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Press Release

GEヘルスケア・ジャパン、最小・最軽量の超音波診断装置「Vscan」を発売

July 07, 2010

~ いつでも、どこでも体内を描出できる最新鋭のポケットエコーがついに日本上陸 ~
心臓・内科・産婦人科領域から救命救急、在宅、僻地、災害医療まで幅広く対応
今後の日本の医療の可能性を大きく広げる「ポケットサイズ」エコー装置

GEヘルスケアグループの日本法人であるGEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、社長:熊谷昭彦)は本年9月下旬、当社最小・最軽量(本日現在)*1の超音波診断装置「Vscan(ヴィースキャン)」を、全国の臨床施設を対象に発売します。
Vscanは、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が2009年5月に立ち上げた医療に関するビジネス戦略「ヘルシーマジネーション(healthymagination)*2」に基づき開発された、GEの技術の粋を結集した最新鋭の超音波診断装置。どこへでも持ち運べる手軽さと片手で扱える操作性を有しながら、簡易診断が必要とされるさまざまな医療現場のニーズに応える新感覚のポケットサイズのエコー装置です。Visual(視覚的な)とScan(診断)を組み合わせて名づけられたVscanは、在宅医療、地域医療など、日本が抱える医療課題の解決、医師と患者を結ぶアクセスの促進、患者やその家族のQOL(生活の質)を高めることを目指しています。
なお、販売に当たっては、カスタマーコールセンター(0120-202-021)とウェブサイトのVscan特設ページを開設し、本日7月7日(水)から先行予約を開始します。

新感覚のポケットサイズのエコー装置「Vscan(ヴィースキャン)」
※実物大写真は添付PDFの5ページに掲示

開発の背景
Vscanの開発にあたっては、ヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアをはじめとするGEの多岐にわたる先端技術を集約しました。GEヘルスケアではこれまで、画質や搭載アプリケーションといった機能性に加えて、超音波装置特有の持ち運びやすさや操作性に対する医療機関のニーズに応えるため、いつでも、どこでも検査可能な可搬型・小型サイズの装置の開発に注力してきました。その過程で2000年代初頭には、小型で持ち運びできる高性能のノートパソコン型超音波診断装置を相次いで発売、それに相まって病棟や手術室から、救急、災害現場、往診、そして僻地医療に至るまで超音波診断の利用ニーズも拡大してきました。
このような技術革新・用途拡大の一方で、国内では現在高齢化が急速に進展しており、それに伴い高度な医療を提供できる専門基幹病院と開業医、そして在宅医療を含めた地域医療のあり方、ならびに各医療機関の特性にあわせた医療機器のすみ分けが、今後ますます重要になってきます。
そのような環境の中、さらなる小型・軽量化、そして操作性の向上を実現し、かつてない臨床応用の広さを有する革新的な装置 ―― いつでもどこでも患者のそばで、触れるように、聴くように、体内を視覚化できる全く新しいポケットエコー装置 ―― を目指して、全世界GEの英知を結集し開発したのがこのVscanです。

Vscanの特長
1. 最小・最軽量、手軽な操作性
Vscanのサイズは135 mm(縦)x 73mm(横)x 28mm(奥行き)、バッテリー、プローブを含めても重量はわずか390g(ドッキングステーションは含まず)と超音波診断装置として最小・最軽量(当社比)を誇り、白衣のポケットに入れて携帯できるほか、ダイヤルキーの採用で「親指1本での」操作が可能なため、いつでも、どこでも素早いエコー検査を実現します。USB経由でパソコン(非医療機器)への接続が可能なため、手軽に汎用端末上で記録した撮影画像を閲覧できるほか、画像を参照用画像として電子メールに添付して転送することも可能です。また、装置の充電は専用のドッキングステーションに置くことで簡単に完了します。

2. 体内情報を即時描出する優れた機能性
性能面では、血流をカラー表示できるカラードプライメージング機能を搭載、3.5インチの液晶画面で血流をリアルタイムで観察できることに加えて、腹部・心臓・産婦人科の3領域に最適な撮影条件を初期設定しており、撮影時の調整時間を大幅に短縮するほか、体内情報の即時描出を可能にするアプリケーションをサポートしています。

3. 幅広い用途での利用が可能
携帯電話のような手軽さで持ち運べるVscanは、臨床的には検査室外やベッドサイドでの診察に加えて、身体所見から、1分1秒を争う救命救急、在宅や僻地・災害医療、スポーツ医学などに至るまで、これまで超音波診断が困難であったり、使用頻度が低かったりした幅広い用途での利用が期待されています。一例を挙げると、院内では外来や回診、救急外来のほか、集中治療室(ICU)や心疾患集中治療室(CCU)といった1分1秒を争う急性期患者の検査、院外では、高齢化社会を迎え必要性が高まる在宅医療における、腹水・胸水の有無等の診断サポートや排尿障害を持つ患者の残尿量の確認などの場面で、すばやくその場で患者の体内を可視化できるVscanを活用することで、一段と迅速かつ正確な診断に寄与することを目指しています。
これまでのどの医療機器をも飛躍的に上回る幅広い臨床応用の可能性を秘めるVscanは、疾病の早期発見といった医療の質向上のほか、一段と効率化が求められている医療現場の負担軽減に大きく貢献します。

あらゆるシーン、あらゆる診療科での利用可能性を持つVscan

利用シーン  検査   救急外来
外来   救急(院外)ドクターカー
回診   ICU、 CCU
在宅医療   分娩室
災害医療   手術室   など
診療科  産婦人科   泌尿器科   小児科
心臓外科   消化器内科
循環器科   麻酔科   など 

販売方針
当社の超音波診断装置は現在、汎用の「LOGIQ(ロジック)」、循環器用の「Vivid(ヴィヴィッド)」、産婦人科用の「Voluson(ボルソン)」、そして昨年立ち上げた各診療科の特定ニーズに対応する「Venue(ヴェニュ)」の4ブランド体制で、エントリーモデルから高性能機種まで各医療機関のニーズを満たす製品を世に送り出しています。当社はこれらの領域でこれまでに培ってきた広範な顧客基盤をベースにVscanを販売するほか、カスタマーコールセンターでの対応に加えて専用ウェブサイトを開設。本製品の特長にあわせてこれまでにない新たな販売チャネルを構築することで、新規顧客開拓を図り、初年度1,000台の販売を目指します。
さらに当社では、Vscanの市場投入を皮切りに、これまで超音波診断装置の使用経験がない医師に対し、超音波診断装置の有効性に関するセミナーを実施するなど、教育面での充実も図り、安全性の高い超音波診断装置のさらなる普及を目指します。

なお、本日7月7日(水)から、カスタマーコールセンターおよびウェブサイトにてVscanの先行予約を開始します。
・カスタマーコールセンター:0120-202-021
・VscanウェブサイトURL: http://www.gehealthcare.co.jp/rad/us/vscan/

手の平に乗るサイズを実現

専用のドッキングステーションで充電が完

主な仕様
販売名: Vscan(ヴィースキャン)
本体サイズ: 135mm(縦)x 73mm(横)x 28mm(奥行き)
画面サイズ: 3.5インチ
重量: 390g
付属物: プローブ
      ドッキングステーション(USBでPC接続可)
バッテリー持続時間: 1時間
希望小売価格: 98万円(税込)
発売日: 2010年9月下旬
初年度国内販売目標: 1,000台
医療機器認証番号: 第221ABBZX00252000号

*1: 当社超音波診断装置の中でこれまでの最小製品はVenue 40で、サイズは282mm(縦) x 274mm(横) x 56mm(奥行き)、重量は3.2kg。

*2: ヘルシーマジネーション(healthymagination)について
ヘルシーマジネーション(healthymagination)は、世界が直面する深刻な医療問題の真の解決を目指して、2009年5月にGEが策定したヘルスケアに関する戦略。イノベーションで環境課題の克服を図る「エコマジネーション」(2005年5月導入)に続く中核戦略で、2015年までに60億ドルを投じて、地域に適した技術開発、ヘルスケアITの加速、格差のない医療の提供、在宅医療の推進の4分野で、100種類のイノベーションを実施し、15%の医療コストの削減、15%の医療アクセスの拡大、ならびに15%の医療の質向上を実現することを目指しています。詳細は www.healthymagination.com をご参照ください。


GEヘルスケア・ジャパンについて

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMR(磁気共鳴断層撮影装置)などの医療用画像診断装置やヘルスケアITをはじめ、メディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)や生体情報モニターから、創薬、バイオ医薬品、ならびに医療機関の経営支援に至るまで、幅広い分野にわたる専門性を生かし、次世代の患者ケアをデザインする最先端の医療技術ならびに医療サービスを提供しています。米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア事業部門であるGEヘルスケアの日本での中核拠点として、現在GEが全世界で推進している「ヘルシーマジネーション」戦略にもとづき、医療コストの削減、医療アクセスの拡大、ならびに医療の質の向上を実現する革新的な製品やサービスの開発を継続しています。GE横河メディカルシステムとGEヘルスケア バイオサイエンスが2009年8月1日付で事業統合し、「GEヘルスケア・ジャパン株式会社」としてビジネスを開始。2010年1月1日現在の社員数は1,890名、国内で展開する事業所数は53カ所、2009会計年度(2009年1月~12月)の総売上は約1,190億円。ホームページアドレスは www.gehealthcare.co.jp

GEヘルスケア・ジャパン株式会社 広報 松井亜起


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