チームは厚さ2メートルに及ぶ岩に8インチの穴を3つ掘った上で、ハリウッドの撮影用品メーカー、ウォルター・クラッセン(Walter Klassen)社が開発したメカニカルアーム/空気圧アームにGE製のCa-Zoom PTZカメラを取り付けました。また、古代の石造り建造物の中をヘビのように進むことができるGE製XLG3ビデオプローブも採用し、墓内のさらに奥まった隅の画像まで映し出すことに成功しました。
納骨箱の上に刻まれた碑銘を読み取るには非常に鮮明な画像が必要だったため、GE Measurement & Controlのエンジニアたちがチームのために高解像度カメラを特別に開発しました。
この調査プロジェクトは、トロントに拠点を置きディスカバリーチャンネル社が後援するアソシエイテッド・プロデューサーズ(Associated Producers)社の資金援助によって開始しました。ディスカバリーチャンネルは今春、「The Resurrection Tomb(イエス復活の墓)」と題したドキュメンタリー番組を米国で放映する予定です。
インディ・ジョーンズも脱帽 - GEの工業用内視鏡で古代墳墓を非破壊調査
いま、考古学者たちがエルサレムで新たに発見された1世紀のものとみられる墳墓の調査を進めています。ここで、21世紀の技術、GEのRVI装置(工業用内視鏡)に期待が寄せられています。ノースカロライナ大学のチームはGE製パン&チルトズーム(PTZ)カメラとビデオプローブ(工業用内視鏡)を駆使することによって、納骨室に足を踏み入れることなく墓内の謎を解き明かすことに成功しました。ここでの発見は、ニューヨークのディスカバリー・タイムズ・スクエア・ミュージアムで本日発表される新ドキュメンタリーフィルムと、同時出版される書籍で明らかになります。
エルサレムの東タルピオット地区にあるこの墳墓は歴史的重要度が高く、調査は宗教団体とイスラエル考古局が定めた規定に基づき前述の大学チームが任されることになりました。この規定では墳墓への出入りだけでなく、中のものを動かしたり、持ち出したりすることも一切禁じられています。
墓の謎: Ca-Zoom PTZのディスプレイが映し出した2,000年前の墓内部
過去にスポットライト:墓内部のPTZカメラをXLG3ビデオプローブが照らし出す
GEのRVI技術は、航空機エンジンのオーバーホールや修理時の検査といった工業用途に向けて開発されました。機械内部の腐食や亀裂検出のほか、タンクやコンテナ、パイプ、石油プラットフォームのありとあらゆる種類の器具、業務用熱交換器、レーシングカーのエンジンブロック、発電機の内部検査に利用されています。GEエナジーのMeasurement & Control部門でメディア・マネージャーを務めるデビッド・ジャービスが言うとおり、「目視では確認できない内部は、ほぼどんな状況でも確認できます」。GEは先ごろ米空軍からもRVI装置を多数受注しました。
エルサレム古代墳墓の事例が示すとおり、工業用途向けに開発された技術が当初想定した用途を大きく超えて利用されることは珍しくありません。ジャービスはこう言います。「極めて稀なことと思われるでしょうが、実はロンドン塔でもほぼ同様の作業が現在進行中です。同じ機器を使って、塔内の木馬を点検しているのです。もしかしたら、内部でギリシャ兵1,000人が発見されるかもしれませんよ」