中国に寄贈するモバイルウォータートレーラー
また東莞市に最新型のフルスケール水処理施設を寄贈、今年の夏に稼動する予定です。合わせてモバイルウォータートレーラーも寄贈、市の中心部に位置する水道局からは水を供給できない地域に、飲料水を提供します。
四川大地震の際は、飲料水の確保にあたって、フィールドエンジニアを直ちに現地に派遣するとともに、政府機関を通じて限外ろ過装置Homespring(ホームスプリング)を広元、綿陽など5都市に20台設置しました。1台のホームスプリングは1日3万リットルの飲料水を供給し、トータル60万リットル、10万人の基本的な需要を満たしています。
中国では2015年までに、農村に住む3億人以上の住民に飲料水の安定供給ができることを目的に上げていますが、GEのモバイルウォーターシステムがその一助になれればと考えています。
■エコマジネーション:コミットメントの経過報告
4年目を迎えたエコマジネーションは非常に順調に推移しています。2007年の売上は前年比15%増の140億ドルに到達、エコマジネーション関係の受注は700億ドルを超え、『クリーン技術』(環境技術)への投資は10億ドルを突破しました。(詳しい内容はこちら)
日本経済新聞社が2010年3月まで運営していたウェブサイト「日経エコロミー」に連載したものです。
この記事は2008年6月2日に掲載しました。
2008年5月28日、GE会長ジェフリー・イメルトは中国・北京で、エコマジネーションの新たなコミットメントとして、GE社内における淡水使用量を2012年までに20%削減することを宣言しました。
今回新たに「水」をコミットメントに加えたのは、急速に深刻化する「水不足」という課題を解決すべく、自社に厳しい基準を課すことで水消費量に新たな基準を制定しようとの視点によるものです。GEが定めた淡水使用量の削減目標は、世界的に見てもきわめて高く、オリンピック競技プール3,000個以上を満たす740万立方メートル(20億米ガロン)の淡水を節約できると見ています。
このため、自社内の100ヵ所以上の拠点にリサイクルや再利用、処理効率の改善などの節水ソリューションを導入します。また同時に、各国の政府機関や地域社会が、リサイクルと再利用を通じて、節水と長期的な水の安定供給を実現できるよう、サポートします。
今回、エコマジネーションの新しいコミットメント発表の場に中国・北京が選ばれたのには深い意義があります。目覚しい経済発展を続ける中国では水の安定供給が最重要課題のひとつとなっているからです。
GEの水事業部であるGEウォーター&プロセステクノロジーは水に関連する技術とサポートに関し幅広いポートフォリオを備えており、中国水利部とのパートナーシップを通じて北京オリンピック関連施設における水処理設備のオフィシャルプロバイダーを務めます。通称「鳥の巣」で知られる北京国家体育場には最新のメンブレンを利用した雨水リサイクルシステムを導入、地下貯水槽で最大毎時100トンの雨水を処理します。うち80トンは再利用が可能で、景観体育場の水消費量を削減できます。
エコマジネーション、新たな段階へ・淡水使用量20%削減、世界の水不足解消へ貢献(08/06/02)

1. エコマジネーション製品による収益増:
2005年、私たちは、優れた環境パフォーマンスをもたらす製品やサービスの提供を通して自社の収益成長を目指すことをコミットしました。実績の好調な推移により、収益目標の早期達成が見込まれたため、2010年時点の年間収益目標を、当初定めた200億ドルから250億ドルに上方修正しました。
また、エコマジネーション製品のポートフォリオも2005年の17製品から現在60製品以上に増強されました。2007年には、収益は140億ドルに達し、受注額および契約額は700億ドルにのぼっています。
2. 研究開発費を倍増:
2005年から2010年の間に、環境関連技術に関する研究開発費を7億ドルから15億ドルへと倍増することを宣言。このコミットメントにおいても着実に目標額に向かっており、2007年には、この分野に10億ドル超を投資しました。
3. GEの事業活動による温室効果ガス(GHG:green house gases)の排出量削減とエネルギー効率の向上:
2005年当時、GHG排出量を2012年までに1%、GHG排出のエネルギー強度を2008年までに30%削減し、エネルギー効率を2012年までに30%向上させる(いずれも2004年度比)ことを宣言。もしこの対策を取らなければ、GHG排出量は、推定されるGEの成長に伴って2012年までに約30%増えることが予測されていました。
私たちは今この目標の達成を目指しています。2007年度における全事業のGHG排出量は、2004年に対して約9%削減されました。また、2004年比で、GHGは35%、エネルギー強度は34%、それぞれ削減されました。
4. 水使用量と水再利用の促進(本年5月に新たに宣言):
2006年から2012年までの期間に、GE全体の淡水使用量を20%削減する目標を新たに設定。この新目標の達成状況については、今後毎年、エコマジネーション・レポート(エコマジネーションの取り組みの詳細と進捗に関する報告書)で報告します。
5. 一般への定期的・継続的な情報発信:
GEは社会と密接に連携するために、一般への情報公開を実践しています。年1回発行されるエコマジネーション・レポート並びにシチズンシップ・レポート、エコマジネーション・ウェブサイト、広告、何十もの国際会議およびあらゆるステークホルダーに関連するイベントへの出席、そして新しい公共施策の推進……その他にも数々の取り組みを行っています。
1や2のコミットメントからは、世界が抱える巨大で深刻な課題を解決するためには環境問題だけでなく経済性や事業性にも焦点を当てなければ世界規模の環境問題解決システムは機能しない、と考えるGEの姿勢をご覧いただけるのではないでしょうか。
私たちはこの公約を引き続き着実に達成していけるものと見込んでいます。そして、この勢いある前進には、GEだけでなく、世界中の多くのビジネスパートナー企業や各国政府機関、各NGO、大学などとの強力なパートナーシップが寄与していることを述べないわけにはいきません。