大賞賞金総額100万円・審査員は渡辺淳一氏ら
GEヘルスケアグループの日本法人であるGE横河メディカルシステム株式会社(本社:東京都日野市、社長:熊谷昭彦)は「第20回GEヘルスケア・エッセイ大賞」の募集を開始します。
同賞はどなたでも応募できる医療エッセイコンテストです。本年のテーマは、「『患者力』を鍛えよう~患者が変われば医療が変わる」(下記参照)。本テーマについて、ご自身の考えを3,000字(原稿用紙7枚半)以内にまとめて下さい。独自の主張を明快に論じた作品を高く評価します。発表はGE横河メディカルシステム(株)ホームページ他にて行い、大賞一編を11月12日発売の『AERA』誌上にて全文掲載します。大賞受賞者には賞金50万円が贈られるほか、同額を受賞者指定の医療福祉施設に寄付していただきます。審査員は、常に時代を反映した作品で定評があり、第5回からこのエッセイ大賞の審査員を務めている作家の渡辺淳一氏他。締切は9月3日(月)必着です。
【募集テーマ】
「患者力」を鍛えよう ~ 患者が変われば医療が変わる
このところの目覚しい医療技術の進歩により新たな診断や治療法が次々と実現されてきています。これまでは不可能だった微細な病変部の早期発見ができるようになり、数々の疾病が手遅れになる前に治療できる時代に近づいてきました。一方で、インターネットの発展や病院の広告規制の緩和により、これまでは患者まで届きにくかった最新の医療情報を簡単に入手できるようになってきました。これらの医療情報を十分に活用するかどうかで、患者のQOL(生活の質)は大きく変わってくる時代になってきたと言えるでしょう。
また、居住地域や所得により享受できる医療に格差があったり、医薬品への知識が不足していたために、不慮の事故に遭遇するなどの課題も出てきており、患者は医師や医療機関に任せるだけでなく、自らが安心して納得できる医療を受けることに、一層積極的になることが望まれているのではないでしょうか。一方、インフォームドコンセントを徹底し、患者の価値観や希望を受け入れた上で、医療を提供することが、患者に選ばれ、真に患者中心の医療を行う医師であり、医療機関であると言えるでしょう。
今、患者に必要とされるのは、あふれる医療情報の中から最適な意見を見極め、的確な医療機関を探し、患者から主体的に医師に働きかけるような積極的に医療へ参加するチカラ ー この「患者力」を鍛えることが、患者自身のQOL向上に大きく貢献するばかりでなく、医師や医療機関のあり方を根本から変える原動力となるのです。
あなたが考える真の「患者力」とはどのようなことですか? あなたは納得できる医療を受けるために今、どのようなことを心がけ、取り組んでいますか? そのことで医療の在り方はどう変わりましたか? また、より良い医療を提供するために患者に望むことは何ですか? これからの患者と医療の理想的な姿に迫る、様々な視点からの有意義な提言を募集します。
本エッセイ大賞は、横河メディカルシステム(YMS、現GE横河メディカルシステム)の創立5周年を記念した「第1回YMS学生論文大賞」として1987年に開始以来、広く一般から医療・時事テーマについて提言を募り社会に還元することで、医療・健康・福祉・社会・人生などの問題に対する関心を広く喚起することを目的として実施されてきました。 2004年度まで「GE横河メディカル・Essay大賞」の名で親しまれてきましたが、2005年度より名称を「GEヘルスケア・エッセイ大賞」へ変更し、テーマを「医療」のみに絞ることで、潜在・顕在化している医療問題への提言を募っています。本年で20回目を迎えるGEヘルスケア・エッセイ大賞は、過去最高で703編もの貴重な提言をいただくなど、全国でも伝統ある医療エッセイコンテストとしてその注目度も高まっています。
GE横河メディカルシステムは本エッセイ大賞を通じて、「病気になってから治す」のではなく「発病する前に」兆候を発見し、個々人の遺伝性素因に合わせた予防医療をデザインする『アーリーヘルス』のビジョン追求を図るほか、「我々は患者さんのために最善を尽くすことを誇りに持つ」の企業理念に則り、広く人々の健康に貢献する企業となることを目指しています。
GE横河メディカルシステム株式会社
CT(全身用コンピュータ断層撮影装置)、MR(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置(US)、骨密度測定装置、X線撮影装置、核医学診断装置、PET(Positron Emission Tomography)とCTを組み合わせたPET-CT、患者モニタ、画像ネットワークシステムおよび麻酔器等の販売・サービスを提供する医療用画像診断装置の主力メーカー。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケア(売上高:170億ドル)の世界三極体制(北米・日本・インターナショナル)の一極を担う。外資系画像診断装置メーカーとして唯一、国内にCT、MR、USおよびプローブの開発・製造拠点を持ち、最先端の技術や製品を日本から全世界に発信している。現在、"Early Health"のビジョンを掲げ、発病前の兆候発見や個々人の遺伝性素因に合わせた予防医療のデザインなど、画像診断技術とバイオ科学の進化と融合を進めている。特に「悪性腫瘍」、「循環器系疾患」、「ウィメンズヘルスケア」の3分野を重点ケアエリアと位置づけ、複数の製品・技術の多面的なアプローチにより病気の早期発見・早期診断をサポートしている。設立は1982年、日本国内に事業所を53カ所展開。2007年4月1日現在の社員数は1,702名、2006会計年度(2006年1月~12月)の総売上は約1,530億円。
第20回GEヘルスケア・エッセイ大賞 募集要項
日本GE コーポレート・コミュニケーション本部