GE imagination at work 日本
検索
3. ジェットエンジンのCO2排出量と燃料コストの低減: GEアビエーションと仏スネクマ社の合弁会社CFMインターナショナル製のLEAPエンジン(「Leading Edge Aviation Propulsion(最先端の航空推進技術)」の略称)は、燃料消費量とCO2排出量を2ケタ削減するほか、メンテナンス費用の低減を実現します。CFMが2011年に受注したエンジンは2,830機を超え、LEAPエンジンの受注累計は3,160機、受注総額は380億ドル(米国の正価ベース)に達しました。
ジェットエンジンのCO2排出量と燃料コストの低減
4. 世界中のマシンを接続: 巨大なガスタービンからキッチンの電子レンジまで、マシンには膨大な量のデータが保存されています。このような情報を収集・分析し、得た知見を応用すれば、システムの機能と効率を向上させることが可能です。このためGEは11月にソフトウェア技術者と専門職400人を新規採用し、米カリフォルニア州サンフランシスコ近郊のサンラモンにソフトウェア・センターを新設すると発表しました。ここでは、産業用機械の頭脳を形成する制御盤やセンサー、コンピュータなどの装置から膨大な量のデータを収集・分析するデジタルツールの開発を目指します。このようなソフトウェア・ツールは変化を予測して対応し、機器の最適な利用法をガイドします。すでに約5,000人のソフトウェア・エンジニアがGEで研究を進めています。GEはソフトウェア事業で約25億ドルを売り上げており、今後2015年までこの分野の2ケタ成長を見込んでいます。
世界中のマシンを接続
5. 医療の個別化: GEは、臨床医師の診断と治療の個別化を支援する技術に力を注いできました。つまり、医師が個々の患者の病気を診断し、それぞれに最適な治療法を選択する際の支援ツールをGEが提供するわけです。たとえばGEヘルスケアは2010年、分子診断技術とMammostratをはじめとする臨床検査技術の開発を手がけるクラリエント(本社:米カリフォルニア州)を買収しました。この検査では、乳がん再発率の評価が可能です。GEヘルスケアのメディカル・ダイアグノスティクス(体内診断薬)事業で新製品開発を統括しているジェラード・ブロフィーは、「進行性がんでなければ、追加治療が不要な場合もあります」と語っています。

2011年9月、GEは新しいがん治療ソリューションに10億ドルを投じると発表しました。同時に、がん治療の実現につながるアイデアを公開募集し、資金提供する1億ドル規模のキャンペーン「ヘルシーマジネーション・オープン・イノベーション・チャレンジ」を立ち上げました。GEのジェフ・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)は先ごろ行ったスピーチで、キャンペーンを立ち上げた理由について「なぜならGEはヘルスケアとテクノロジーにおける有数の革新的企業であり、一生涯のうちに私は、がんなどの重篤な病気に対する効果的かつ低コストの治療法を実現できると分かっているからです」と語っています。
医療の個別化
この記事は、GEの米国本社(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)が2011年12月26日に公開したGE Reportsの全訳です。
※原文はこちら: "Top Five Technology Challenges Tackled by GE in 2011"

 

2011年にGEが開発にチャレンジした技術
トップ5

GEの研究者、製造担当者、ビジネスリーダー達は2011年、製品を造りサービスをお届けするとともに、世界の多岐に及ぶ課題を解決するための研究開発プロジェクトを立ち上げ、取り組んできました。そのトップ5を以下にご紹介します。
1. 太陽光発電のコスト低減: 4月に、GEは結晶性化合物であるCdTe(テルル化カドミウム)を使用した薄膜太陽電池パネルの変換効率が13%近くに達したと発表しました。太陽光電池の変換効率が1%向上すると、システム費用は約10%低減されることになります。この薄膜パネルは、米国コロラド州デンバー近郊に新設する太陽電池パネル工場で製造する予定です。米国最大規模を誇るこの工場は355人の新規雇用を創出するほか、年間8万世帯分の電力をまかなうパネルを生産します。稼働は2013年を予定しています。

10月にはGEグローバル・リサーチ・センターの技術陣が、設置費用の半減を目指すシステムを開発したと発表しました。ワットあたりの設置費用を6.50ドルからわずか3ドルまで引き下げることを目指しており、この費用水準であれば、屋上へのシステム設置費用を十分相殺する額を削減できます。
太陽光発電の高コスト低減
2. 再生可能エネルギーの電力網へのシームレスな統合: 太陽光発電と風力発電は、クリーンな再生可能エネルギーを提供します。しかし太陽が陰り、風が止んだら、電力会社や配電事業者はその間発電されなかった分をどうカバーするのでしょうか? GEにはFlexEfficiency 50を採用した新型コンバインド・サイクル発電プラントをはじめ、新たに開発した高い柔軟性を持つ技術があります。FlexEfficiency 50の研究開発には、約5億ドルを投じてきました。このシステムは曇天時にわずか数分で発電量を引き上げることができ、その速度は今日のエネルギー業界標準の倍に達します。11月には、FlexEfficiency 50を導入した初の発電プラントをフランス北部に建設すると発表しました。発電量は510メガワットで、60万世帯に電力を供給することができます。稼働は2015年後半を予定しています。
再生可能エネルギーの電力網へのよりシームレスな統合