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C.T.

Chikara.T


クロトンビル・リーダーシップ・ジャパンプログラムマネージャー

GEの研修の目的は?

GEで研修を行っているのは、大きく分けると、本社部門と各ビジネスです。このうち、本社部門(われわれは通称「クロトンビル」と言っています)が行っている研修は、すべての階層にリーダーを作るためのものです。なぜ、すべての階層にリーダーを作る必要があるのか。環境の変化が激しいので、その激しい変化をとらえ、それに追いついていく、あるいは組織自体がもっと速く変化して環境を先取りする、環境を自分たちが変えてしまう・・・そのようなことができるリーダーを育成する必要があるからです。

新幹線と普通の電車との違いによく例えているのですが、新幹線はすべての車両にモーターが付いています。一方、機関車は、先頭の車両に蒸気を吐き出す蒸気機関があり、後ろの客車を引っ張っています。普通の電車でも、数両おきにモーターが付いています。新幹線が、機関車や普通の電車に比べ圧倒的に速く走れるのは、全車両にモーターがついているからです。それと同じで、GEも、環境変化にすばやく対応したり、組織のスピードを上げるためには、全階層にモーターならぬエンジン(リーダーシップ・エンジン)があった方がいい。そのために全階層でリーダーを育成しているのです。

研修を行うタイミングは?

GEでは、まだ非管理職のうちから、やがてリーダーあるいは管理職になったときのために、リーダーシップに関する基礎教育を行います。次のステージで求められるものを、少し早く教育しているのですね。なった後で学ぶという方法もありますが、なる前に学んでおいて、そこからまたセレクトされて次のバンド(職能等級)に上がって行くという方法を取っています。

研修の頻度は?

頻度は多いと思います。ただし、日本の企業とGEが決定的に違うのは、GEでは、全社員必修の研修が、結構少ない点です。けれども、特に嘱望されている方たちに対する研修は集中的に行われます。また、リーダーシップ・プログラムという研修もあり、促成栽培ではありませんが、早いうちから即戦力化するための、非常に集中的なトレーニングが行われています。

栽培ではありませんが、早いうちから即戦力化するための、非常に集中的なトレーニングが行われています。GEでは、研修には非常に豊富な種類があり、かつ非常に多くの投資をしています。具体的な金額で言いますと、一年間に10億ドルを教育に費やしています。日本円でいうと1,100億円ほどの規模になります。

日本の企業の研修との違いは?

GEでは多くの場合、内部の社員をトレーナーにしてしまいます。外部のコンサルタントに依存するコースは、かなり少ない方だと思います。日本企業では、大学の先生やコンサルタント、あるいはどこかの教育ベンダーにお願いして、ほとんどやってもらいます。ですから、多くの日本企業の場合、社内の担当者は、研修をアレンジするという役回りになる。GEの場合は、われわれ自らが教えますし、社員をトレーナーにして、その社員がクロトンビル(本社部門)や自分たちのビジネスで教えるということが頻繁に行われています。