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Press Release

Ge横河メディカルシステム、フルデジタル汎用超音波診断装置の 最上位機種を発売

October 25, 2008

~高い診断精度と検査効率向上を実現した旗艦モデル、2008年度グッドデザイン賞受賞~

GEヘルスケアグループの日本法人であるGE横河メディカルシステム株式会社(本社:東京都日野市、社長:熊谷昭彦)はこのほど、フルデジタル汎用超音波診断装置「LOGIQ(ロジック)」ブランドの最上位機種「LOGIQ E9(ロジック・イーナイン)」を、大学病院や地域の基幹病院を主対象に発売します。

LOGIQ E9は「人に優しい」をコンセプトに、医療機関からのニーズが高い画質や診断精度の向上、検査者の操作性アップ、ならびに患者の負担軽減を高い次元で融合したフラッグシップモデルです。
同装置はまず、Bモードと呼ばれる主流の撮影時における画質の向上を実現しています。従来では、患者の体格や体内構造ならびに撮影条件によって、画質に差が出るのが通例でしたが、LOGIQ E9では超音波信号を送受信するプローブ(探触子)や、プローブから送受信される超音波を時間的に制御するビームフォーマーを新たに開発。皮膚に近い表在部から体内深部まで広範囲にわたって均一な高精細画像の描出を可能にしています。
また、超音波装置はX線などを使用しない安全で非侵襲的なリアルタイムでの診断が可能ですが、撮影時には死角になる部位が発生したり、診断の客観性が低くなるケースもありました。LOGIQ E9は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)などの画像診断装置で撮影した画像と、超音波のイメージを同一画面に表示し、リアルタイムな比較を可能にする「Volume Navigation(ボリューム・ナビゲーション)」機能を搭載。体内の構造物の形状や病変の位置を正確に描出する画像診断装置の形態画像と、超音波の高分解能イメージの重ね合わせを可能にし、診断精度の向上ならびに治療効果の測定を実現しています。さらに、印を付けた部位を撮影中に追跡して画面上に表示するGPS機能も搭載、疾患の位置などを常に一目で把握できるようにしています。
臨床的には、バイオプシー(生検)を含めた乳がんなどの乳腺疾患の早期診断や複数の病変部の発見に高い有用性を誇ります。

またLOGIQ E9は造影検査においても高い診断能力を有しています。2007年1月のソナゾイドの発売以来、超音波による造影検査は普及の一途を辿っていますが、現在、体内深部の低感度と不必要な組織の描出が課題となっています。LOGIQ E9では、新開発の「Amplitude Modulation(アンプリチュード・モジュレーション)」機能を搭載し、感度を高めることでこの課題を克服、肝腫瘍の鑑別診断や治療効果判定における精度を向上します。

LOGIQ E9は、これらの新開発のハードやソフトウェアを搭載することで、これまでの超音波装置にはない高い機能性を有しているほか、検査者の操作性や患者の負担軽減の面においても業界をリードしています。超音波診断はその検査項目の多さから、これまで検査の長時間化や検査漏れ、検査者間の診断のばらつきなどが発生していました。LOGIQ E9では検査手順をプログラム化して、ワンタッチでの検査を実現する「Scan Assistant(スキャン・アシスタント)」機能を搭載、検査の次のステップを自動アシストすることで、検査時間を最大42%短縮します。検査モードの切り替えや診断コメントの入力、計測項目の表示などもすべて自動化することで、ボタン操作を大幅に削減、検査者は患者の診断に一段と集中できるようになるほか、検査漏れの減少に貢献します。また、検査者間の差も解消できるため、一定の検査項目や手順を繰り返す血管検査に特に有効です。このように大幅な検査効率アップを実現したLOGIQ E9は、検査回数の削減や診断時間の短縮など患者の負担軽減にも大きく貢献します。

LOGIQ E9はこのScan Assistant機能のほか、自由自在に移動可能なキーボードや必要な情報を自由に表示設定可能な大型モニタなどを採用し、ハード面においても検査者の操作性を向上しています。これらの優れた特徴が評価され、LOGIQ E9は2008年度グッドデザイン賞を受賞するなど、その高いパフォーマンスのみならず、従来の医療機器の観念を打ち破るデザイン性が既に高く評価されています。

当社の汎用超音波診断装置ブランド「LOGIQ」は、上位機種の「LOGIQ 9」や「LOGIQ 7」から、エントリーモデルの「LOGIQ P5」、そしてノートブックタイプ可搬型の「LOGIQ e」まで、広範囲にわたる製品群を揃えています。
当社は、今回発売するLOGIQ E9を同ブランドの最上位機種と位置づけ、超音波診断装置を新規導入予定の医療機関ならびに、同装置を複数台保有している大規模医療機関の買い替え・買い増しを主対象に販売します。また、同製品によって市場に技術力をアピール、普及機を含めた全ラインアップの拡販を狙います。

当社の超音波診断装置は、汎用の「LOGIQ」、循環器用の「Vivid(ヴィヴィッド)」、そして産婦人科・乳腺甲状腺用の「Voluson(ボルソン)」と3ブランド体制を採用しています。全ブランドにおいて、エントリーモデルから高性能機種まで幅広い製品を提供し、臨床や研究など多岐にわたるニーズに対応しています。
国内の超音波診断装置市場は年間約450億円の規模を持ち、当社は主に大学病院などの大規模病院などで使用される高性能機種でトップクラスのシェアを有しています。当社は今後、汎用、循環器用ならびに産婦人科・乳腺甲状腺用の全てのブランドにおいて、幅広い製品の投入ならびにサービスの充実を図ることで、日本の超音波診断装置市場におけるナンバーワンの地位を目指します。

製品名: 汎用超音波画像診断装置LOGIQ E9(ロジック・イーナイン)
希望小売価格: 1億5千万円(オプションにより異なる)
初年度国内販売目標台数: 100台
医療機器認証番号: 220ABBZX0017700号

GE横河メディカルシステム株式会社は、CT(全身用コンピューター断層撮影装置)、MR(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置(US)、骨密度測定装置、X線撮影装置、核医学診断装置、PET(Positron Emission Tomography)とCTを組み合わせたPET-CT、患者モニタ、画像ネットワークシステムおよび麻酔器等の販売・サービスを提供する医療用画像診断装置の主力メーカー。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケア(売上高:170億ドル)の世界三極体制(北米・日本・インターナショナル)の一極を担っています。外資系画像診断装置メーカーとして唯一、国内にCT、MR、USおよびプローブの開発・製造拠点を持ち、最先端の技術や製品を日本から全世界に発信しています。現在、"Early Health"のビジョンを掲げ、発病前の兆候発見や個々人の遺伝性素因に合わせた予防医療のデザインなど、画像診断技術とバイオ科学の進化と融合を進めています。特に「悪性腫瘍」、「循環器系疾患」、「ウィメンズヘルスケア」の3分野を重点ケアエリアと位置づけ、複数の製品・技術の多面的なアプローチにより病気の早期発見・早期診断をサポートしています。設立は1982年、日本国内に事業所を53カ所展開。2008年7月1日現在の社員数は1,697名、2007会計年度(2007年1月~12月)の総売上は約1,291億円。

お問い合わせ
GE横河メディカルシステム株式会社
広報グループ 松井亜起
Tel. 042-585-9249
Fax. 042-585-9541
E-mail: [email protected]

日本GE コーポレート・コミュニケーション本部


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