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Press Release

GE横河メディカルシステム、MRシステムの新製品「Signa HDx」シリーズを販売開始

October 12, 2006

簡単な操作性で高画質ならびに広範囲撮影を実現するプレミアム機種

GE ヘルスケアグループの日本法人であるGE 横河メディカルシステム株式会社(本社:東京都日野市、社長:三谷宏幸)は、2006 年10 月13 日(金)より、3.0T(テスラ)と1.5T(テスラ)の磁場強度を持つMR システム(磁気共鳴断層撮影装置)の新製品2 種-「Signa HDx 3.0T(シグナ・エイチディーエックス・サンテンゼロ・テスラ)」、「Signa HDx 1.5T(シグナ・エイチディーエックス・イッテンゴ・テスラ)」-を大学病院、地域の基幹病院、研究施設、画像センターなど幅広い施設を対象に発売する。なお、HDx の「x」は、MR に求められる全ての性能が「拡張(eXpand)」していることに由来している。

「Signa HDx」は、同社のMR システム「Signa EXCITE HD」シリーズの高性能をさらに強化・拡張し、簡単な操作性で高画質を実現し、MR の適用範囲を拡大したSigna シリーズの最上位機種。近年のMR 撮影に対する保険点数の引き下げにより、より多くの患者を撮影することが必要とされる中でさらなる高画質が望まれるとともに、非侵襲的な検査方法である MR をもっと幅広く使用したい、難しい検査も簡単に行えるよう操作性を向上してほしい等の要望が高まっていた。Signa HDx は、それらの市場ニーズに応えることを目指して開発された最新機種として、以下の特長を有している。

GEM(新パラレルイメージング法)
腹部の3D撮影は息止め下にて行う必要があるため、おのずと撮影時間に制限があった。新たなパラレルイメージング法(高速撮像法)である「GEM」によって、限られた時間内で肝臓から骨盤までの腹部全体の広範囲撮影が可能となった。

XVRE リコンエンジン
従来、高分解能・多枚数撮影は画像計算に時間がかかるため、検査効率が課題とされた。「XVRE リコンエンジン」は画像計算スピードを大幅に改善し、秒間2,700~5,400 枚計算を可能にするため、将来のさらなる機能拡張に対応するプラットホームとして、検査効率を向上する。

HNS アレイコイル (Head-Neck-Spine array coil)(オプション)
従来、高精彩画像を得るには頭部・頸部・脊椎等の部位毎に最適化されたコイルを使用する必要があり、画質を落とさずに手間を軽減することが課題とされていた。そこで、頭部・頸部・脊椎領域それぞれに最適化され、従来の個々のコイルが合体したような一体型の「HNS アレイコイル」を新たに開発。高画質を維持しつつ、コイル交換の手間なく頭部から脊椎までの撮影が可能なため、検査効率を向上する。

また、Signa HDxは簡単な操作性を実現。23インチのワイドスクリーン、直感的に使用できる日本語表示、次の操作を視覚的に知らせるガイデットユーザーインターフェイス、撮影直後の画像を画面の切り替えなしに大きく表示するフルサイズのオートビュー、息止め時に患者への掛け声を装置から自動で流すオートボイス等の機能により、MR熟練者でなくても快適な操作が可能となる。

さらに、Signa HDxではGE 独自のアプリケーションであるXVテクノロジーにより、幅広い患者および検査部位において高精細画像撮影を実現する。アプリケーションの詳細は以下のとおり。

PROPELLER-XV(プロペラ・エックスブイ):頭部の動きを伴う患者
MRシステムによる検査中、患者は撮影テーブル上でじっと静止していなければならないため、鎮静が困難な小児や高齢者、安静下にいることが困難な患者などには不向きであった。「PROPERLLER-XV」は体動を補正し、患者が撮影中に動いてしまってもアーチファクト(偽像)を最小限に抑え、取り直しを防ぐことで撮影時間の短縮化を実現。また、避けることが難しい拍動などの生理的な動きの影響も抑えることができる。

TRICKS-XV(トリックス・エックスブイ):造影MRA
従来、末梢血管における造影MRA(血管造影)では、造影剤が到達するタイミングを図ることが難しく、最適な撮影タイミングを逃してしまうことがあった。「TRICKS-XV」は高速で撮影し続けることで、必要となりそうな時相全てをカバーするため、失敗のない造影MRAを実現する。

同社のMRシステムの主要ブランドである「Signa」シリーズは1986年の発売以来、現在国内で1,400台以上が稼動、特に1.5Tの最新機種である「Signa HDe」は2005年12月の発売以来、国内で既に20台以上が稼動するなど、同社は国内のMRの市場においてトップシェアを有している。さらに、 Signa HDeは2006年度グッドデザイン賞を受賞しており、Signa HDxにもその優れたデザインが継承されている。最先端の技術で日本のMR市場をリードしてきたGE 横河メディカルシステムは、Signa HDx を、Signaシリーズのプレミアム機種と位置づけ、積極的に販売を展開し、さらなるシェア拡大を目指す。

MRは磁石から発生する『磁場』と『電波』で体内から情報を取り出し、コンピュータで画像化する装置。具体的にはまず、強い磁場(静磁場)の中で患者に外から電波を加えると、体内の水素原子が共鳴する。電波を止めると、共鳴した水素原子から微弱な電波が発生する。その電波を受信してコンピュータで画像化する。

初年度国内販売目標台数:30台

GE横河メディカルシステム株式会社は、CT(全身用コンピュータ断層撮影装置)、MR(磁気共鳴断層撮影装置)、超音波診断装置(US)、骨密度測定装置、X線撮影診断装置(X-ray)、核医学診断装置(NM)、PET(Positron Emission Tomography)、生体モニター及び医療用画像ネットワーク(IIS-Integrated Imaging Solutions)、麻酔器等を提供する医療用画像診断装置の主力メーカー。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門として売上高 150億ドルを誇るGEヘルスケアは、英国に本社を置き、世界46,000人の従業員を有し、世界100カ国の医療従事者や患者に向けてサービスを提供している。GEヘルスケアの北米、日本、インターナショナルという三極体制の一極をになうGE 横河メディカルシステム株式会社は、1982年の設立以来、高品質の画像診断テクノロジー、顧客満足度の高いサービス、シックス・シグマの品質改善運動により顧客である医療機関にビジネスソリューションを提供してきている。現在、同社では日本国内に事業所を53カ所展開。2006年9月1日現在の社員数は 1,650名、2005会計年度(2005年1月~2005年12月)の総売上は約1,426億円。同社のホームページアドレスは
www.gehealthcare.co.jp

GE 横河メディカルシステム株式会社
広報グループ・松井
Tel:042-585-9249
Fax:042-585-9541
Mail: [email protected]
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日本GE コーポレート・コミュニケーション本部


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