2005 - 2010

近年の開発

GEの発明家精神は私たちのなかに変わらず息づいており、より広範なテーマや領域において新たな発見を模索しています。GEの科学者たちは照明、エネルギー、その他の資源を活用して、理想的なカーボンナノチューブからホログラフィック・データストレージ、最新の有機LEDなど、あらゆるものの開発に取り組み、その汎用性を高めています。2008年、GEは最初のエボリューション・シリーズ機関車を10両、リオ・ティント・アイアンオア社に納入しました。つまり、エボリューション・シリーズ機関車が最初に販売されたのは北米ではなかったのです。世界最大級の天然ガスプロジェクト、シェブロン社のゴルゴン液化天然ガス(LNG)プロジェクトでは最初の大型契約も締結しました。さらに、クリーブランド・ベイに設置する水処理プラントも受注。これによりグレート・バリア・リーフに到達する前に水を浄化・排出することができます。2010年、GEはオースグリッド社と「スマートグリッド・スマートシティ」プロジェクトでパートナーシップを締結したほか、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)と2,000万オーストラリアドル規模の研究開発(R&D)における戦略的パートナーシップを締結しました。また、GE CF6エンジンは主翼にエンジンを4万時間以上連続搭載できるという、カンタス航空社が打ち立てた世界記録にも貢献しました。

2004
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1 of 19: 世界初の高解像度MRI (2005)

2005年

GEヘルスケアは医療画像システムにHD(高解像度)を導入し、2005年、世界初の高画質磁気共鳴画像診断装置(HDMR)を開発しました。HDMRによって初めて、たとえば不随意運動を伴うパーキンソン病や小さな子供など、患者の動作のために撮影が困難な場合でも、きわめて鮮明な画像が得られるようになりました。

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2 of 19: Discovery VCT (2006)

2006年

2006年、GEヘルスケアはGEの誇るコンピュータ断層撮影装置(CT)と最先端の陽電子放射断層撮影装置(PET)の技術を組み合わせ、世界で初めて64列スライスが可能なPET/CT医療用画像装置、Discovery VCTを開発。心臓疾患やがん、神経障害などの病変をより正確に特定できるようになりました。

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3 of 19: ハイパワー白色LED「バイオ」発売 (2007)

2007年

2007年、GEライティングはハイパワー白色LED「バイオ」を発売しました。LED照明の画期的発明です。特許取得の紫色LEDチップを用い、100ケルビン以下の色調変化で定格寿命50,000時間を実現しました。

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4 of 19: 世界初の24シリンダーガスエンジン (2007)

2007年

GEエナジーはオンサイト発電を変えました。2007年、ガスエンジンの技術を飛躍的に発展させた世界初の24シリンダー4メガワット・ガスエンジン、イエンバッハJ624GSを開発。このエンジンはこれまでGEが培ってきた高速ガスエンジンの豊富な知識に基づいており、さらに強力なエネルギーを、さらに高い効率で生み出すことを可能にしました。

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5 of 19: エボリューション・ハイブリッド機関車 (2007)

2007年

2007年、GEは世界初のハイブリッド機関車の試作品を発表しました。GEのエボリューション・ハイブリッド機関車は、機関車のブレーキ時に失われるエネルギーを回収し、高性能の車載バッテリーに蓄えます。蓄えられたエネルギーを機関車の駆動に使うことにより、従来にくらべ、燃料消費を18%以上、排気ガスを55%以上削減しました。

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6 of 19: GE MAC 400 小型心電計 (2008)

2008年

リュックサックにおさまるほど小さく、一度の充電で一週間以上も稼働するGE MAC400は、世界初の小型心電計(ECG)です。2008年、インドのより広い地域の人々によりよい医療を提供するためにインドで開発されました。交通インフラが十分に整っていない地域に住み、都市部の病院に行くことが困難な人たちも、質の高い医療を受けることが可能になりました。

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7 of 19: 高解像度CTスキャナ (2008)

2008年

2008年、GEはガーネットの原石を用いて20年ぶりとなる新しい検出器材料を開発し、それを世界初の高解像度CT装置、Light Speed CT750に使用しました。従来の医療用スキャナにくらべて100倍の速度で高解像度画像を撮影することができるようになり、がんの早期発見に向けてまた一歩大きく前進しました。

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8 of 19: 超疎水性ナノコーティング (2008)

2008年

2008年、水をはじくハスの葉の表面のナノ構造にヒントを得て、GEは超疎水性ナノコーティングを開発しました。それを利用した効果的な製品が数多く実用化され、氷の付着を防ぐ風力タービンの羽根、汚れをはじくガスタービンの部品などに利用されています。

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9 of 19: バイオ燃料の飛行機 (2008)

2008年

ロンドン-アムステルダム間をバイオ燃料で飛ぶヴァージン・アトランティック航空機。このボーイング747機を動かすGECF6エンジン4基のうち1機はヤシ油を原料とした、環境に優しいバイオ燃料を使用しています。航空会社がこのようなバイオ燃料を使用するのは初めてのことでした。

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10 of 19: 印刷される有機LED (2008)

2008年

GEは世界で初めて「ロール・ツー・ロール方式」での有機発光ダイオードの製造に成功しました。これは新聞を印刷するのと同じ手法です。この柔軟性に富んだ革新的な発光デバイスを安価に製造するための大きな一歩となりました。

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11 of 19: 中国を走るGE製機関車 (2008)

2008年

中国を走るGE製機関車「メインライン・ロコモーティブ」は、米国で製造され、中国で組み立てられました。6,250馬力を誇るメインラインはボーイング747エアライナー205台分の列車を牽引することができ、燃料効率を10%向上、排気ガスを50%以上削減し、中国におけるこれまでの機関車にくらべはるかにコストを下げることができました。

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12 of 19: ハイブリッド輸送トラック (2008)

2008年

GEは、燃料の消費をおさえパフォーマンスを向上させながら、いかにしてブレーキのエネルギーを回収し、蓄え、再利用するかという問題を解決しました。2008年に開発されたハイブリッド輸送トラックはこの技術を使い、ブレーキのエネルギーを運動に変え、採掘作業の効率を上げています。

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13 of 19: GEnxエンジン (2008)

2008年

GEnx航空機エンジンが2008年に認可を受け、ボーイング787ドリームライナーのエンジンに使われることが決まりました。GEは大型から小型まで、民間、軍用を問わずジェットエンジン開発のリーダーでありつづけます。 GEnxの初の商用飛行は、2012年4月22日、JALによる成田発のボストン線となりました。

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14 of 19: がん研究の進展 (2009)

2009年

2009年、GEとイーライ・リリー社の共同研究チームは、生体組織をベースにしたバイオマーカー技術を開発。腫瘍内に存在する25以上のタンパク質を初めて細胞内レベルで特定できるようになり、ひとりひとりに最適ながん治療を施せる時代への大きな前進となりました。

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15 of 19: ヒトゲノム解析を1,000ドルで (2009)

2009年

GEグローバル・リサーチは、DNAシークエンシングをより速くよりローコストなものにするよう、米国立ヒトゲノム研究所からの2回目の資金援助を受けました。将来、この技術は、病気の診断、予防、治療を著しく向上させることになるでしょう。

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16 of 19: 超音波診断技術の進展 (2009)

2009年

2009年、Venue40とポケットサイズのVscanの登場で、超音波技術はさらに高性能になり、装置の持ち運びや取り扱いが容易になりました。これらの新製品は、GEが世界中の人々の健やかな未来のために開始したイニシアチブ「healthymagination(ヘルシーマジネーション)」の実践の、ほんの2例にすぎません。

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17 of 19: 装着型大気中化学物質検出装置 (2009)

2009年

2009年、GEは身に着けていながらリアルタイムに、ごく微量の大気中の毒性物質を検出できるセンサーを開発中です。

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18 of 19: ホログラフィック・データストレージ (2009)

2009年

2007年以来、GEは次世代のDVD規格について研究を重ねてきました。そして2009年、500ギガバイトの情報をDVDサイズの光学ディスクに保存することに成功しました。

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19 of 19: Energy Smart LED (2010)

2010年

初の無指向性LED電球、エナジースマートを発表。まさに、これまで長く続いた白熱電球の歴史を塗り替えるときが来ました。 従来の白熱電球にくらべて、77%もの省電力を、そして、通常使用で22年以上もの寿命を実現する画期的な照明なのです。