※3月12日に米国にて発表されたプレスリリースの全訳です。
【米国コネチカット州フェアフィールド 2009年3月12日】
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は本日、GEおよびGEキャピタル・コーポレーション(GECC)の長期信用格付けを「AAA(トリプルA)」から「AA+(AAプラス)」に1ノッチ(段階)引き下げ、今後のアウトルック(格付け見通し)を「安定的」と発表しました。S&Pは今回の見直しは長期信用格付けのみであり、GEおよびGECCの短期信用格付け「A-1+(A-1プラス)」に変更はないことを確認しました。今回の変更は、S&PがGEのポートフォリオについて慎重に検討した結果行われたものです。
GECCは世界の金融サービス会社の中で「AAプラス」の高格付けを得ている数少ない会社の1社です。この格付けを得ている会社について、S&Pは「財政的約定を達成する卓越したケイパビリティ(能力)を持つ会社」と定義しています。また、「安定的」という格付け見通しは、今後半年から2年間は、この格付けが維持される見通しが高いことを意味します。
GEは今回の変更によって運営面、あるいは資金調達面で、大きな影響が生じるとは予想していません。GEはバランスシートを強化し、資金流動性を高めるため、キャッシュ保有高を480億ドルに高め、2009年度分として計画した長期借入金の90%以上をすでに調達し、コマーシャル・ペーパーの発行高を2008年第3四半期の880億ドルから現在の600億ドルに削減するなど、数々の方策を講じています。GEは3月19日に開かれる投資家向けミーティングにおいて、GEキャピタルのビジネスについての詳しいアップデートを行う予定です。
GEのジェフ・イメルト会長兼CEOは次のように述べています。「以前から申し上げているように、GEはダブルAの会社として資金調達を行う準備ができていますが、これからもトリプルAの会社としての規律をもって経営を続けてまいります。すなわち、レバレッジ比を低く抑え、資金流動性を高め、強力なリスク対策を取ってまいります。格下げを歓迎する人はいませんが、今回のレビューならびに格付けによって、GEの相対的な強さが再確認されました」
GEについて
GEは、"imagination at work 想像をカタチにするチカラ"をスローガンに、テクノロジー、メディア、金融サービスという多様な分野で事業展開し、世の中の困難な問題の解決に向けて努力しています。航空機エンジン、発電、水処理、セキュリティ技術から医療用画像診断装置、企業向け・個人向け金融、メディアにわたるまで幅広い商品とサービスを、世界100カ国以上のお客さまに提供しており、約30万人の従業員を擁しています。詳細は、GEのホームページをご覧下さい。GEは、日本においても100年以上にわたって事業展開しており、社員は約5,000人を数えます。日本におけるGEの事業・活動等については、http://www.ge.com/jp/をご覧下さい。
「将来予想に関する記述」について
この文書には「将来予想に関する記述」、すなわち過去の出来事ではなく、将来に関する記述が含まれています。「将来予想に関する記述」では、予想される将来の業績、財務成績にしばしば言及し、「期待する」「予想する」「つもりである」「計画する」「信じる」「捜し求める」「予測する」「~であろう」といった言葉を含むことがよくあります。「将来予想に関する記述」はその性質上、程度の差はあれ不確実な事柄に言及します。GEの将来の業績に悪影響、あるいは好影響を及ぼす不確実な事柄としては、金利や為替レートの変動および商品価格・株価を含む金融市場の状況、資本市場の不安定性の継続と更なる悪化、法人金融・個人向け金融の環境、法律および規制・捜査・法的行為の影響、買収・売却など戦略的オプション、買収した事業の将来の統合、当社の客先である主要産業(航空会社、鉄道、エネルギー生産、メディア、不動産、ヘルスケア、あるいはその他の産業)の経営状況、さらに政治、経済、ビジネス、競争にかかわるものを含む国家的、地域的、世界的なその他多数の事柄があげられます。こうした不確実性により、実際の将来の結果が「将来予想に関する記述」で述べた内容と実質的に異なる可能性があります。GEは「将来予想に関する記述」を更新する義務は負いません。
日本GE コーポレート・コミュニケーション本部