GEとQuirky社は商品開発プラットフォーム「Wink: 速攻コネクト」も立ち上げ、インターネット接続のアプリケーションに対応した家電製品の共同ブランド構築に注力します。こうしたガジェットは、健康や水質、空気の質、セキュリティなどの改善に活躍する予定です。また、これらの製品は3Dプリンターのような先進的なツールや技術によって製造されることになるかもしれません。Quirky社は米国の大手小売業者向けに販売する商品を開発する予定です。有名、無名を問わず、発明家たちが思い立ったらすぐにアイデアを売り込める環境が整ったのです。
Winkブランドの製品は、人々の日常的なこととインターネットとを緊密に連携させ、自宅でも活用できるようにします。この連携をGEはインダストリアル・インターネットと呼んでいます。Quirky社の創業者兼CEOのベン・カウフマン氏は「これからの未来は、スマートフォンからアクセスした人々のオンライン上の行動によって動かされていくでしょう。この分野は発明の宝庫で、広く開かれたものなのです」と話します。
同氏はまた、次のように述べています。「特許に対する誤解や誤用が一般化して久しいのですが、私たちは、発明家を保護し、未来の発明家のひらめきの源泉となると共に、技術的・社会的発展のための青写真となるという特許本来の目的が果たされるよう努めていきます」
GEが第1弾として開放する特許には、光学システムやデュアル・クールジェットと呼ばれる冷却技術、バリアコーティングと呼ばれる表面被覆技術などが含まれる予定です。 GEは所有する特許や技術だけでなく、ビジネス上のノウハウやスケール面でのパートナーシップも構築します。Quirky社はクラウドソーシングのノウハウや迅速な商品開発の面で活躍することになります。GEのチーフ・マーケティング・オフィサーのベス・コムストックは次のように述べています。「Quirky社のスピードとコラボレーション、創造性に大きな魅力を感じています。発明家たちに研究実績のある技術や特許を開放することで、彼らの斬新なアイデアをさらに引き出すとともに、先進的な製造技術イノベーションも加速させることができるでしょう。GEは市場スピードに合致したイノベーションに注力しており、起業家と協働し、新たなビジネスモデルを模索しています。今回のパートナーシップは発明を促進し、スケールメリットを提供する一例に過ぎません」
GRCは世界中に6つの研究施設と3,000名の科学者を有し、うち1,125名は博士号を有しています。GEの特許申請件数は2012年単年で3,522件、年間の研究開発費は45億ドルにのぼります。
当社初の試みとして、GEは数千件の特許をQuirky(クワーキー)社のコミュニティーに参加する発明家たちに開放します。Quirky社はオンラインコラボレーションとクラウドソーシングを活用して新商品を生み出す革新的な商品開発企業です。 スピーディーな商品開発のために:Quirky(クワーキー)社のコミュニティーのガレージ発明家たちへ、数千におよぶGEの特許を開放
1790年、炭酸カリウム製造に関するサミュエル・ホプキンスの発明に対し米国特許第1号が付与されて以来、特許は発明家や企業のアイデアを保護するための盾となり剣となってきました。しかし、これからは違います。リーン・スタートアップ(ムダのない起業)に活路を開くため、GEは発明者に特許を開放し、剣を新商品に変えていきます。