日本メジフィジックス株式会社(本社:兵庫県西宮市 社長:三上信可)と日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区 社長:島田紘一郎)の両社は、GEヘルスケアが開発し2007年7月31日付で外国特例承認を取得した放射性医薬品「メタストロン注(一般名:塩化ストロンチウム( 89Sr)注射液)」の日本国内での業務提携を行うことで9月10日合意しましたのでお知らせします。日本メジフィジックス株式会社は「メタストロン注」の選任製造販売業者として当該医薬品の日本国内における製造販売責任を有しています。
今回の提携により、医療機関への本剤の販売は日本化薬株式会社が行い、製品の輸入と物流、および医療機関での放射線安全等に関する情報提供は日本メジフィジックスが行います。
「メタストロン注」は、「固形癌患者における骨シンチグラフィで陽性像を呈する骨転移部位の疼痛緩和」を効能効果とする放射性医薬品です。本剤は、放射性同位元素(RI)の一種であるストロンチウム-89 ( 89Sr)から放出されるβ線により、癌の骨転移部位を選択的に照射することで、骨転移による疼痛緩和効果が期待され、1986年以来世界40カ国以上で使用されています。
日本メジフィジックスは、RIを診断に役立てる核医学診断分野での豊富な経験を基に、中長期的には治療分野での事業の拡充を目指しています。このたび「メタストロン注」を国内の医療機関に供給するにあたり、悪性腫瘍領域で豊富な経験を有する日本化薬と提携することで、本剤の有効性や安全性などの情報をより迅速かつ的確に医療関係者の方々に提供できるものと判断しました。
日本化薬は、癌関連のスペシャルティファーマを目指して事業を展開しています。日本メジフィジックスと提携を結ぶことにより、癌の放射線治療領域に事業領域を広め、癌の治療に一層貢献できると判断いたしました。
両社は、このたびの業務提携により、放射性医薬品としての「メタストロン注」が、固形癌の骨転移による疼痛緩和医療において一層貢献できるものと期待しています。
本件に関するお問い合わせ先:
日本メジフィジックス株式会社
東京本部 総務部/広報担当
TEL:03-5634-7006
西宮本社 総務部/広報担当
TEL:0798-26-7006
日本化薬株式会社
広報IR部
TEL:03-3237-5046
日本GE コーポレート・コミュニケーション本部