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Press Release

GE、白色Ultem*フィルムを発表

May 19, 2006

バーコードラベルの不透明トップコートを不要に

写真: GEの新しい白色Ultem* PEIフィルムで作られたラベルを使用したプリント基板

GEの新しい白色Ultem* PEIフィルムで作られたラベルを使用したプリント基板

GEプラスチックスは、Ultem*(ウルテム)ポリエーテルイミド(PEI)フィルムの白色グレード「Ultem WH217」を新たに開発したことを明らかにした。バーコードのラベル印刷では、十分な印刷鮮明度を実現しながら、表面加工を必要としない不透明の高機能プラスチックフィルムを求める顧客の声が非常に多かったため、GEプラスチックスは、世界中の顧客と協力して、同製品の実現に応えた。同社の白色のUltem WH217フィルムは、バーコード ラベルを正確に読み取れるよう着色によって、不透明度を高めた素材で、98%という高い印刷鮮明度を備えている。Ultem WH217フィルムは、ラベル製造業者が、不透明トップコートの塗布に要する費用と時間の低減に貢献するだけでなく、競合するPENフィルムにない難燃性を有し、フッ化ビニル樹脂フィルムと比べ、高い耐熱性と寸法安定性を備えている。この製品を開発するあたり、GEプラスチックスは、世界規模の主要な粘着フィルム/粘着剤製造業者と緊密に協力し、製品の開発について意見を集めた。

「電子部品や自動車部品を高速かつ正確に追跡するために、OEM会社が何よりも必要としているのは、正確に読み取れるバーコード ラベルです。以前は、ラベルの下の基材が透けて見えることを防ぐため、また印刷鮮明度を高めるために、半透明フィルムを加工しなければならないのが通常でした。しかし、GEの不透明フィルムUltem WH217によって、トップコートの工程が不要になり、顧客の時間と費用の低減に貢献できるようになりました。」と、GEプラスチックス高機能フィルム部門のインダストリーマネージャー、ニック・アッバティエロは、コメントする。

GEのUltem WH217フィルムは、ハロゲン化添加剤を含まないので、UL 94 VTMOの難燃性要件を満たすことができる。このため、欧州のRoHS基準にも適合し、電子機器への利用に極めて適した素材となる。引っかき強度が高いため、加工中のラベルの損傷が抑えられ、また、高い耐熱特性を有するので、プリント基板用途など、条件の厳しい用途にも利用できる。さらに、フィルムの表面が滑らかなので、ラベルの印刷品質の向上にも貢献できる利点をもつ。

GEのUltem WH217フィルムは、厚みが均一なので(50 µmで±10%の厚み調整)、ラベル接着剤や特殊インクの印刷で必要な透明塗料を均一に塗布しやすい特徴もある。

GEプラスチックスについて

GEプラスチックスは、自動車、医療、家電、輸送、高機能包装、建築/建設、通信、光学媒体などの幅広い業界で利用されているプラスチック樹脂を世界中のお客様に提供するサプライヤです。ポリカーボネート、ABS, SAN, ASA, PPE, PC/ABS, PBT, PEI樹脂に加え、高機能特殊化合物LNP*製品ラインを製造/合成しています。GEプラスチックスのスペシャルティーフィルム&シート事業部は、高機能Lexan*シートおよびフィルム製品を製造しており、これらの製品は条件の厳しい用途に世界各地で幅広く利用されています。さらに、GEプラスチックスの自動車部門は、車体パネル/グレージング、ボンネット内、部品、構造/内装、照明という自動車産業の5つの主要分野で、 世界中のお客様に豊かな経験に裏付けられた優れたプラスチック・ソリューションを提供しています。オリンピック大会の協賛企業として、GEは大会の成功に不可欠な、幅広い分野にわたる革新的な製品とサービスを独占的に提供しています。

* Ultem、LNPおよびLexanはGeneral Electric Companyの商標です。

連絡先

日本GE コーポレート・コミュニケーション本部


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