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■北京オリンピックのワールドワイド・パートナー

GEは、12のグローバル・スポンサーの1つとして、このオリンピックをサポートしています。2005年1月にワールドワイド・パートナーとなって以来、2006年のイタリア・トリノ冬季大会、今年の北京、続く2010年のバンクーバー冬季大会、2012年のロンドン夏季大会まで、一貫してパートナーとしての活動を続ける予定です。

オリンピックは世界のビッグプロジェクトです。大会運営のための巨大なインフラの開発や整備を進めると同時に、環境に配慮することは、今や大会開催のために不可欠な要素となっています。過去最大規模を誇る北京オリンピックの組織委員会もそのコンセプトの1つに「グリーン・オリンピック」を掲げ、厳格な規定を設けて環境にやさしい先進技術を積極的に採用しました。また、この大会を機に、一般市民の意識が高まり、環境問題がさらに改善されることを目指しています。

このコンセプトは、GEが2004年から取り組んできた「エコマジネーション」そのものといってもよいでしょう。「グリーン・オリンピック」は、人類の課題への挑戦であるとともに、大きなビジネス・チャンスなのです。
GEによる環境技術提供
GEによる環境技術提供は、37会場すべてと 168の商業施設の建設支援、そのほか交通機関、セキュリティ、エネルギー、水、医療、照明など400を超えるプロジェクトに及ぶ
GEとオリンピック
日本GEのウェブサイト 「GEとオリンピック」に掲載されているファクトシートでは、今回のオリンピックに膨大な環境関連ソリューションが導入されていることが分かる
■北京オリンピックで使われるGEの革新的技術

近年の改革開放路線による中国経済の発展には目を見張るものがあります。しかしながら、あまりに急速な成長は、北京や主要都市における大気汚染や、水の汚染などを引き起こしました。さまざまな意味で、世界の眼が北京オリンピックと中国に注がれています。

そこで、GEは環境技術の活用によって大会を成功に導くために100人のエンジニアと営業担当をサポートチームとして北京に派遣。小グループに分けられたメンバーが北京の委員会と協同で作業を進めています。その範囲は、本大会の37会場すべてと168の商業施設の建設支援はもとより、交通機関、セキュリティ、エネルギー、水、医療、照明など300を超えるプロジェクトに及んでいます。その具体事例のいくつかをご紹介しましょう。
GEの太陽光発電による照明設備が整った豊台ソフトボール球場
GEの太陽光発電による照明設備が整った豊台ソフトボール球場
スイスの建築設計グループ、ヘルツォーク&ド・ムーロンがデザインした北京国家体育場は、その独特の形状から「鳥の巣」の愛称でも呼ばれています。この大会場に、GEの雨水リサイクル・システムが採用されました。最大毎時100トンの雨水を処理し、地下貯水槽に貯えられます。この水を利用すれば、水資源を節約しながら、消防、清掃、景観の維持に役立てることができます。
■「鳥の巣」に毎時16トンの水を供給

また、この「鳥の巣」を訪れる人たちの飲料水のために、GEの水ろ過技術が採用されました。この技術によって、オリンピックの開催中、最新の水質基準を十分クリアする毎時16トンの安全で清潔な水が供給されます。

オリンピック施設のセントラル・エリアには、冷暖房用のエネルギー効率のよいタービンを供給しています。このシステムは天然ガスなどの燃料をクリーンなエネルギーに変換します。このプロセスで、酸化窒素や粒状物質の放出を60%以上、水銀の排出は50%、二酸化硫黄はなんと90%以上が削減されます。また、従来の微粉炭プラントに比べて水の使用量も抑えます。

豊台ソフトボール球技場には、太陽光発電による照明設備を設置しています。これがあれば「エコ」なナイトゲームを楽しんでいただけます。

北京市の排水処理能力改善のためには、青河にある排水処理施設に技術を提供し、1日当たり8万立方メートルの排水をろ過してリサイクル。芝生や植木の水やりに使われ、景観の維持にも役立っています。

また、オリンピック会場中央エリアに電力を供給する北京市太陽宮発電所や、尚義風力発電などに高効率の発電システムを配備。各施設に設置された大規模配電システムとともに、北京大会を電力供給面からも支えています。

GEのサポートは、環境問題だけではありません。病院には、アスリートの治療に当たる医師たちを補助する超音波診断装置やMRI装置を配備。北京首都国際空港には、最新の荷物のスキャンシステムであるGE CTX 9000を7基配置して、出場選手や観客の安全のためにも活躍します。

 

日本経済新聞社が2010年3月まで運営していたウェブサイト「日経エコロミー」に連載したものです。
この記事は2008年7月23日に掲載しました。
2008年8月8日午後8時8分。中国で縁起がよいとされる数字の8が並んだこの日この時刻に、北京オリンピックが開幕します。アジアでは、じつに20年ぶりの夏季オリンピック。経済成長著しい中国でのオリンピックは、新たな時代の幕開けとなるでしょう。
「グリーン・オリンピック」を支える「エコマジネーション」<前編>(08/07/23)