発電の世界的拡大を支援するGEエナジーは、約5,000万米ドルの投資を行い、ベトナムに同社初の製造施設を建設します。新設される施設は海港都市であるハイフォンの近くに位置し、GEによるさまざまな発電設備機器のコンポーネントを生産します。ベトナムで製造されたコンポーネントは世界中のGEの製造現場およびサービス施設に送られ、完成品の一部として使用されます。
GEエナジーのサプライチェーン担当バイスプレジデント、ローレンス・ブライストーン(Lawrence Blystone)は次のように述べています。「優れた労働力と国や地域の政府による強力な支援を持つベトナムは、新しい製造センターの建設地として非常に魅力的です。この最新鋭施設の建設に向けてベトナムに投資できることと、世界中で建設および運営を行ってきた数多くの施設からのノウハウを適用できることを喜ばしく思っています。」
GEエナジーのベトナム担当カントリーエグゼクティブであるコヴィット・カンタパサラ(Kovit Kantapasara)は次のように述べています。「ハイフォンはベトナム第3の都市であるとともに、ベトナムで最も重要な海港の一つであり、また北部の主要な工業センターでもあります。ハイフォン港を利用できるこの新工場は流通面で極めて優れたポテンシャルを備えています。」
新工場の建設は2007年末までに着手し、2009年末までに運用を開始する計画です。全設備が稼動開始する時点での、同施設の従業員は400人を超える予定です。
GEエナジーについて
GEエナジーは、世界有数の発電およびエネルギー供給技術のリーディング・サプライヤーで、GEのインフラストラクチャー部門の一翼を担っています。 2006年度の収入は190億ドルにのぼります。ジョージア州アトランタに拠点を置くGEエナジーは、石炭、石油、天然ガス、原子力などのエネルギーをはじめ、水力、風力、太陽光、バイオガスなどの再生可能エネルギー資源、その他の代替燃料に至るまで、エネルギー産業のあらゆる分野で事業展開しています。 GEエナジー製品の多くは、お客さまが環境課題を解決するのに役立つ新技術を積極的に提供するというGEの全社的なイニシアチブである「エコマジネーション」の基準を満たしています。
ベトナムにおけるGEエナジー
GEエナジーはベトナム全土の発電プロジェクトを支えるべく、1960年代から発電や送電、配電技術、効率改善に向けたサービスを提供してきました。GEの機器は2,000メガワット相当分以上がすでに設置され、ベトナムの発電能力の約18%を供給しています。
ベトナムにおけるGE
GEは、1993年よりベトナムにおける活動を開始し、商業用航空機のエンジン、航空機リース、機関車、タービン(ガス、水蒸気、水力、風力)、発電機、ガスコンプレッサー、診断機器、電気電子機器、照明、水処理用化学製品などの製品を供給してきました。また、消費者向け金融サービスのプロバイダである GEマネーは2006年8月にハノイに事務所を開設しました。ベトナム国内に約50名を雇用するGEは、ベトナムの大学生に奨学金を交付するGE Foundationや、地域の社会プロジェクトを支援するGE Volunteers in Vietnamなどの組織を通じて地域コミュニティに貢献しています。
この件に関するお問い合わせ先:
日本GE広報部
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日本GE コーポレート・コミュニケーション本部