1957 - 1970

科学研究に邁進

サイエンスフィクション(SF)からサイエンスファクト(科学的事実)へ。GEはLEDとレーザー光線を開発する一方、6,000人を超えるGE社員の努力により、ついに人類を月まで送り届けました。原子から星まで、あらゆるものの発見に道が開かれ、GEの科学研究によって、事業に取り組むうえで役立つ斬新で優れた手法の秘訣が明らかにされました。充電可能なバッテリーを内蔵した電動歯ブラシから原子力に至るまで、科学の力は人々の心を鼓舞し、生活を変えていきました。1961年、GEはオーストラリアのニューサウスウェールズ州南東部にあるスノーウィー・マウンテンズ水力発電事業局に発電機を供給する契約を獲得しました。

1950
1969
General Electric

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1 of 14: 音速の3倍 (1957)

1957年

1957年、新しい超音速迎撃機を空軍から受注したGEは、音速の3倍の速度を出すことのできる初めてのエンジン、J93を開発します。このエンジンは空軍の戦略爆撃機XB-70の試作機に用いられました。

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2 of 14: 原子力 (1957)

1957年

1957年、エネルギー分野でのパイオニアとして、GEは世界初の認可原子力発電所を建設しました。

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3 of 14: ボラゾン (1957)

1957年

1957年、GEの科学者ロバート・H・ヴェントルフ・ジュニアは立方晶窒化ホウ素(商品名ボラゾン)を合成しました。自然界には存在しない、ダイヤモンドの次に硬い物質です。ダイヤモンドでさえ燃え尽きるような高温でも硬度が保てるため、原料加工分野の可能性を大きく広げました。

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4 of 14: 自動缶切り (1958)

1958年

キッチンにまたひとつ新しい発明が加わります。1958年、GEは自動電気缶切りを開発しました。お料理がさらに手軽になりました(そして世界中のペットもこの新しい音をすぐに覚えました)。

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5 of 14: ハロゲンランプ (1959)

1959年

GEの照明技術開発の伝統は続きます。1959年、小さいサイズで明るく澄んだ白色光を発するハロゲンランプが開発されました。

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6 of 14: ディスカバラー13号 (1960)

1960年

有人宇宙飛行を目前にした1960年、GEのディスカバラー13号は地球軌道上から回収された最初の人工物となりました。ミサイル・ロケット部門が開発した大気圏再突入実験機RVX-2Aは外宇宙から回収された最大の人工衛星で、初めて高度1,120キロメートル以上から撮影した地球のカラー写真をもたらし、27時間で地球を17周しました。

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7 of 14: 電動歯ブラシ (1961)

1961年

日常生活の便利な発明品にもGEの技術が使われています。1961年、小型強力モーターと充電可能なバッテリーを内蔵した電動歯ブラシを発表。今日のヘアドライヤーや電動工具といった手のひらサイズの電気器具のさきがけです。

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8 of 14: ルカロックス・ランプ (1961)

1961年

既存の素材からより効果的な照明が生まれました。1961年、熱を通さずに光だけを通すセラミックの発明により、GEのルカロックス・ランプが開発されました。明るく寿命が長いため、アウトドアや工場の床に使われてました。

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9 of 14: GE宇宙センター開設 (1961)

1961年

宇宙が大衆の想像力をかきたてていたこの時代、有人月面着陸の競争にGEも名乗りを上げました。1961年にはペンシルヴェニア州バリーフォージにGE宇宙センターを開設しました。

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10 of 14: 磁気分野のブレークスルー (1962)

1962年

1962年、GEは超伝導磁石を開発し、長年のあいだ不可能とされてきた磁界強度100,000ガウスの壁を破りました。このような先駆的な成果によって生み出された技術は、今日でも現代医学の診断技術や磁気共鳴映像法に欠かせないものとなっています。

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11 of 14: レーザー光線 (1962)

1962年

1962年、GEの研究員ボブ・ホールが固体レーザーを開発しました。コンパクトで安定した光を作り出すことができるこの技術は、CDプレーヤー、レーザープリンター、光ファイバー通信など、現代でも多くのものに使われています。

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12 of 14: 自動洗浄オーブン (1963)

1963年

便利なだけでなく、多機能に。1963年、熱分解システムによって汚れを除去する自動洗浄オーブンP-7が開発されました。この過程で、食品の汚れを落とすためにパイロライト組成を利用したことで、GEはおよそ100もの特許を取得しました。

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13 of 14: より安全なX線検査機 (1968)

1968年

患者さんのX線被曝を軽減し、医師がより多くの情報を得られるよう、X線技術の改良が続けられました。 1968年、GEのジェイコブ・G・ラバティンはより高性能なX線蛍光体、オキシ臭化ランタンを開発。X線検査での患者の被曝をそれまでの4分の1にまで軽減することに成功しました。

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14 of 14: 月面に踏み出した一歩 (1969)

1969年

2012年8月25日に永眠したアポロ11号のニール・アームストロング船長。人類の月面への第一歩を記した彼のブーツも、GEのシリコンラバー製でした。1969年、人類を月まで送り、地球へと無事に帰還させた20世紀の偉業。その裏では、システムサポートから、全般的な品質管理、打ち上げ機のテスト施設、初のカラーテレビ中継でアポロの着水と帰還を伝えた船舶衛星通信システムの提供などのために、GEの6,000人の従業員たちも一緒になってプロジェクトを支えていたのです。