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Press Release

ゼネラルモーターズ(gm)の最新かつ革新的な電気自動車に、geのエコマジネーション技術が採用され、ドライバーの給油削減に貢献

January 09, 2007

電気が自動車の動力源になりえるとトーマス・エジソンが確信してから100年近く経つが、ゼネラルモーターズとゼネラル・エレクトリックの努力が実り、発明家の夢が一歩現実に近づいている。GEは、米国デトロイトの北米国際自動車ショーにて、最新のコンセプトカー、シボレー・ボルトを発表したゼネラルモーターズに同席した。ボルトに採用された可変式駆動システムE-Flex(イーフレックス)は、地域的なエネルギー問題と運転スタイルに対して包括的な輸送エネルギーソリューションを提供する。

GEプラスチックスは、世界的なエネルギー源の多様化と石油依存の減少につながる自動車の将来に対するソリューションの一つとして、部品重量を最大50% 減少させる主要な材料技術と、設計面でのエンジニアリング支援で、シボレー・ボルトの設計と開発を実現する上で戦略的なパートナーの役割を果した。

米国だけを見た場合、自動車を所有する一般家庭のほぼ半数で、一日の走行距離は、30マイル未満である。コンセプトカーのシボレー・ボルトは、電力だけで 40マイル走行することが可能で、これは、米国環境保護庁(EPA)によると、都市部の大半のドライバーにとって、シボレー・ボルトは、ガソリンをほとんど使わないか、あるいはまったく使わない車ということになりうる。エコマジネーション* の理念の下に、GEプラスチックス独自のテクノロジーが、ボルトの重量を減少させ、燃料効率を最適化するのに役立ち、ドライバーにとっては、走行を続けるための給油が不要になり、節約度が高まることになる。

ゼネラルモーターズのグローバル・プログラム・マネジメント担当バイスプレジデントを務めるジョン・ロークナーは次のように述べる。「燃料経済性の向上、自動車排出ガスの削減、電気駆動自動車の開発をめざすGMのコミットメントは、コンセプトカーのシボレー・ボルトにGEプラスチックスの重量低減化テクノロジーを採用することで初めて実現できました。自動車の全体的な効率性を最適なものとするために、ボルトの重量を減らすことができました。第三者監査機関のGreenOrderを通じて、GEプラスチックスとの共同作業が環境面で明らかにプラスの結果をもたらしていることも確認できました。」

GEプラスチックスの自動車部門バイスプレジデント、グレゴリー・A・アダムスは次のようにコメントする。「GEがリードしてきた技術革新の歴史が、ボルトでGMと共同作業に取り組む絶好の機会につながりました。私たちは、環境面への配慮と、優れた性能、強度、スタイリングを兼ね備えたこの車を開発する上で、GMを支援することができました。GMと力を合わせ、この記念すべき新しい電気自動車の開発を推し進める共同プロジェクトチームを編成しました。」

シボレー・ボルトに見られるGEの燃料節約テクノロジーには次のようなものがある。

グレッグ・アダムスはさらに付言する。「GEは、GMを始めとする顧客が、環境への影響を少なくした車を作り出すことができるよう、環境にやさしく軽量で外観的にも優れた特性を備えた次世代の材料を追求しています。こうした努力は、環境改善に傾ける長年にわたる各社のコミットメントがあってこそ実現されるもので、私たちは、そのような構想を描くプロジェクトに取り組むことを喜ばしく思っています。」

GEプラスチックスは、燃料効率に優れた車の開発で自動車業界の顧客が直面している計り知れないプレッシャーを理解している。GEの樹脂と最新の複合材には、GMがボルトの重量を軽減させるのに有用となった重要な軽量材料が含まれている。これらの材料は、燃料消費量およびCO2排出量の低減と全体的な性能の向上にもつながる。

複合材は、超軽量構造と高機能性ゆえに、一般に航空宇宙産業やレーシングカーで使用されている。ボルトのドアとフードには、GEプラスチックスが、 Azdel*, Inc.と共同開発したXenoy iQ* 樹脂を使った独自の複合材が新たに採用されている。この複合材は、エネルギーの節約、温室効果ガス排出量の削減、ポリエチレンテレフタレートを使ったペットボトルなどの使用済み製品廃棄物の再生・再利用率の向上という環境面で重要な3つの課題に貢献することができる。

GEプラスチックスの自動車材部門の執行取締役を務めるアマンダ・ローブルは次のようにコメントする。「ボルトでは、フェンダー、ウィンドウグレージング、インストルメントパネル、ステアリングホイールのそれぞれで各部品につき30~50%の軽量化が実現されています。ボルトに使用されているワイヤは、 GEの非ハロゲン化樹脂で作られていて、従来自動車に使われてきたワイヤと比較して約25%の軽量化を達成しています。」

ボルトの環境監査も担当したニューヨークに拠点を構える環境コンサルティング会社のGreenOrderによって、重量1.6トンの乗用車のうち320万台がGEプラスチックスの軽量化コンポーネントを同じだけ使って製造された場合、温室効果ガス排出量は、毎年194,000トン以上も削減されることになり、これは、48,000エーカーの森林が吸収するCO2の量に相当することが確認されている。また、毎年75万7千リットル以上の原油が節約されることにもなり、これは、オリンピック大会規模のスイミングプール30個分、あるいは47万バレル以上の原油に相当する。

燃料経済性の改善を考える場合、最も目立たない設計上の特徴でさえ、重要な燃料節約と安全性の向上につながる。GEの樹脂は、GMデザインのカスタムスタイリングが世界のどのコンセプトカーとも異なるデザインのボルトを生み出すことを可能にした。

GMのウォレン先端デザインスタジオの取締役ボブ・ボニフェイスは、以下のようにコメントする。「ボルトの全体的な堅牢なシェイプ、開放式ルーフ、高めに設けられたベルトライン、パワフルですっきりしたフェンダー形状は、デザインに対応できるGEの材料があったからこそ実現したものです。」

透明なプラスチックのウィンドウグレージングは、開放感にあふれ、ドライバーにとっては360度の明瞭な視界が開け、安全性の向上につながります。波形形状のフード、高く設けられたショルダー、逞しく引き締まったラインは、厳選されたGEプラスチックスの樹脂により実現できたもので、GMのデザイナー達がエキサイティングなシェイプとフォームを創造することを可能にしました。

GEプラスチックスの自動車材部門でデザインイノベーションを担当するグローバルマーケットディレクターのロバート・バターフィールドは、以下のコメントをする。「ボルトの独特のスタイリングは、優れたGEの材料技術に支えられ、GMのデザインチームがユニークかつエレガントな新たな可能性を追求した結果生まれたものです。」

ボルトを設計するにあたってのGMの課題は、車の設計で目指す目標を安全性に置き、それを実現すべく、GEの2つの重要なテクノロジーが採用されている。第一に、乗員保護インパネシステムで、これは、GMと共同で2005年に米国で最初に登場したものである。その実証済みの信頼性こそ、ボルトのコックピットに欠かせないものとなっている。前部乗員保護を強化するアクティブセーフティとして機能する自動伸張式のエアバッグは、カバーの破片が飛散することがなく、事故直前の乗員と車を衝突に備えさせて、乗員の安全を守るように設計されている。

第二のテクノロジーは、GEのグローバル対応のエネルギーアブソーバーで、これは、世界各地の歩行者保護規準に合致するように設計されたものである。GE プラスチックスのエネルギーアブソーバーによって、ボルトは、アグレッシブなデザインを維持することができ、北米(FMVSS/CMVSS)および欧州連合(歩行者保護指令の歩行者フェーズ2)のいずれにおいてもバンパー衝撃規準に対応したものとなっている。

日本
杉野 光義
株式会社 東京PR、東京都
電話:03 3273 2731

日本GE コーポレート・コミュニケーション本部


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