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Press Release

Geとムバダラ、数十億ドル規模のグローバル・ビジネスで提携

July 25, 2008

クリーン・エネルギーと水関係の研究開発、航空、産業、人材育成イニシアティブなどを対象にハイリターンの法人金融を扱う80億ドルの合弁企業を設立

2008年7月22日【米ニューヨーク州ニューヨークおよびアラブ首長国連邦アブダビ】

GEとムバダラ・デベロップメント・カンパニー(本社・アラブ首長国連邦アブダビ、以下 アブダビ)は本日、法人金融、クリーン・エネルギーの研究開発、航空、産業、社員教育といった広範なイニシアティブを対象としてグローバル提携をおこなうことで枠組み合意に達したと発表しました。今回の両社の合意は、両社間のこれまでの強固な関係、ならびに中東と全世界における高度成長への機会に関する認識共有の下、今後、更に新しい合弁事業や投資ファンドへの共同出資へと発展していきます。更に、ムバダラは今後GEの長期株主となる計画です。条件が許す限り、ムバダラはオープン・ マーケットでGEの株式を取得し、GEの大株主の機関投資家上位10社に数えられることになる見通しです。

今回合意された複合的な提携には次の分野のイニシアティブが含まれます。

両社は今後12ヵ月内にアブダビにグローバルな法人金融会社を合弁で設立する計画です。新会社は最高レベルのオリジネーション、資金力、リスク管理能力を持つことになります。両社は今後3年間で合弁会社に計40億ドルずつ出資します。合弁会社設立により、GEはグローバル(特に中東とアフリカ)におけるビジネス機会を拡大することになります。一方、ムバダラは、GEが持つ法人金融の分野での最高レベルのケイパビリティを活用できるようになります。合弁会社は当初、GEのオリジネーションと金融サービスから生まれる投資機会に集中する予定で、目標資産を400億ドル超としています。

GEとムバダラは、アブダビに新たに建設されたカーボン・ニュートラルなゼロ・ウェイスト都市、マスダール・シティーにクリーン・エネルギー技術センターを設立します。マスダールはムバダラの世界をリードする代替エネルギー・イニシアティブです。同センターはGEのグローバルな研究ネットワークの延長として、持続可能な新エネルギー、水、その他環境技術の開発に取り組む技術者が最大100名ほど勤務する予定です。これによりGEの研究センターは世界で合計5ヵ所になります。GEはまた、マスダールの施設にエコマジネーション・センターを設置し、エコマジネーション製品のプロモーションとマーケティングを実施する計画です。エコマジネーションは、エネルギー効率に優れ、環境に優しい製品とサービスを開発するGEのビジネス・イニシアティブです。

GEはまた、マスダールの2つ目のクリーン・テク・ファンド(Clean Tech Fund)に最大5,000万ドルを出資する計画です。このファンドは、従来のエネルギー源への依存を減らし、同時にエネルギー生産の環境負荷も減らすクリーン・テクノロジー分野とその企業への投資を主目的としています。更に、ムバダラはGEが新たに立ち上げるGEインダストリアル・インベストメント・パートナーズに最大2億ドルを投資する計画です。この投資ファンドは、ヘルスケア、エネルギー、輸送産業分野の企業にグロースキャピタルを提供することを主目的としています。

GEとアブダビ・エアクラフト・テクノロジーズ(ADAT、航空機の整備・修理・オーバーホール事業をおこなっているムバダラ傘下の企業)は、中東地域で現在も多数運用され、増加を続けるGE製航空機エンジンをサポートするため、事業の強化を検討する予定です。GEはADATとの合弁企業であるガルフ・タービン・サービスの事業範囲を広げ、アラブ首長国連邦のオイル&ガス業界もフィールド・サービスと修理の対象に含める計画です。

マスダールに設立する技術センターでは新しい社員教育プログラムの導入も計画されています。世界的に有名なGEのクロトンビル研修所のカリキュラム、コース、教官がここに移植されます。マスダールのセンターでは中東のビジネスリーダーとGE幹部の教育訓練が計画されており、2009年第1四半期にプログラムがスタートする予定です。

GEとムバダラは4年以上前から提携関係にあります。
両社は現在、中東の主要プロジェクトに投資しているインフラストラクチャー・ファンド(ムバダラ・インフラストラクチャー・パートナーズ)を共同で運用しています。GEはまたマスダール・イニシアティブのアンカー・パートナーであり、クリーン・エネルギー分野のソリューション創造を支援しています。GEはまた、ニューヨーク州クロトンビルの研修所でムバダラの経営幹部のリーダーシップ開発トレーニングを実施しています。この取り組みにより、2006年アブダビでムバダラとGE共同のリーダーシップ・プログラムが生まれ、現在アブダビならびにアラビア湾地域全域で実施されています。
GEのビジネスはアブダビを含めた中東で急成長しています。GEの2007年の中東での売上高は前年比50%増となる50億ドル超でした。アブダビの企業・機関は、GEの航空機エンジン、ヘルスケア、エネルギー分野の製品とサービスの大きな顧客基盤となっています。GEはアブダビを中東における重要なサービスセンター・ハブに位置づけ、エネルギーとセンサー・ビジネスの施設を展開しています。詳細情報はこちらをご覧ください。(英文)

GEについて
GEは、"imagination at work 想像をカタチにするチカラ"をスローガンに、テクノロジー、メディア、金融サービスという多様な分野で事業展開し、世の中の困難な問題の解決に向けて努力しています。航空機エンジン、発電、水処理・セキュリティ技術から医療用画像診断装置、企業向け・個人向け金融、メディア、先端素材にわたるまで幅広い商品とサービスを、世界100カ国以上のお客さまに提供しており、約30万人の従業員を擁しています。詳細は、こちらをご覧下さい。
GEは、日本においても100年以上にわたって事業展開しており、社員は約8,000人を数えます。日本におけるGEの事業・活動等については、こちらをご覧下さい。

ムバダラについて
ムバダラ・デベロップメント・カンパニーはアラブ首長国連邦の首都であるアブダビに本社を置くパブリック・ジョイント・ストック・カンパニーです。大規模かつ経済的に多様な商業イニシアティブのポートフォリオの開発・管理を主たる業務とし、独自に、あるいは大手国際組織と提携して事業を実施しています。ムバダラは、大きな利益が見込める資本集約的な長期投資を基本にした商業戦略をとっています。
ムバダラは現在、地元、中東、世界の投資案件、プロジェクト、イニシアティブに投資した数十億ドルの資産を管理しています。投資・開発プロジェクトを通じてアブダビ首長国の経済的な多様性を促進すると共に、ムバダラはそうした多様性を反映する企業となっています。エネルギー、航空宇宙、不動産、ヘルスケア、テクノロジー、インフラストラクチャー、サービスといった分野で、国内外で多大な影響力を持っています。

ムバダラの唯一の株主はアブダビ首長国政府です。ムバダラについて詳しくはこちらをご覧下さい。

日本GE コーポレート・コミュニケーション本部


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