GE imagination at work 日本
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日本経済新聞社が2010年3月まで運営していたウェブサイト「日経エコロミー」に連載したものです。
この記事は2009年7月31日に掲載しました。
企業が利用する車両の維持管理費用のうち、燃料費が約3割を占めているといわれています(*1)。営業用や役員向けの車両として、数百台規模、中には1000台以上の社用車を利用する企業も少なくありません。車両を数多く利用する企業にとって燃料費の削減は共通の悩みです。

また環境問題に積極的に取り組む企業が増えてきた昨今、数多くの社用車を利用する企業にとって自動車から排出される温室効果ガスの削減も、燃料費の削減と並び喫緊の課題となりつつあります。

車を利用する企業のこのようなニーズに応えるべく、GEでは顧客企業向けにエコドライブ講習会を開催しています。今回はGEのエコドライブ講習会を例として挙げながら、エコドライブの方法や効果を紹介します。
手軽な環境保全策――エコドライブで、車を使う企業のニーズに応えます(09/07/31)
■少しの工夫で目に見える効果 ~GEのエコドライブ講習から学ぶエコドライブの4つのポイント~

「環境への取り組みを強化したい」「社用車の燃費を削減したい」――企業のこのようなニーズに応えることを目的に、GEは2006年、同社の自動車リースを導入している顧客企業を対象にした参加・体験型の運転実技講習会「GEドライビングカレッジ・エコドライブコース」を開始しました。09年6月には約30人の顧客企業を対象に、大阪でエコドライブ講習会を開催。参加者は、燃費計測器を搭載した車両を用いての実技講習を通じ、温室効果ガス排出量削減と燃費向上につながる経済的で環境に配慮した運転技術の習得に取り組みました。

GEのエコドライブ講習会は、燃費計測器を搭載した車両で、普段どおりに一般道や教習所の構内を走行した後、エコドライブを意識しながら同じルートを運転することで、燃費の差や走行感覚を体感するというもの。同乗するトレーナーから、燃費の良い運転操作について、燃料計測器で計測した値を用いながら指導を受けることで、効果的にエコドライブの方法を実につけることができます。
■エコドライブをいかに社内で浸透させるかが鍵

企業の環境関連部門に属し、初めてGEのエコドライブ講習に参加した参加者は「エコドライブは燃料コスト削減と環境保全への取り組みを同時に実現できることに意義がある。実際に燃費測定器を見ながら指導を受けたことで、自らの運転操作の一つひとつが、どの程度、燃費に影響するかをよく実感できた」とエコドライブの効果に期待を寄せながらも、「エコドライブをいかに社内で浸透させるかが重要であり、次なる課題である」と、社内での啓発活動の難しさについて語っていました。

エコドライブは、比較的簡単な運転操作で、環境問題への対応と燃料コストの削減という、車両を利用する企業が抱える2つの課題を同時に軽減できる手段として、その需要は今後も増すでしょう。
その一方で、どのようにエコドライブを社内に浸透させるかが企業の車両管理担当者の新たな悩み。このような顧客ニーズに応えるために、GEは問題解決手法の1つである「ワークアウト」などの手法を用い、顧客企業の社内でのエコドライブの浸透についてもサポートをしています。

GEは、96年から顧客企業を対象に、企業の交通事故防止を支援する参加・実践型の実技講習会「ドライビングカレッジ」を展開しており、その受講者数は延べ1000社、3000人規模に上ります。環境問題への対応、燃費の削減という多様化した顧客ニーズに応えるため、06年からドライビングカレッジのプログラムの1つとして「エコドライブコース」を新たに追加しました。

このエコドライブ講習会は、世界が直面する環境問題の解決策を提示すると同時に、顧客と社会全体に対して広く貢献できる革新的なソリューションの創造と実現を目指す、GEの施策「エコマジネーション」の一環でもあります。

GEでは今後も、様々な事業分野で、環境問題をはじめとする世界が直面する課題の解決策を提示すると同時に、顧客と社会全体に対して広く貢献できる革新的なソリューションの創造と実現を目指していく考えです。
*1:GE調べ
*2:GEが提供するリース車両の平均契約キロ数
*3:1リットル=125円で計算
GEが開催している顧客企業向けにエコドライブ講習会の様子
GEが開催している顧客企業向けにエコドライブ講習会の様子
タイヤの空気圧、車両重量、アイドリングストップなど、エコドライブに影響を与える要素は多くありますが、GEのエコドライブ講習会ではエコドライブに影響を与える要素として特に次の4点を強調しています。

(1)正しいドライビングポジション:燃費の良い運転をするためには、正確なアクセルやブレーキ操作が欠かせない。そのためにも、正しいドライビングポジションをとることが必要

(2)穏やかな発進加速:静止している状態の物を動かす時は、より多くのエネルギーが必要となるため、自動車を発進・加速する際にアクセル操作を丁寧に行う

(3)一定の速度での走行:自動車が走り出したら、極力、一定速度での走行を心がけることも大切。加速や減速を繰り返すことで速度の変動が大きくなる場合は、燃料を無駄にする

(4)減速時の動作:減速をするときに早めにアクセルから足をはずし、効果的に「燃料カット」することで、燃費が向上

GEのエコドライブ講習の結果から、エコドライブを行うことで、リッター約3.6キロメートルの燃費が向上することが分かりました。この結果を月間1500キロメートル(*2)走行する社用車を使用する企業に置き換え、二酸化炭素(CO2)排出量に換算すると、1台あたり月間で約120キログラム(年間で約1440キログラム)のCO2排出量が削減できることになります。100台の社用車を使用していれば、年間で約750万円のガソリン代を削減できる計算となります(*3)。
エコドライブを心がければ、年間で約750万円のガソリン代を削減できるという試算も
エコドライブを心がければ、年間で約750万円のガソリン代を削減できるという試算も