コレクタのリモートでのインストールと管理について

多くの Historian ユーザは、データ ソースやサーバからデータを収集するためにコレクタを使用しています。一般的に、これらのコレクタは地理的に分散しているため、アクセスするのは困難であり、費用対効果も高くありません。この問題を解決するために、Historian はリモート コレクタ管理エージェントを提供しており、これを使ってリモートでコレクタを管理できます。

リモート コレクタ管理エージェントを使用することの利点は次のとおりです。
  • コレクタ コンピュータに物理的にアクセスしてコレクタを管理する必要がありません。
  • セキュリティが有効化されます。つまり、iH Security Admins、iH Tag Admins、iH Collector Admins セキュリティ グループのメンバーのみが、コレクタをリモートで管理できます。
  • 旧バージョンのコレクタ(V5.5 以降)でも動作します。

機能

Workflow

次の図は、コレクタ インスタンス作成時のリモート コレクタ管理のワークフローを示しています。コレクタのインスタンスが作成されると、設定された送信先にデータが送信されます。緑の線は、最初の 1 回限りのステップを示しています。赤い線は、コレクタをリモートで管理するために毎回行う手順を示しています。

制限事項
  • リモート管理エージェントをインストールした後、新しいコレクタをインストールする場合は、手動で最初の起動を行う必要があります。これは、コレクタとリモート コレクタ管理エージェントの間の接続を確立するためです。次回からは、リモートでコレクタの管理ができるようになります。