継続事業の1株当たり利益は2桁増の0.30ドル
GEキャピタルの利益は93%増の8億3,000万ドル、税引き前利益は7億4,100万ドル
2010年度第2四半期の決算ハイライト(GEに帰属する継続事業)
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* 2010年7月16 日、米国にて発表されたプレスリリースの全訳です。
同発表に関するカンファレンス・コール/ウェブキャスト再生、プレゼンテーション資料、および関連資料等は、GEウェブサイト内「インベスター・リレーション」をご覧下さい。
2010年7月16日【米国コネチカット州フェアフィールド】
GEは本日、2010年第2四半期(2010年4-6月)の業績を発表しました。(GEに帰属する)継続事業からの利益は33億ドル、普通株1株当たり利益は前年同期比15%増の0.30ドルとなりました。当四半期の総売上高は、GEキャピタルの資産縮小、産業分野事業の事業譲渡および設備・機器の売上高減少が当初の見込みどおり推移した結果、前年同期比4%減の374億ドルとなりました。
GEのジェフ・イメルト会長兼CEOは、当四半期における受注、利益率、利益の増加その他の改善兆候を例に挙げ、次のように述べています。「当社を取り巻く経済環境は引き続き好転しています。設備・機器全体の受注高は17%増加し、セグメント別では、エナジー・インフラストラクチャー事業で20%増、テクノロジー・インフラストラクチャー事業で14%増となりました。オイル&ガス、ヘルスケア部門の受注はとりわけ好調で、為替の影響を除いた総受注残水準の維持に貢献しました。」
「当社の事業ポートフォリオ全般にわたり堅調な業績を達成しました。エナジーおよびテクノロジー・インフラストラクチャー事業は期待どおりの成果を挙げ、ホーム&ビジネス・ソリューションズおよびNBCユニバーサルの売上、利益は好調な伸びを示しました。また、GEキャピタルは損失が底打ちし、利益回復の過程にあることから、純利93%増を達成しました。」
「GEキャピタルの利益増、損失の減少、税引き前利益7億ドルという結果は大変心強いものです。主要業績評価を見ると引き続き改善しており、損失、減損金額は前四半期比5億ドル減少しました。消費者向け事業の損失は4億ドルの減少、不動産事業の損失は想定の範囲内でした。これまで1年にわたり金融事業の基盤を強化した結果、GEキャピタルの利益回復が続くものと考えます。」
「当社は当四半期、戦略的な前進を遂げました。具体的には、中国航空工業集団公司 (China Aviation Industry Corporation: AVIC)と当社の合弁会社が、最新鋭機C919(単通路型機材)の航空電子システムパッケージの採用先として指名されたことを発表しました。これによりC919は、航空機史上もっとも多くのGE製品を搭載することになります。また、お客様のムダをなくし、効率を改善するためのコンサルティング機能を拡充すべく世界規模でのGEヘルスケア・パフォーマンス・ソリューションズ(Global GE Healthcare Performance Solutions Business)事業の設立を発表しました。また、GEキャピタルは先般、BAC Credomaticの売却を発表しました。これは、期末純投資額を一定の水準に絞り込むという我々の全般的な戦略に沿ったものです。」
「当四半期、当社は強い実行力を発揮しました。産業分野事業の利益率は前年同期比70ベーシスポイント増の17.1%まで改善しました。我々は引き続き将来の成長分野への投資を行っており、上半期の研究開発投資を14%増加しました。産業分野事業の営業活動による当四半期キャッシュフロー総額は38億ドルで、今年度通年目標である130~150億ドル達成に向けて順調に推移しています。当四半期末の現金および現金同等物の連結期末残高は740億ドルでした。」
当四半期に利益を計上した項目が、最終的には費用に相殺された結果となりました。税引き後の1株当たり利益が0.01ドルであったものの、税引き後に1株当たり事業再編その他費用で0.01ドルを計上したことにより相殺されました。
「GEは、事業ポートフォリオ全般にわたり、競争力・財務力両面において好位置を確保しています。当社は今後とも堅調なキャッシュフロー創出を続け、株主価値創出に向けた戦略的投資を行うと共に、安全確実な経営を続けます。2011年度以降は、利益および配当の増加を見込んでいます」とイメルトは述べています。
2010年第2四半期の決算ハイライト
GEに帰属する継続事業からの利益 は、前年同期の29億ドルから14%増の33億ドルとなりました。継続事業からの1株当たり利益は、前年同期比15%増の0.30ドルとなりました。セグメント別利益は、GEキャピタルが同93%増、NBCユニバーサルが同13%増、ホーム&ビジネス・ソリューションズ事業が同59%増となり、テクノロジー・インフラストラクチャー事業の11%減の影響を大幅に圧縮し、全体では前年同期比8%増となりました。
非継続事業の実績を含めると、当四半期のGEに帰属する純利益は31億ドル(普通株1株当たり0.28ドル)となりました。なお、前年同期の純利益は27億ドル(普通株1株当たり0.25ドル)でした。
売上高は、4%減の374億ドルとなりました。GEキャピタルサービス(GECS)の売上高は、前年同期比2%減の131億ドルとなりました。産業分野事業の売上高は同6%減の244億ドルとなりました。
GE産業分野事業の営業活動による上半期キャッシュフロー総額は前年同期の70億ドルから10%減の63億ドルとなりました。
注:別紙の財務諸表には、当社の財務状況、業績およびキャッシュフローを測定するうえで不可欠な情報が含まれています。
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日本GE コーポレート・コミュニケーション本部