携帯電話機のキーパッド用途に照準
写真: 「SLR2670FC」は複雑な成形やプラスチックとの複合成形に適し、圧縮永久歪、弾性率、伸縮性、引裂強度などの特性に優れている。また熱や紫外線に対して安定で、様々な用途に応用できる。同製品は透明なためキーパッドの透過照明に対応でき、容易に着色もできる。
GEアドバンス・マテリアルズ、シリコーン事業部(日本における現地法人: GE東芝シリコーン株式会社、東京都港区、社長:エディ・ウー)は、硬化時間を従来品よりも30%以上短縮した、高速硬化の射出成形用液状シリコーンゴム「LSR2670 FC」を発表した。この新製品は、低温での硬化性を大幅に速めた点が特長である。硬さ70Aショア(JIS A)で、粘度が低いために複雑な成形やプラスチックとの複合成形に適し、圧縮永久歪、弾性率、伸縮性、引裂強度などの特性にも優れている。GE東芝シリコーンの他の液状シリコーンゴムと同様に、本製品も熱や紫外線に対して安定で、様々な用途に応用できる。LSR2670 FCは透明なためキーパッドの透過照明に対応でき、またLSRカラーペーストで容易に着色できる。同社では本製品の最新の携帯電話機のキーパッド用途での需要拡大を期待している。
非常に早いペースでデザインの進化を遂げている今日の携帯電話機に対し、高流動性で成形に優れたLSR2670 FCは複雑な形状の加工が可能で、デザイン性の高い要求にも応えることができる。また粘度が低いため扱い易く、硬化も速いため、サイクル時間を短縮でき生産効率の向上にも貢献する。「LSR2670 FCは110℃での硬化で従来品よりも30%以上の硬化時間短縮が可能。さらに低粘度のため作業がしやすく、熱可塑性プラスチックとの複合成形をより容易にし、生産量の拡大に寄与します。LSR2670 FCは高速硬化性と優れた品質特性を実現し、メーカーに生産効率の向上と経済的なメリットを提供します」とGE東芝シリコーンのパシフィック地区エラストマー・マーケティング・マネージャーのクリスチャン・レケーナは述べている。
LSR 2670 FCは2004年に開設されたタイ、レヨン県にあるGE東芝シリコーンの工場で製造されている。
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GEのアドバンス・マテリアルズ事業は、コネチカット州ウィルトンを本拠とするハイテク素材における世界的なリーダーです。GEアドバンス・マテリアルズの製品には、シリコーンベースの製品および技術プラットフォーム、シラン、クオーツ、アドバンス・セラミックス、シーラント、接着剤などがあります。これらの素材は、自動車のエンジンから医療機器まで、消費者向けおよび業務用の製品に、革新性をもたらす材料として使用されています。その対象は、エレクトロニクス、自動車、建設、家具装飾品、医療、ホームケア、工業、照明、放送、パーソナルケア、プラスチック、半導体、通信、タイヤ、航空宇宙産業、農業、家電、輸送、浄水など各分野に及びます。オリンピック大会のスポンサー企業として、GEは大会の成功に不可欠な幅広い分野にわたる革新的な製品とサービスを独占的に提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
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