ホスト名の変更

本項では、Configuration Hub サーバまたは iFIX サーバ(Configuration Hub サーバが iFIX サーバのローカルである場合は両方)のホスト名を変更する必要がある場合のステップを説明します。iFIX プラグインは、証明書が有効な場合にのみ、Configuration Hub でアクセスできることに注意してください。ホスト名が(Configuration Hub または iFIX のいずれかで)変更され、証明書を更新しなかった場合、証明書が有効でなくなるため、Configuration Hub で iFIX プラグインにアクセスできない可能性があります。以下のステップで、証明書を更新します。

Configuration Hub サーバのホスト名変更による自己署名証明書作成のステップ

Configuration Hub のインストール時に、自己署名証明書が作成され、C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\ConfigHubPki フォルダに保存されます。Configuration Hub nginx サーバ証明書は C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\Web\conf ディレクトリに保存されます。Configuration Hub のインストール後に Web サーバ名を変更する場合、自己署名証明書を更新する必要があります。

以下のステップで、Configuration Hub の自己署名証明書を更新します。
  1. C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\ConfigHubPki フォルダ内の証明書ファイルを削除するかバックアップします。
  2. C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\ConfigHubPki ディレクトリで、管理者としてコマンド プロンプトを開きます。
  3. 次のコマンドを入力して、自己署名証明書を新規作成します。
    restart_confighub.bat "C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub" "C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\Web" 5678 4890 htclab.ge.com

    ここでは、C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub は Configuration Hub インストール ディレクトリ、C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\Web は Configuration Hub niginx サーバのあるディレクトリ、5678 は Configuration Hub 認証サービス ポート(現在は使用されていません)、4890 は Configuration Hub サーバ ポートです。

  4. C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\ConfigHubPki フォルダから C:\Program Files (x86)\GE\ConfigurationHub\Web\conf フォルダに、server_cert.crt と server_cert.key ファイルをコピーします。
  5. コンピュータを再起動します。

iFIX サーバのホスト名変更に伴う自己署名証明書の作成ステップ

iFIX 側では、インストール中に自己署名証明書が作成され、C:\Program Files (x86)\GE\iFIX\LOCAL\iFIX_OpcuaConfigService\pki フォルダに保存されます。iFIX nginx サーバ証明書は C:\Program Files (x86)\GE\iFIX\web\conf ディレクトリに保存されています。ホスト名が変更された場合は、iFIX 証明書も更新する必要があります。

以下のステップで、iFIX の自己署名証明書を更新します。

  1. iFixConfigServiceCertTool.exe を管理者として開きます。このツールは、C:\Program Files (x86)\GE\iFIX\ フォルダにあります。下図のような iFIX 構成設定サービス証明書ツールが表示されます。

  2. [証明書を削除]をクリックし、[証明書バインディングを削除]をクリックします。証明書ツールは以下のように表示されます。

  3. Windows のファイル エクスプローラから、C:\Program Files (x86)\GE\iFIX\LOCAL\iFIX_OpcuaConfigService\pki ディレクトリにある証明書ファイルを削除またはバックアップします。
  4. iFIX 構成設定サービス証明書ツールで[証明書を作成]ボタンをクリックして、証明書を新規作成します。ツールは以下の画像のように表示されます。

  5. 新しい証明書のセットが作成されたら、iFIX 構成設定サービス証明書ツールで証明書のサムプリントが異なることを確認します。同じである場合、新しい証明書は作成されていません。次の図は、作成前と後の表示例です。

    ホスト名の変更前、ユーティリティからの証明書サムプリントは以下のように表示されます。

    新規証明書の作成後、サムプリントは以下のように表示されます。

  6. iFIX_OpcuaConfigServer.crt と iFIX_OpcuaConfigServer.key を、C:\Program Files (x86)\GE\iFIX\LOCAL\iFIX_OpcuaConfigService\pki から C:\Program Files (x86)\GE\iFIX\web\conf にコピーします。
  7. コンピュータを再起動します。