GE imagination at work 日本
検索
イメルトの手紙は、当社が3月11日(米国時間)に発表した2012年度アニュアル・レポートの冒頭に収められています。イメルトが言及したガス・タービンは、まもなくインダストリアル・インターネット(人、機械、データをつなぐグローバルなネットワーク)の一部になるでしょう。イメルトは次のように記しています。「製造業を行う企業がソフトウエアに取り組む必要があることを理解しています。これからの一年、GEのサービスは、データの抽出・分析機能を備えた、よりスマートな機械の構築を重視したものになるでしょう。GEは分析分野のリーダーを目指します。そうすることで、GEはお客さまにとってより価値ある企業となるでしょう。これが、インダストリアル・インターネットの力です」

光り輝く「鉄」の塊:ジェフ・イメルトから投資家の皆さまへの手紙
(2012年度アニュアル・レポートより)

この記事は、GEの米国本社(ゼネラル・エレクトリック・カンパニー)が2013年3月11日に公開したGE Reportsの全訳です。
※原文はこちら: "Brilliant Iron: Jeff Immelt’s Annual Letter to Shareowners Opens GE’s 2012 Annual Report"

 

GEのアニュアル・レポートに、ソフトウエアとアフリカが一緒に登場したことはかつて一度もありませんでした。しかし今、両者はともにGEの未来に欠かせない存在です。当社の会長兼CEOのジェフ・イメルトは、投資家の皆さまへの手紙で次のように述べています。「私は先日、サハラ以南のアフリカから帰国しました。私がCEOに就任したころ、この地域は『レーダー範囲外』でしたし、進出している米国企業もほとんどありません。ですが、今後数年で、アフリカでは米国内よりも多くのガス・タービンを販売することになるでしょう」
GEは、インダストリアル・インターネットが生産性向上という面で世界経済に貢献し、今後15年間で世界のGDPを15兆ドル押し上げると推計しています。例えばノーフォーク・サザン社はGEのデータシステムと分析システムを活用し、同社の鉄道ネットワーク上の旅客列車や貨物列車の動きを最適化しています。同社によると、鉄道ネットワークのスピードが時速1マイル上昇するごとに、年間2億ドルの資本支出と運営費が削減できます。
イメルトはまた、GEが高度な製造業をリードしていることも指摘します。GEでは、直接金属レーザー融解3Dプリンターで製造され、最先端の塗装技術で保護されたタービンやジェットエンジンの部品をテストしています。イメルトは次のように述べています。「これまで企業は、純粋に労働コストの面から投資の是非を判断してきました。しかし今では、パフォーマンスに革命をもたらすような新しい機器、そして精密技術や高性能なコンピューターが製造業のあり方を変えています。」例えばGEが仏スネクマ社との合弁会社CFMインターナショナルで開発している新しいLEAPジェットエンジンには、「印刷した」部品のほか、セラミックマトリックス複合材料と呼ばれる次世代素材が使われる予定です。こうした進歩によって、前世代のエンジンと比べて燃料消費が15%改善される可能性があり、航空会社は経費を何十億ドルも節減できます。
コンピューターのファイルから部品を「印刷」するといった高度な製造方法は、GEにとってもプロトタイプ作成のスピードアップ、複雑なシステムのサイクルタイムの短縮、コストの削減という点で役に立つでしょう。イメルトは、GEがR&Dへの年間投資を20~30億ドル増やしてこれまでの2倍とし、収益の5~6%にまで引き上げたと述べます。そして「当社はこれまで新規の商業用エンジンを10年に1種類しか発売できませんでしたが、こうした投資によって1年に1種類発売できる企業へと進化しました。また、今後10年で新規のガス・タービンを10種類発売する予定です。これは従来のペースをはるかに上回ります」と説明しています。
これらのガス・タービンの多くはシェールガスを動力源とする見込みです。イメルトは「シェールガスにアクセスできるようになり、エネルギー利用の新たな可能性が広がりました。そしてGEは、この『シェール革命』のほぼすべての側面に関与しています」と述べています。例えばGEオイル&ガスとチェサピーク・エナジー社は、大小のトラック輸送事業者向けの小型圧縮天然ガス充填システム「CNG In A Box」を開発しました。このシステムは、顧客の燃料費やCO2排出量の削減に役立つでしょう。イメルトは次のように書いています。「シェールガスやその他の新しいエネルギー源の規模やアクセス方法をめぐり、今後数十年にわたって米国(およびその他の地域)のエネルギー業界の競争バランスが変化するでしょう。米国は電力コストが世界で最も低い国の1つとなり、エネルギーの輸出国になる可能性もあります」
イメルトは、「鉄道のような大きな産業がディーゼルからガスに変わることもあり得ます。北米がエネルギー面で自立するという選択肢が、いまや現実味を帯びています」と書いています。