています。今後両社で大きな実りのある協力関係を築いていくことを期待しています」と述べています。
また、GEヘルスケア・ジャパン株式会社 取締役ライフサイエンス統括本部長 渡邉温子は、「ジャイロス社との契約締結に伴い、従来の製品ラインアップに加えて、高付加価値で革新的な技術を日本のバイオ医薬品業界に提供できるようになり大変嬉しく思います。ジャイロス社の微量イムノアッセイプラットフォームは、バイオ医薬品やワクチン製造時の生産性を大幅に高める可能性を秘めており、同製品が当社のラインアップに加わることで、BiacoreやMicroCalなどとともに一段と充実した分析技術をバイオ製薬業界向けに提供できるようになります」とコメントしています。
ジャイロス社について
ジャイロス社は、イムノアッセイ装置の小型化・自動化を可能にしたマイクロフルイディクス技術の利用において世界的なリーダーです。GyrosTMイムノアッセイプラットフォームを導入することで時間と労力を削減することができ、バイオ医薬品やワクチンの開発における生産性および効率性が向上します。大手バイオ製薬企業やサービスプロバイダーはGyrosプラットフォームを使用することで、ワークフローを迅速化し、規制当局からの要望に的確に対応できるようになります。
本プラットフォームは、条件検討時間を短縮し、ナノリットルスケールでのアッセイを自動化することによって、測定時間を削減し、また労力やサンプルも節約します。創薬開発におけるアッセイ技術として、前臨床試験から臨床開発まで一貫して応用できる、簡便性の高い卓越したプラットフォームです。
従業員数は約60名で、本社はスウェーデンのウプサラ。欧米に拠点があり、販売ネットワークを広げています。ホームページアドレスは www.gyros.com 。
GEヘルスケア・ジャパン(株)について
GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアの中核拠点の1つとして、先端的な医療技術ならびに医療・研究機関向けの各種サービスを提供しています。医療用画像診断からライフサイエンス(生命科学)まで幅広い分野にわたる専門性を駆使しながら、GEの世界戦略「ヘルシーマジネーション」で掲げる「医療コストの削減」「医療アクセスの拡大」「医療の質の向上」の実現に向けて、国内外の医療・研究施設を中心に革新的な製品やサービスをお届けしています。主要取扱製品は、CT(コンピューター断層撮影装置)、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置、医療用画像ネットワーク、メディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)、生体情報モニタ、液体クロマトグラフィー装置、細胞解析装置。2011年4月1日現在の社員数は2,030名、国内の事業所数は55カ所。
ホームページアドレスは www.gehealthcare.co.jp (ライフサイエンス統括本部: www.gelifesciences.co.jp )。
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 広報 松井亜起