GEの医療向けITソリューションが、2010年冬季オリンピックでの“先制点”をマーク
2010年2月12日(金曜日:現地時間)にカナダ・バンクーバーにて開催予定の第21回オリンピック冬季競技大会で、アスリート達の競技が始まる前に、GEが医療分野で"先制点"をマークしました。GEは、オリンピック史上最も包括的といえる医療用ITソリューションを提供し、大会の医療施設で働く医療スタッフを支援します。多くの場合、スキー競技用ゲレンデなどの競技会場は病院から離れているため、通常それらの会場の近くには移動式病院が設置されます。GEは今回、この移動式病院と地域の総合病院をネットワークで接続し、選手を治療する際に、医療スタッフがどの病院にいようとも、最新の情報や撮影画像にリアルタイムでアクセスできるようにします。
水晶のようにクリアな画像:
バンクーバーのオリンピック会場でひときわ目を引くGEの広告。そこには、GEヘルスケアの画像診断技術と、GEがヘルシマジネーションで掲げる「医療コストの削減」「医療アクセスの拡大」「医療の質向上」という目標が紹介されています。
今回のオリンピックに導入されるGEの技術で中核となるのが、GEヘルスケアのITソリューション「Centricity(セントリシティ)」シリーズ。このソリューションは、ウェブベースのRIS(放射線情報システム)とPACS(医用画像保管・電送システム)に、同じくウェブベースのレポーティングシステムを組み合わせたシステム。これを活用することで、オリンピックやパラリンピックの医療スタッフは、撮影したデジタル画像を他の場所にいる医療スタッフに手早く送れるようになります。アスリートにとっては、診療のために移動する必要性が軽減、あるいは解消されるので、より迅速な競技への復帰が可能となります。
2010年のバンクーバー冬季オリンピックでチーフ・メディカル・オフィサーを務めるジャック・タウントン博士は、以下のように述べています。「現場の医療スタッフは、バンクーバー沿岸地域保健機関のようなオリンピック会場全体の医療サービスに対応できる大規模な医療施設と、極めてスムーズな連携を取ることができます。今回のオリンピックは、そのような医療体制が実現する初めての機会になるでしょう」。
加えてGEは、オリンピック会場に電力、照明、水処理、輸送およびセキュリティを含む様々なインフラストラクチャ関連のソリューションを提供しています。またGEは、オリンピック開催中の医療支援事業の一環として、バンクーバーとウィスラーにある2つの総合病院にそれぞれ1台ずつ64スライスCT(コンピューター断層撮影装置)を提供します。64スライスCTの導入は、ウィスラー地区では初めてのことです。このほか、超音波診断装置などのデジタル画像診断装置や移動式病院をはじめとするGEヘルスケアの先端技術も提供します(下図参照)。
2010年2月10日
診断画像を駆使:
ユーザー・フレンドリーなデザインを採用した「Centricity」シリーズは、放射線画像の「エレクトロニック・トレーディング・ポスト(電子交易拠点)」としての役割を果たします。病院情報システム(HIS: Hospital Information System)や、
競技開始の準備は万端!:
一見したところでは、GEの移動式病院は、全長15.9メートルのトラクター・トレイラーにしか見えないでしょう。しかし、同ユニットの側面を広げると、
およそ90平方メートル、ベッド数12床の診療所へと変身します。また、この医療用ユニットは、回復/トリアージ(重症度判定検査)エリア、集中治療室
(ICU: intensive care unit)のほか、独立した2台の手術台を備えた手術室を装備してい ます。またサポート・
電子カルテシステム(EMR: Electronic Medical Records Systems)、RISなど他のデジタルシステムと連動するCentricityシリーズは、医療従事者同士の医療情報のやり取りを一段と簡単にします。
トレーラーには、72時間分の手術に対応可能な手術用備品や医療器具を保管できます。オリンピック組織委員会は、パラリンピック閉幕後に同ユニットをブリティッシュ・コロンビア州へ寄贈する予定です。