二次加硫不要で生産性アップに貢献
GEアドバンス・マテリアルズ、シリコーン事業(日本における現地法人: GE東芝シリコーン株式会社、東京都港区、社長:エディ・ウー)は、二次加硫不要で、低圧縮永久ひずみの射出成形用液状シリコーンゴム(LSR)の新製品「LSR 3596/30」を発表した。
LSR 3596/30は硬さ30(ショアA)のオイルブリードタイプの射出成形用液状シリコーンゴムで、すべり性がよくコネクタシールなどに使用する際、部品を簡単に装着し組み立てることができる。新技術の開発により、GEは従来品の優れた機械特性を維持しながら、二次加硫がなくとも、175℃、22時間の圧縮永久ひずみを10%まで下げることに成功した。
「二次加硫なしで10%の圧縮永久ひずみはLSR開発で画期的な値であり、工程を省けることで、ユーザーの生産性アップに貢献できる。」と、パシフィック・オートモーティブ・マーケティング・インダストリー・マネージャーの岡本和則は話す。